準備が面倒なフラッシュにサヨナラ!Litra torch 2.0はコンパクトボディからは想像がつかないほど明るいLEDライト!

ブツ撮りするときはフラッシュを使う。

そういう人はきっと多いのではないでしょうか。

太陽光のような明るい光源が使える日中であればともかく、夜間にブツ撮りしようとすると部屋の蛍光灯のような光源では照度不足です。それを解消しようとするとフラッシュ、スピードライトに手を伸ばすわけです。かつての私もそうでした。

α7Ⅱのフラッシュ・ストロボに中国製の激安スピードライト「Yongnuo YN560 III」を買ってみたら大満足だった話

α7Ⅱでストロボをワイヤレス発光!YONGNUO RF603CII-C3

しかし、フラッシュやスピードライトというのはとにかく扱いが面倒なのです。

上記リンクのフラッシュ&リモート発光ユニットは、合計で単三電池を4本、単四電池を2本使います。とにかく使うための準備が面倒で面倒で・・・本気撮影のときは良いのですが、このブログのようなiPhoneで気軽に撮影したいときの光源としては面倒すぎて結局使っていません。

かといって、カバンの中身のような暗い部分を紹介するときに光源がないと写真は真っ暗になってしまいます。何がいいたいのかさっぱりわからない写真の完成です。

これはどうにかならないものか、そう考えて色々方法を調べてみたところ、コンパクトボディにも関わらず高輝度のLEDライトを見つけたので試してみることにしました。

LEDライト Litra torch 2.0(リトラトーチ)

今回購入したのはLitra torch 2.0(リトラトーチ)というLEDライト。

まずは以下の公式動画を見てもらうと、Litra torch 2.0がどのようなものかザッとおわかりいただけるかと思います。

Litra torch 2.0の主な仕様と特徴は以下のようになります。

・人間の広視野、GoProの広角にマッチした設計
・中心部のホットスポットを排除した滑らかな光質
・バッテリー寿命(フル充電)7時間(点滅光)、4時間(レベル1)
・充電用ポート:Micro-USB
・コードレス、外部電源使用可能(レベル1,レベル2)
・インテリジェント熱管理機能
・フリッカーフリー
・シンプルなワンタッチボタン操作
・防水:20m
・米国国防総省規格(MIL Spec 810G)
・トーチ背面に磁石配置
・LED数 – 16個
・全光束 – 800 ルーメン
・演色性 – 90+
・色温度 – 5700
・照射角 – 70°
・充電方法: マイクロUSB
・三脚ネジ穴:1/4 X2 ( 背面・底部)
・本体寸法 – 38mm X 38mm X 42mm
・本体重量 – 90g
Litra Torch2(リトラトーチ2)

写真撮影の光源としての使用はもちろん、堅牢さを活かしてGo Proなどのアクションカメラのビデオライトとしても相性が良いLEDライトです。
ボディが本当にコンパクトなので、公式動画にあるように幅広い用途で使えるのがいいところです。

付属品一覧。

・Litra Torch2(リトラトーチ2)
・カメラマウント
・白色ディフューザー
・マジックマウント
・ベルトクリップ
・GoPro 1/4 20フィンガーマウント
・USB充電ケーブル
Litra Torch2(リトラトーチ2)

Litra Torch2のLED光はかなり明るいので、ブツ撮りで直接照射しようと思ったらディフューザーが必須です。これがないと色濃い影を作ることになってしまいます。
でも、このディフューザーを使ってもまだ明るすぎて、照射距離で調整したり、レフ板に反射させて使うことが多いです。

Litra Torch2にディフューザーを付けてみたところ。餅みたいですね。

付属してくるMicro USBのケーブルが短いのが不満点です。
モバイルバッテリーなどから給電しながら使おうにも、このケーブルだと短すぎるので、私はモバイルバッテリーを使う際は巻取り式のUSBケーブルで使っています。

本体。全面には16基のLEDライトが配されています。

Litra Torch(v1)では8基で、2.0になって16基になったそうです。

本体はコンパクトボディなのですが、溝などがきってありゴツい印象を受けます。車でふんでも大丈夫そうなくらいの堅さがありそうです。

背面にはMicro USBの充電端子と三脚などに接続するためのネジがきられています。

三脚などに接続するためのネジは本体の底面にもついています。つまり背面と底面の2ヶ所にあり、ライトを照射したい方向に合わせて素早く本体を設置することができます。

充電に使うMicro USB端子は、厚いゴムのフタで覆われているので安心です。

本体上面にはLitra Torch2を操作するためのボタンが付いています。

実はLitra Torch2にボタンはこれだけしかありません。押す回数や長押しによってすべての操作はこのボタンで行われます。

このボタンは充電の進行度を示すインジケーターの役割も。
充電中はボタンが緑色に光り、充電が終わると消えます。

Litra Torch2の本体には強力な磁石が内蔵されているので、金属面にパッと取り付けて使うことができます。これが本当に便利なんですよね。

こんな網状の金属面でも余裕でくっつきます。公式動画の中でも車の外に貼り付けているものがあったと思いますが、そんな使い方をしても外れないくらい磁石は強力です。

LEDの照度テスト。これはLitra Torch2をまったく使わず太陽光だけの状態です。

第1段階(100ルーメン・持続時間4時間)で照射。

照射距離が離れていることもあり、影が多少柔らかくなったかな、程度の違いです。

第2段階(450ルーメン・持続時間70分)で照射。

いきなり光が強くなった感じがしますね。太陽光での影はほとんど消えましたが、照射角が悪く反対にLitra Torch2による影が色濃くでてしまいました。

第3段階(800ルーメン・持続時間35分)で照射。

背景にライトの影響がでてしまうほど明るいです。完全に太陽光の気配は消え、LEDの硬めの光感だけがある状態です。

LEDライト Litra torch 2.0(リトラトーチ)の感想

もうフラッシュいらないな、それがLitra Torch2を使ってみた結論です。

私のようにブツ撮りぐらいにかフラッシュを使わない人は、Litra Torch2があれば十分対応できます。

Litra Torch2はとにかく明るいのが良いところです。最大の800ルーメンはすさまじい明るさで室内で使うにはオーバースペックなほどです。懐中電灯の代わりにも十分なりますし、災害対策的な意味をもたせることもできそうです。
上のレビューでは書きませんでしたが、Litra Torch2の4段階目の照射機能は点滅ライトになっています。万が一の遭難時などに居場所を知らせたりするのに使えたり、夜間のイベント時には仲間に居場所を知らせるのに使えます。

コンパクトボディで邪魔にならないので荷物にポイッと入れておけるのも良いところですし、モバイルバッテリーから給電しながら使えるところも素晴らしい。本当に痒いところに手が届いた商品だと思います。

しいて悪いところをあげるとまずは値段です。今日現在でAmazonや楽天は13,000円くらいで販売されています。他にはない高機能ゆえの価格なので私としては納得してはいますが、単純に明るいLEDライトとして購入しようと思うと割高感があります。サイズや機能にこだわらず単純な明るさを求められる方は、他の商品でも良いかもしれません。

あと、最大照度の800ルーメンで使い続けると、本体がかなり熱くなります。ギリギリ手で持てるぐらいの熱さではあるものの、Litra Torch2を使い終えたばかりの状態でバッグにポイッというのはちょっと抵抗感があります。それくらいの発熱はあるということですね。

ちょっとしたマイナス点はあるものの、個人的にはこのコンパクトさとシンプルさ、そして明るさに大満足です。カメラだけでなく多目的に使っていけそうですので、長い付き合いになる予感がしています。

Litra Torch2が気になった方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

【全107個】α7II,α7III,α7C,α7IV用に買ったカメラ用品・アクセサリのまとめ