物撮りが暗い。
このブログをご覧の方はそう思ってらっしゃいますよね(そもそも上画像が暗いのですが)。
その気になれば一眼カメラもストロボもありますから、よく光の回ったキレイな写真はいつでも撮影できます。けれど「できる」と「したい」は話が別。本格的なストロボ撮影というのは準備が面倒で億劫なものです。
なんとか手軽にiPhoneでも物撮りを明るくする方法はないものか。
いろいろと調べてみたところ、なんとiPhoneでも外付けフラッシュを使えるようにするアイテムがあるとのこと。これは!ということで早速買って試してみることにしました。
結果、iPhoneでも驚くほどキレイに物撮りができるようになって大満足しています。
iPhone用 無線フラッシュコントローラ Tric
今回、iPhoneでフラッシュ撮影するために購入したのは、TRICという海外メーカーが販売するiPhone用の無線フラッシュコントローラー「Tric」。
私が買ったタイミングではAmazonや楽天の在庫が枯渇していたので、やむなく公式サイトから個人輸入しました。現在はAmazonでも在庫があるようです。
Tricは単4電池2本で稼働します。電池は付属してきません。
私はこれを知らなくて、急遽Amazonで単4電池を買って届くまでTricが使えないという状態でした(eneloopの単4電池2本)。Tricに興味のある方は、セットで購入されることをおすすめします。
Tricの使い方
Tricの使い方は簡単、手持ちのフラッシュに本体を接続し、AppStoreから専用アプリをダウンロードするだけ。たったこれだけでiPhoneでフラッシュを使ったストロボ撮影ができるようになります。
NEEWERの激安フラッシュ「TT560」にTricを接続してみたところ。
Tric本体は小さいので、持ち運びにも便利ですね。
iPhoneでTricを使ったフラッシュ撮影の作例
Tricを使った物撮りの作例をご覧ください。
iPhone XSで、夕方の室内でバウンスさせて撮影しています。
Tric使用前。当然ですが、暖色系の光で暗さが目立ちます。
それがTricを使えばこの通り。
ブログで使うぐらいのサイズだと、iPhoneで撮影したとは思われないぐらいキレイな写真が撮影できているのがおわかりいただけると思います。
Tricの気になる点:アプリの挙動
というわけで、私にとってTricはiPhoneで物撮りをするのに欠かせないアイテムとなったのですが、気になる点も当然あります。それが公式アプリの挙動です。
Tricは先述したようにAppStoreから専用アプリ「TricCam」をダウンロードすることで使えるようになります。iPhoneのデフォルトのカメラアプリなどではTricを使うことはできず、専用アプリからでないと撮影することができません。
ところがこの専用アプリ。撮影する分には問題はないのですが、撮影後の画像プレビューがおかしいです。撮影後のプレビューが出たり出なかったり、プレビューしようとサムネイルをクリックしても無反応だったり。
写真を撮ることはまったく問題なく行えるだけに、プレビュー周りがおかしいのが本当に残念です。私はプレビューは専用アプリで行わずにiPhoneのデフォルトカメラアプリの「写真」でプレビューするようにしています。撮影した写真を瞬時にプレビューできないのは不便です。アップデートでの対応に期待。これからTricを購入される方は、撮影後のプレビューについては覚悟をしなければなりません(iPhone XSだけかもしれませんが)。
ちょっとした不満点はあるものの、iPhoneでフラッシュ撮影ができるメリットは大きいです。見違えるような物撮り写真に、もうこれは手放せないなぁ、と感じています。
ちなみにiPadでもTricは使えます。
iPhoneでキレイな写真が撮影したい方は、お試しになってみてはいかがでしょうか。