α7IIIのSDカードを128GBから256GBに買い替えた理由「4K動画撮影は重たい」

動画なんて撮らない。

愛用のカメラα7IIIを買ったとき、私はそう考えていました。
α7IIIを買ったのは、あくまで静止画を撮るため。動画を撮ることはなかったはずでした。

ところが現在。動画、撮りまくっています。
α7IIIはビデオカメラとしても超優秀。静止画を撮る合間に、モード切り替えを行わずにボタンひとつでそのまま動画撮影に入れてしまう手軽さ・・・買う時にこの静止画撮影から動画撮影へのスムーズな移行に気づけていれば、α7IIIで動画を撮ることもあるだろうと予想できたのに。

おまけにα7IIIは120fpsの動画が撮影できます。120fpsの動画とはスーパースローの動画のことです。肉眼では捉えきれない美しくてキレイな世界の変化を撮影できるのですが、これが超楽しい。スーパースローで撮影するだけで日常が映画のように見えてくるから不思議。

さらにこのスーパースロー動画、旅先では擬似的な「手ブレ防止機能」として活躍することに気がつきました。通常であればジンバルなどを使わなければ手ブレのないスムーズな動画を撮るのは難しいのですが、スーパースローで撮影すると手ブレが目立たなくなる、というか、単純に手ブレも通常の1/4になるわけです。なのでまったく手ブレが目立たくなります。これ、知らない人多いのではないでしょうか。
無論、人や車などの動きモノが写っていると歩行速度からスローであることはわかりますけどね。それもまた楽しいですし、移動しない固定物や風景を撮影した場合は、手ブレのない美しい動画がα7III単体で撮影できます。

ね、こんなことをして遊んでいるわけです。となればSDカードの容量が問題になってくるのは必然ですね。

当初カメラを初めたばかりのときは、トランセンドの64GBのSDXCカードでしたが、そこから旅行などに備えてシリコンパワーの128GBのSDXCカードを買いました。これで数泊の旅行でも一枚のカードで行ける!と息巻いていたというのに・・・今回、Samsungの256GBのSDXCカードを購入してしまいました。

でも怖いのが、256GBのSDXCカードでも4K動画を30fpsで撮影すると約440分しか撮影することができません。現在はネット動画だとフルHD(1920×1080)が主流ですが、数年後の5Gの時代を見越して、私は通常の撮影は4K(3840×2160)60fpsで行っています。つまり撮影時間は220分、3時間40分の動画を撮影することができます。そこからさらに120fpsのスーパースロー動画を撮影した場合、撮影時間は半分になるので110分、1時間50分のスーパースロー動画を撮影することができます。私は同じSDカードに静止画のrawファイルも保存しますが、数週間単位の旅行でも行かない限りは256GBのSDカードがあれば、動画をスーパースローで撮影しつつ、静止画をバンバン撮っても256GBのSDXCカード一枚で収まりそうです。

というわけで、いざ256GBのSDカードを買おうとAmazonで探してみると、いまはもう256GBのSDカードが 5,000円 以下で購入できてしまうことに驚きました。一昔前なら1万円ぐらいしていたのに。

今回はSamsungの256GBのmicroSDカード(MB-MC256GA)を購入しました。通常サイズのSDカードでも良かったのですが、将来的に他のデバイスで使う可能性を考えるとMicroSDカードのほうが何かと便利だな、と。通常サイズのSDカードじゃなくてMicroSDカードでもデータの書き込みや読み出し速度に問題がないことは、これまで使っていたシリコンパワーの128GBのSDXCカードで実証済みでしたので、安心して購入できました。

コスパ最高のMicro SDカードを α7III の記録メディアに!シリコンパワー microSD カード

もしこの記事をご覧になっているあなたが、カメラと一緒に購入するSDカードのサイズにお悩みなのであれば、購入しようとしているカメラが撮影可能な動画品質をご覧になってみてください。個人的には4K 60fpsの動画が撮影可能な機種であれば256GBのSDカードを購入しておけば間違いがないと思います。

私が使っているのと同じα7IIIの購入を検討されている方は、ぜひ256GBのカードを買ってみてください。スーパースロー撮影の世界は超楽しいですよ。

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