カメラ用ドライボックスのおすすめ「アスベル キッチンボックスNF50 ウィル」

めんどうくさい!

何が面倒くさいって、コレです。

ドライボックス、防カビ剤、乾燥剤、湿度計を買って失敗した話

ドライボックスを5.5Lから9.5Lに替えたけど微妙だった話。HAKUBA ドライボックスNEO 9.5L クリア 防湿庫 KMC-37

このHAKUBAのドライボックス5.5Lと9.5Lサイズを2つ使ったドライボックス運用が本当に面倒くさい!

しばらく続けてきたものの、これが本当に面倒くさい。大抵、カメラで何かしらしようと思ったときは、ドライボックスを2つとも開けることになり、手間がかかって仕方ありません。

ドライボックスは一度開けると中の湿度が下がるまで時間がかかるので、当初は2つ運用して「頻繁に開けるほう」と、「そうでないほう」に分けるのは賢い選択に思えました。いたずらにドライボックスの湿度を上げなくてすむな、と。
しかし、振り返ってみれば、片方を開けるときは、結局のところもう一方も開けることになります。レンズ交換式のカメラを使っていれば、レンズは頻繁に変えるもの。変えたいレンズは、なぜか同じボックス内にはなく、もう一方のドライボックスの中、こんなことを繰り返してきました。

さすがに運用効率が悪いな、ということに気づき、別の製品を試してみたところ、驚くほどドライボックス運用が楽になりました。カメラの防湿、防カビ用にドライボックスをお探しの方は、ぜひご覧ください。

アスベル キッチンボックスNF50 「ウィル」 ナチュラル

今回購入したのは、アスベル キッチンボックスNF50 「ウィル」 ナチュラル

Amazonで「家電・カメラ」で検索しても出てきません。「ホーム&キッチン」カテゴリで取り扱われているプラスチックケースです。

このプラスチックケースの高さは、HAKUBA ドライボックス5.5Lとほぼ同じ。
しかし容量は12.4Lとかなり大きなサイズです。この「容量が大きくて高さが低いケース」が欲しかったんです。

HAKUBAの9.5Lサイズのどドライボックスは、容量こそ大きいものの、横に広いわけではなく、高さが伸びてしまいます。これが絶妙に使いにくい。底面積は5.5Lサイズと同じで高さだけが伸びてしまったので縁の高さがあり、出し入れが本当に面倒。そして収納スペースを無駄にしがちでした。

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDを装着したままのα7IIIをそのまま入れても余裕のサイズ感。
レンズを付けたままのカメラを入れられるのは本当に楽。カメラの出し入れにストレスを感じなくなるので、ちょっとした機会でもスマホではなくカメラを使おうという気になれます。

キッチン用品とはいえ、しっかり蓋にはゴムパッキンが付いているので防湿・防カビ性能には問題ありません。
というか、むしろ人間が口に入れる食品をケース内に入れる可能性がある分、こちらのケースのほうが防湿・防カビに注意した設計になっているのかもしれませんね。

レンズ4本+レンズを付けたままのカメラ本体を入れてもこの余裕感。
けれど、闇雲にケースが大きいというわけではなく、サイズ感も本当に絶妙。邪魔に思うようなサイズでもありません。これもキッチン周りで使いやすいサイズに調整されているから、なのかもしれませんね。

ちなみにケースの高さは、好感レンズのTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDを縦に収納してほんのわずかに隙間ができるぐらいのサイズ感です。私の所有レンズの中ではTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDは鏡筒が長いので縦収納はできませんでしたが、それ以外のレンズはすべて縦収納することができました。

というわけで、手持ちのカメラ用品を入れてみたところ、なんとすべてのカメラ用品をこのケースの中に収納することができました。むしろまだ余っているぐらいです。さすが12.4L。

最後にケース内に防湿・防カビ用の乾燥剤「HAKUBA キングドライ」を4つ放り込んで完成。しばらく放置した後に除湿計を見てみると、

きちんと適正範囲までボックス内の湿度が下がっていました。もう最高すぎます。

アスベル キッチンボックスNF50 「ウィル」 ナチュラルを使ってみた感想

とにかくもう最高としかいいようがないほど気にいっています。

上画像のように、これまで2つで運用していたドライボックスをひとつにまとめられたことによる、運用効率への影響は計り知れません。

このボックスのさらにいいところは、容量や防湿・防カビといった基本的な性能が良いことに加えて、その「シンプルなデザイン」が最高です。

HAKUBAのドライボックスの何がダサいって、ドライボックスの側面に描かれたカメラ用品のイラスト。ちょっと子ども向けすぎると思うんです。そもそもドライボックスを導入するようなカメラを使っている人は、それなりの大人ですから、ちょっとこのイラストはないんじゃないの、という気がします。そしてこのイラストはシールではなく特殊な印刷?のようなものなので剥がすことすらできません。

さらに、ドライボックスのフタ部分には乾燥剤を入れるための専用ケースがあります。当初はフタに乾燥剤ケースがあるというのがドライボックスらしい仕様だと思っていたのですが、これが本当に邪魔。このフタに装着された乾燥剤ケースのせいで、ボックスの上から中身がよく見えません。せっかくボックス内がよくみえるように透明なボックスを買ったというのに、この乾燥剤ケースのおかげで意味がありませんでした。

という、カメラ用品メーカーなのに気の利かないHAKUBAのドライボックスに比べて、このアスベル キッチンボックスNF50 「ウィル」 ナチュラルの素晴らしいこと。余計な装飾は一切なく、必要な機能のみに振り切っています。Amazonはこの製品をカメラ用品カテゴリに追加すべきですね。

このケースを買う際に、ナカバヤシ ドライボックス 11L DB-11L-Wという製品と比較検討しました。こちらはカメラ用品カテゴリに入っている製品で、除湿計がケースに装着されている点が特徴的。ケースの外からでもドライボックス内の湿度がわかりやすいのが良さそうだと思っていました。サイズ感も今回、私が購入したケースに近く、高さが低く横に広いという点では共通しています。
しかし、この製品のAmazonレビューを見ると「壊れやすい」という声がとても多くて。そして改めて製品自体を見てみると、デザイン的にも洗練されているとは言いづらい上に、フタ部分が透明でないので中身が見えにくいということに気がつき、導入するのをやめました。

というわけでアスベル キッチンボックスNF50 「ウィル」 ナチュラルは、カメラ用品として販売されている既存のドライボックスのどの製品よりも優れたドライボックス性能を備えたケースです。

サイズのバリエーションもかなりの数が販売されています。あなたの使用環境に適したサイズがきっと見つかることでしょう。
ドライボックスの導入を検討されている方は、まずアスベルのキッチンボックスをチェックしてみることを強くオススメします!

追記:
このキッチンボックスに相性最高の除湿剤を見つけました。キングドライより除湿効果が高いのでオススメです↓

モバイルドライ MD-3のレビュー ドライボックスを防湿庫にした話

【全107個】α7II,α7III,α7C,α7IV用に買ったカメラ用品・アクセサリのまとめ

アスベル キッチンボックスNF50アスベル キッチンボックスNF50