NEEWER ソフトボックスのレビュー ソフトボックスで環境に左右されない快適カメラライフ!

ソフトボックスで自分好みに光を作る。

そんなこといわれても多くの方がポカーンとしてまいますよね。
なんのことやら、さっぱり。私もそうでした。

前々回と前回の記事で、フラッシュとフラッシュトリガーを購入した、という記事を書きました。

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α7IIIでストロボを使ったライティング環境はこれで整ってはきたのですが、最後に「光の質」についての問題が残されていました。

フラッシュを使ったライティングでは、

・光を被写体に直接フラッシュを当てる
・天井や壁にフラッシュを当てて反射光を使う(バウンス)

の、いずれかを選択することが多いです。

しかし、フラッシュを被写体に直接当てると、光が強すぎたりして被写体に当たった光がのぺーっとしてしまいがちです。
天井や壁にフラッシュを反射させるバウンス撮影では、部屋の高さや広さ、そして色に影響を受けてしまいます。部屋というのは一見まっ白に見えても経年劣化で少し茶色がかったりしていることも少なくありません。そんな部屋でバウンス撮影をすると、被写体にその色が映ってしまうんですね。

どうしたら自分好みの光を被写体に当てることができるのか。

そんなお悩みを解決してくれるアイテムが、ソフトボックスです。
フラッシュなどの光源の光を柔らげ、バウンス撮影じゃないのに、バウンス撮影のような柔らかい光を使ったライティングを行うことができるアイテムです。

NEEWER フォトスタジオ 多機能 24インチ 60x60cm ソフトボックス

今回購入したのは、NEEWER フォトスタジオ ソフトボックス

中国のカメラ用品メーカー「NEEWER」が販売するソフトボックスで、Amazonで3,000円ちょっとで購入できます。

同梱物一覧。

NEEWER フォトスタジオ ソフトボックスには、フラッシュをソフトボックス内に固定するための「フラッシュブランケット」が付属してきます。

フラッシュブランケットにGodox TT350Sを固定した様子。

使い方は簡単で、単にねじ式の固定台にフラッシュを挿し込んでねじを回して動かないように固定するだけ。

フラッシュブランケットはライトスタンドなどに固定します。

ここで一点注意が必要なのが、フラッシュブランケットは一般的な「カメラスタンド」には取り付けることができません。
フラッシュブランケットはカメラスタンドではなく、専用の「ライトスタンド」に取り付けなければなりません。ライトスタンドの先端は、フラッシュブランケットなどを挿し込んで固定するための専用機構になっています。ライトスタンドを持っていない人は、別途自分で用意する必要があります。

NEEWER プロ ライトスタンド(Amazon)

ソフトボックス本体。収納時はこんなにもコンパクトになります。

手で抑えているのを離してしまえば、

一瞬で三角形のソフトボックスのカタチに早変わり。

以前、購入した「忍者レフ」というガラス面などに自分が映り込むのを防止するためのアイテムもこの収納機構でした。

忍者レフ(ミニ)のレビュー ガラスごし撮影におすすめのアイテム

この収納機構は手軽でコンパクトにできるのが良いところですが、勢いよく開くので心臓に悪い気がします。

ソフトボックスには丸い穴が空いているので、ここに先述のフラッシュブランケットを差し込みます。

このNEEWER フォトスタジオ ソフトボックスの場合は、4方向からフラッシュブランケットを抑え込むようにして固定します。

ちょっとした衝撃でずれてしまわないように強い力で固定されるようになっていて、取り付け時にはかなりの力を必要とするので大変です。

ソフトボックスの内側は銀色の布が張られています。

ライトスタンドにソフトボックスを接続したところ。

ソフトボックスの内側に半透明の白布を張っていきます。

白布を張り終わりました。白布はソフトボックスの側面には接しておらず中空に浮くような仕様になっています。このほうが光がよく回るということなのでしょうね。

最後にマジックテープ(ベルクロ)仕様になっている白布をソフトボックスに貼り付けます。

ソフトボックスのセッティングはこれで終了。

ソフトボックスのセッティングや使い方はそんなに難しいものではないですが、最初は説明書をしっかり読まなかったので正しいセッティング手順がわからず右往左往してしまいました。参考になれば幸いです。

NEEWER フォトスタジオ ソフトボックスを使ってみた感想

まずは今回購入したNEEWER フォトスタジオ ソフトボックスに、Godoxのフラッシュ「TT350S」を挿し込み、Godox X1T-Sでα7IIIからワイヤレス発光して撮影した写真をご覧ください。

これらは深夜に真っ暗な部屋で撮影した写真です。

ソフトボックスは被写体であるレンズに向けていますが、フラッシュを直当てしたドギツさはなく、バウンス撮影したような柔らかい光が当たっています。

このように、ソフトボックスを使うと、部屋が広い狭い、壁や天井の色の有無に限らず、いつでも自分の思ったとおりの光で写真を撮ることができるようになるんです。最高すぎます。

・Godox TT350S(フラッシュ)
・Godox X1T-S(フラッシュトリガー)
・NEEWER フォトスタジオ ソフトボックス

の3つを買ってライティング環境を整えてみましたが、

「環境に左右されない」

これが思いのほか撮影ストレスを軽減してくれることがわかりました。

フラッシュは持っていなくても写真を撮ることはできます。
ブツ撮りするときも日中の光でも十分にキレイな写真を撮ることは可能です。

しかし、日中の太陽の光というのは常に同じ状態ではありません。雨の日や曇の日もあれば晴れの日もあります。撮影する時間帯によって光の色も変わります。光が差し込む角度も刻々と変わっていくので、調整が必要です。自分の都合に合わせて撮影することは難しく、太陽の状況を見て撮影しなければなりません。

その点、フラッシュとソフトボックスを使うと、そういった環境に左右されずに常に同じような写真を同じように撮ることができます。そう、「同じような写真を同じように」これがフラッシュ+ソフトボックスで撮影する意義であり、いつでも自分の好きなタイミングで好きなように写真を撮ることができるという価値がそこにはあります。

これからα7IIIでブツ撮りなどの環境を家で整えようとお考えの方は、選択肢のひとつとしてソフトボックスをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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