先日、SONYのEマウントレンズ「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA」ことSEL50F14Zを購入したことをブログに書きました。
SEL50F14Zのレビュー SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
SEL50F14Zは、画質についてはまったく非の打ち所のない完璧なレンズです。
しかしこの記事にも書いたように、とにかくレンズのサイズがデカくて重いのが弱点。
レンズフードを取り付けたままではカメラバッグで携帯することができません。
カメラバッグに出し入れしながら撮影するスタイルの私にとって、これは由々しき事態です。
どうにかSEL50F14Zを持ち運びしやすくする方法はないものか。
いろいろ考えてみた結果、レンズフードを超絶大きい純正品から、サードパーティー製の短いレンズフードに変更することでサイズダウンできるのでは?と思いあたり試してみた結果、これが大当たり。
どうにかレンズフードを着けっぱなしでカメラバッグに入れて持ち運べるようになりました。
今回は気に入りすぎて他のレンズ用にも購入したレンズフードについてご紹介したいと思います。
HAKUBA メタルレンズフード
今回購入したのはカメラ用品でお馴染みのメーカーHAKUBAのメタルレンズフード。
メタルという名のとおりアルミニウム合金製のレンズフードです。
かつてTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDを床に落として純正のプラスチック製レンズフードを割ったことがありました。
カメラが落ちてレンズフードが割れた!純正レンズフードを書い直し! TAMRON (タムロン) レンズフード HA036 A036用
その際に純正のレンズフードを購入したら5,000円くらいしたのですが、メタルレンズフードに替えておけば割れる心配がなくて安心です。衝撃吸収という意味では、プラスチック製で割れたほうがよいのかもしれませんが。
ひとつ気をつけなければならないのが、社外品のレンズフードはフィルターをはめる径に合わせなければならない点。通常のレンズフードをはめるネジは純正品しか合わないようになっているんです。そのため、社外品のレンズフードはフィルター部分に取り付けることになります。
上の画像では、愛用しているMARUMIの高性能レンズフィルターEXUSの上からHAKUBAのメタルレンズフードを取り付けている様子。ちょっとだけ見た目が不格好になるのが玉に瑕です。
SEL50F14Zの場合は72mmに対応したレンズフードを選ぶ必要があるのでお気をつけください。
SEL50F14Zの純正レンズフードとHAKUBAメタルレンズフードの比較。
メタルレンズフードは純正の半分以下の高さです。
以前の記事で比較しましたが、SEL50F14Zのレンズフードの高さは、SEL55F18Zの本体サイズと同じくらいありますからね。大きすぎると思うんです。
純正のプラスチック製レンズフードを取り付けたSEL50F14Z。これがHAKUBAのメタルレンズフードに替えると、
こうなります。かなり本体サイズが短くなりました。
プラスチック製のレンズフードから金属製のレンズフードに交換しているので重量としては増していますが、レンズ本体の長さとしては、レンズフードを取り付けたTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDと同じくらいになりました。これならどうにか持ち運べます。
しばらくこのままで使っていますが、いまのところレンズフードが短くなったことで写真の品質に問題があるようなことはありません。しいてあげれば個人的には花形フードのほうがデザインが好きだったことくらいです。
純正のレンズフードがあれだけ大きいことを考えると、この短いレンズフードではなにかしらのシチュエーションで余計な光を取り込んで写真の品質に影響してしまうことがあるのかもしれません。
それでも私はSEL50F14Zに携帯性を付与してくれるこのレンズフードが手放せそうにありませんが。
あまりにも気に入りすぎて、SEL55F18ZにもHAKUBAメタルレンズフードを取り付けました。
コンパクトで軽量なSEL55F14Zも、実は純正の花形レンズフードはかなり大きめ。SONYの純正レンズフードは大きめなものばかりで困ります。
HAKUBAのメタルレンズフードに替えたらこんなにコンパクトになりました!これは感動的。
ただでさえ携帯性にすぐれたSEL55F18Zが、さらに持ち運びしやすくなって最強です。これこそミラーレズ時代のカメラレンズという感じ。
HAKUBAのメタルレンズフードを取り付けたSEL50F14ZとSEL55F18Zの比較。
こうしてあらためて見てみるとSEL55F18Zのコンパクトさがよくわかります。
SEL55F18Zの場合は49mmのレンズフードを選ぶ必要があります。お間違えないようにお気をつけください。
気をよくした私は、さらにTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDにもHAKUBAメタルレンズフードを取り付けることにしました。ところがこれが大失敗を招きます。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDは、レンズフードは大した大きさではないのですが、それでもHAKUBAメタルレンズフードに交換すると長さが半分くらいになります。
しかし広角側でケラレてしまうことが判明。使い物になりませんでした。
通常のレンズフード取り付け位置ではなく、レンズフィルターのところに装着しているのが仇になってしまったようです。
そう考えると、TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDに関しては社外品のレンズフードを使うことはできず、純正品以外は取り付け不可ということなりますね。
というわけでTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDではうまくいきませんでしたが、SONYのEマウント標準レンズ兄弟のSEL50F14ZとSEL55F18Zではサイズダウンに成功しました。
SEL50F14Zのサイズにお悩みの方は、1,000円くらいで購入できますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
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