先日、レンズのカビ対策にカメラ用品メーカーHAKUBAのドライボックスを導入した、という記事を書きました。
このときは、自分の機材容量が把握できておらず、5.5Lのドライボックスを買ったものの、機材がすべて入らないという憂き目を経験しました。
よく考えたら5.5Lというのは、コンパクトサイズのカメラバッグと同じサイズ。入らないのも無理はありません。
そこで今回は、ひとつ上のサイズの9.5Lを買ってみることにしました。
約2倍の容量であれば、機材が入らないということはないだろう、ということだったのですが・・・。
結論からいってしまうと、9.5Lでもまだ小さく、15Lを選ぶべきでした。
HAKUBA ドライボックスNEO 9.5L クリア 防湿庫 KMC-37
今回購入したのはドライボックスの定番、HAKUBAが販売するHAKUBA ドライボックスNEO 9.5L。
HAKUBAのドライボックスは、色とサイズが選べます。
私は中身がよく見えるほうがよいのでクリアを選びましたが、前回のドライボックス5.5Lの記事でも書いたように、中身を紫外線などから保護するのであればスモークなどのほうがよいのかもしれません。
9.5L・・・5.5Lからすると二倍近い大きさなので容量は十分だと思ったんですけどね・・・。
5.5Lのときと同じく、乾燥剤が付属してきます。
ドライボックスの容量が変わっても付属してくる乾燥剤の対応サイズは同じです。
乾燥剤はフタ部分についている専用のケースに入れます。これが最も効率よくドライボックス内を乾燥させる方法なのでしょうね。
9.5Lのドライボックスに機材を入れてみたところ。
今回は5.5Lのときと違ってすべての機材をドライボックスに入れてフタを閉じることができました。
前回の5.5Lのドライボックスにすべての機材を入れようとしてフタが閉まらなくなってしまった図。
たしかにこれに比べれば9.5Lのドライボックスはすべての機材が入っているだけマシになったとはいえます。
湿度計を設置するのを忘れてはいけませんね。
湿度計を使いはじめて気がついたのですが、本当に夏場というのは湿度が高く、レンズにとっていかに最悪な環境かがわかります。
ほんの少しフタを開けておいただけでもドライボックス内の湿度は急激に上がります。冷蔵庫を開け締めするような感覚で、機材の出し入れをしているのが現状です。
それに気がつけただけでも、湿度計を買った価値はあったと思っています。
余談なのですが、HAKUBAの湿度計は裏側に吸盤がついているのですが、ドライボックス内に設置すると乾燥剤入れのせいでフタのほうからは見にくいのが難点です。
こんな感じでドライボックスの横から覗き込むようにして確認しなければなりません。
HAKUBA ドライボックスNEO 9.5Lを使ってみた乾燥
まずは5.5Lのドライボックスと、9.5Lのドライボックスを比較した画像をご覧ください。
5.5Lと9.5Lのドライボックスの違いは「高さ」だけです。
底部分のスペースの広さはまったく一緒なんですね。
5.5Lと底の面積が変わらないということは、必然的にすべての機材は立てて収納することになります。
すると上画像のように、不格好な収納方法になってしまうんです。
単に私がサイズ容量を見誤っただけなのだとは思いますが、毎回パズルのようにしてドライボックスの中にレンズやカメラボディを収納していくのはストレスを感じます。
先述したように、ドライボックス内の湿度はフタを開けるとすぐに上昇するので、できれば素早く中身を出し入れしたいと考えているのに、パズルをしていてはそれもかないません。
結論としては、私ぐらい機材容量がある方は、HAKUBAのドライボックスの最大サイズである15Lを買わなければならなかった、ということです。
この15Lのドライボックスは、9.5Lと同じ高さで底面積が広くなったタイプです。15Lサイズを購入していれば、レンズをカメラに付けたままでも出し入れできたのでしょう。カメラバッグをそのまま入れることすらできそうです。
5.5Lサイズと9.5Lサイズは同じ底面積なので、スタッキングして重ねることができるのはいいところかもしれません。
あまり使わない機材は9.5Lのほうに放り込んでおき、メインで使っているカメラは5.5Lのほうにレンズを付けたまま放り込む、みたいな使い分けができますね。
これからドライボックスを購入される方は、機材容量をよく把握した上でドライボックスを購入されてください。
おそらく私は15Lのドライボックスを購入して、HAKUBAのドライボックスNEOシリーズを全制覇することになると思います・・・。
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