立っている……。
そう、このブロアーは自立します。
そして自立するということは「使いやすいブロアー」であるということなんです。
どこまでも転がっていかない。その素晴らしさたるや。
そしてあなたがお使いのそのブロアー。そのブロアーは空気と一緒にゴミや塵をレンズやセンサーに吹き付けてはいませんか?
私もまったく気づいていませんでしたが、そうですよね、仕組みからすればゴミや塵も一緒に吸い込んではレンズやセンサーに吹き付けていたわけで……。
ブロアーなんてどれも同じ。これまでそう考えていましたが、このブロアーはまったく違う。カメラ・写真をやっているすべての人は、このブロアーに買い換えることをオススメします。
VSGO ブロアー V-B01
今回購入したのはVSGOというメーカーが販売するブロアー「V-B01」。
カメラバッグに常備する小さめのブロアーが欲しくて購入したのですが、使用感が素晴らしくて結局メインのブロアーとして使っています。
冒頭でもお伝えしたように、このブロアーの最大の特徴は「自立する」こと。
「おきあがりこぼし」のような仕組みで自立する仕組みになっているので、コロコロと転がっていかないんですね。
机の上にあったブロアーが気がつけば机の下にワープしている謎現象に悩まされることはもうありません。
そして高級感あふれるマットブラックな質感がまた素晴らしい。このブロアーは静電気を防止してホコリや塵が付かない特殊なシリコンを採用しているそうです。
これまで使っていたHAKUBAのブロアー(左)とVSGOのブロアー(右)の比較。
これまでブロアーといえば謎のカラフルパーツや主張の激しいメーカーのロゴがあったり、安っぽく光るプラスチックパーツが使われていたりするのが定番で、お世辞にもデザインが良いとは言い難いものばかりでした。
ところがこのブロアーはまったく逆。iPhoneやMacを販売するApple製品にも通じる洗練されたデザインです。
そしてデザインが良いということは「常に目のつくところにブロアーを置いておける」ことを意味します。
あなたにも心当たりがあると思うんです。ブロアー迷子。
ブロアーを使いたいときに限ってブロアーが見当たらない。そしてカバンの中も机の中も探したけれど見つからなかったブロアーがベッド下で見つかる謎現象。
その原因が「デザインの悪さ」だと思うんですよね。実用性のみを考えて作られた無骨なブロアーを、わざわざ目のつく場所に置いておこうという人は珍しい。そうして目立たぬ場所に置かれたブロアーの位置を常に把握しておけるほど私たちは暇ではありません。
その点、自立する & デザインの良さ、という特徴を備えたこのブロアーなら、常にインテリアアイテムとして飾っておきつつ、使いたいときにサッと使えます。もうブロアー迷子に悩まされることはありません。
そしてこのブロアーに買い換えるべきもうひとつの理由が「フィルター」の存在です。
このVSGOのブロアーは吸気部分にフィルターが付いていて、余計なゴミや塵をブロアー内部に吸い込まない仕様になっています。PM2.5のような微細な物質ですら通さないというから驚きです。
というか、これまで使っていたブロアーにはフィルターなんてなかったんですが………。
つまりこういうことですか、これまではブロアーでゴミや塵を除去するどころか、吸い込んだゴミや塵を一生懸命センサーやレンズに吹き付けていた、と? うーん、たとえゴミや塵を吸い込んで吹き付けたとしても風圧によって飛ばされるからOK、ということだったんでしょうね。
カメラやレンズは高価な機材ですからね、ちょっとでも安心できる掃除用品でメンテナンスしたいと思うわけです。
というわけでここまで褒めちぎってきたこのブロアー最大の弱点が値段。今回わたしが購入したミニサイズの値段が1,980円、大サイズだと2倍の3,980円にもなります。一般的なブロアーが1,000円くらいで買えますから、比べると高くは感じられますよね。
個人的にはこの機能性で1,980円ならむしろ安いと思います。今使っているブロアーから少し高いお金を払ってでも買い換える価値は十分あります。ブロアーは一度買ってしまえばずっと使えるものですから、この機会にカメラライフを快適にしてくれるVSGOのブロアーに買い替えることをオススメします。
VSGOのブロアーにはアウトドア用のブロアーというラインナップもあります。こちらはコンパクトな本体に加えて、ノズルを長いものと短じかいものに替えられるそう。気になるのでいつか買う予感がします。
余談ですが、この記事を買いて初めて「ブロワー」じゃなくて「ブロアー」だということを知りました。これまでずっとブロワーって言ってました……。
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