前々回の記事でSEL50F14Zを買ったと書き、
前回の記事でSEL55F18Zをリピ買いしたと書き、
そして今回の記事でフォクトレンダー(VoightLander)のNOKTON 40mm F1.2 Asphericalを買ったと書くわけです。
・・・認めざるをえません。
完全にレンズ沼にハマりました。
6月の一ヶ月のうちに同じような焦点距離の単焦点レンズを3つも買ってしまいました。
もはや異常行動なのだと自分でもよくわかっています。完全に何を求めて買い物をしているのかわからぬままに、ただただ単焦点レンズを買い漁っているだけです。
そしてついにはマニュアル単焦点レンズにまで手を出してしまいました。
オートフォーカスが優秀で有名なα7IIIを買ったばかりだというのに、矛盾した行動です。ボディの良さを打ち消そうというのですから。
今回の記事はレンズ沼にハマってしまった人間の末路だと思って御覧ください・・・。
VoightLander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount
今回購入したのは、コシナが販売するレンズ「VoightLander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount」。
製品名 | VoightLander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical |
---|---|
焦点距離 | 40mm |
開放F値 | f1.2 |
最短撮影距離 | 35cm |
サイズ | 最大径:70.1mm × 長さ:59.3mm |
フィルター径 | 58mm |
重さ | 420g |
価格 | ¥135,000(税別) |
購入 | Amazon / 楽天 / マップカメラ(楽天市場店) |
公式HP | E-40mm |
「VoightLander」と書いて「フォクトレンダー」。まったく読めません。
このレンズは、先日購入したSEL50F14ZやSEL55F18Zに比べると、昔ながらのカメラレンズ感があります。これがカッコイイんです。
このレンズはマニュアルレンズなので、カメラボディ側からピントを調節することができません。
しかし電子接点は備わっているので、撮影時のF値などの情報が撮影データに一緒に保存されます。
カメラボディに装着してみると「ちょうどいい」といえるサイズ感。
SEL50F14Zに比べると遙かに小さく、SEL55F18Zよりは大きくて重いです。
面白いのが、このレンズはレンズフードにレンズキャップやフィルターを付けることができるんです。レンズフードを取り外す機会はそう多くはないと思いますが、面白い仕様ですよね。
新しいレンズを買ったら何はともあれまずはレンズプロテクターを装着します。
今回はネットで評判が良いmarumiのレンズプロテクターEXUSをチョイスしてみました。
ちなみにVoightLander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mountのフィルター径は58mmです。
剥き出しのレンズ。このままでは怖くて使っていられないので、早々にフィルターを装着します。
装着完了!
レンズ本体側にフィルターを付けたら、なんだか不格好になってしまいました。
先述のレンズフードの特殊仕様のせいですね。
なので、レンズフード側にレンズフィルターをはめることにしました。
こうすることでフィルターを付けても見た目に影響することはなくなりました。
レンズフードを外すとフィルターごと外れるというのはどうなんでしょうね。
フォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Aspherical(E-mount)のレビュー
とりあえずレンズ沼に絶賛ハマり中の現状の私のレンズレビューが信用できるものとも思えませんが、現状で思っていることを書き連ねてみたいと思います。
まずマニュアルレンズというと操作が面倒くさくないものか?というのが気になると思いますが、オートフォーカスのレンズに比べればかなり面倒くさいです。
私はオートフォーカスのレンズを使っているときも、DMFを使って最終的なピント調整はマニュアルで行っていました。オートフォーカスといえど万能ではありません。最後は人間の手で決めるのが今のところはまだ正確です。
なのでマニュアルレンズでもほぼ同じようなものかと考えていたのですが、これが大誤算。オートフォーカスで粗方のピントを決めた上で微調整だけするのと、ピントすべてを手作業で調整するのでは大違いでした。マニュアルレンズは本当に手間がかかります。
ただ、α7IIIのMFアシストのピント拡大機能のおかげでピントは合わせやすいですし、よくいえば被写体にじっくり向き合って撮影するのがマニュアルレンズのいいところ。動きモノには向いてはいませんが、私が撮影するものは静物が多いのでマニュアルレンズでも大した問題はありません。
しかし、せっかくのα7IIIの良さを殺しているのは事実です。
α7IIIのオートフォーカスは優秀です。みんなそれを求めて20万円近くだしてα7IIIを買うわけです。私もそうでした。
α7IIIでマニュアルレンズを使うというのは、なんだか矛盾した行動というか背徳感のようなものを感じます。それならα7IIのままで良かった、ということになってしまいます。
しいていえばα7IIIはα7IIよりは暗所撮影性能がアップしているので、F値が1.2までいける明るいレンズであるフォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Asphericalとは、夜間撮影の相性はいいと思います。ただ、夜間撮影の怪しさといったらないんですけどね・・・。
肝心の写りについてなのですが、なかなか衝撃的なことをいいます。そしてこれが私の現状です。
SEL50F14Zも、SEL55F18Zも、今回のフォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Asphericalも「写りは同じ」です。いずれもキレイで素晴らしいレンズです。
これ、わかるでしょうか。
つまり、それぞれの単焦点レンズの違いなどディテールの違いでしかなく、よほど注視して見なければ違いはわからないレベルなんです。
厳密にいえば開放時のボケの程度は異なります。それはMAX開放時のF値が違うのですから当然です。
しかし、こう考えてください。カメラも写真もわからぬ素人に、今回ワタシの購入した3つのレンズを使って同じF値で撮影した写真を3枚見せて、レンズの違いに気がつける人がどれだけいるでしょう?
おそらく見るデバイスがスマホであれば誰も気づけませんよね。プロでも難しいのではないでしょうか。ノートパソコンの画面でプロなら気づくかどうか、そういうレベルだと思います。
よくあるレンズの批評サイトや動画などでは、それぞれの違いについて語られています。
開放でもシャープだとか、柔らかいだとか、解像度がすごい、などなど。
確かにそれらはそのとおりなのでしょうけれど、それはもはや議論する必要性すら疑わしい高いレベルの話だと感じます。
それをまだカメラ初心者の自分が真に受けてしまったことがレンズ沼にはまってしまった原因です。
話が完全に本題からそれてしまいましたが、レンズ沼にハマってしまいマニュアルレンズまで手をだしてしまった初心者の経験談を語ってみました。
これからこのレンズたちとどう付き合うのか、お別れするのかを考えていきたいと思います。
しばらく使い込めばそれぞれのレンズの良し悪しもみえてくるでしょう。画質はほぼ同じであるならあとはフィーリングの問題です。自分に一番合うレンズだけを残したいと考えています。
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