
日中でも長時間露光したい!
滝や海など、水面を長秒撮影でキレイに撮りたいと思うと、NDフィルターというモノが必要です。
NDフィルターのNDは、ニュートラル・デンシティー(Neutral Density)という意味で「中立な濃度」という意味だそう。自分が取りたい写真に合わせて適切な濃度のNDフィルターを使うことで、希望を叶えるフィルターということなんですね。
NEEWER NDフィルターキット(ND2 ND4 ND8)


今回購入したのはNEEWERのNDフィルターキット(ND2 ND4 ND8)。
愛用しているレンズ「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」のフィルター径に合わせて67mmのフィルターを買いました。
どの濃度を購入したらいいかよくわからなかったので、とりあえず一番使われそうな領域をカバーできるND2、ND4、ND8の3つのフィルターを選びました。

内容物一覧。

専用のフィルターケースは、NDフィルターに傷がつかない個別設計になっています。

クリーニング用の布も付属してきます。
カメラを始めてからというもの、このての布がたくさん増えました。カメラ用品のなんにでも付属してきますからね。

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDにNDフィルターを取り付けたところ。
NDフィルターは、他のフィルターの上にはめることができる

これが購入する前にわからなくてモヤモヤしていたのですが、NDフィルターは既存のレンズ保護フィルターの上からはめることもできます。
写真は、TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDのレンズ保護用に取り付けているKenko MC プロテクター NEOというフィルター。

保護フィルターの上にNDフィルターを取り付けたところ。
こんな感じでフィルターを重ねて使うことができるんですね。

レンズ保護フィルターに、さらにND2、ND4、ND8のフィルターを重ねたところ。こんなこともできちゃいます。

NDフィルター群を装着する前。

NDフィルター群を装着した後。
広角側ではさすがに盛大なケラレがでてしまいました。望遠側だと大丈夫なんですけどね。
NDフィルターを重ねて使う意味

NDフィルターを重ねて使うのは、濃度調整のためです。
実はNDフィルターの濃度は、「かけ算」的に計算されます。
例えば上写真の場合だと、ND2 × ND4 × ND8 = ND64、つまりND64のフィルターと同じ効果ということになります。
ND2とND8を使えばND16、ND4とND8でND32。こういうふうに計算されるんですね。
つまり、今回購入したNEEWERのNDフィルターキットは、この3枚でND2、ND4、ND8、ND16、ND32、ND64の6つの濃度をサポートできるということなんです。
これだけの濃度が使えれば、よほど特殊な撮影以外の減光に対応でき、快適に長秒撮影ができます。先述したように重ねすぎると広角側でケラレが出る点に注意は必要ですが。
コストパフォーマンスに優れたNDフィルターセット、いざというときのためにカメラバッグに忍ばせておくなら、このNDフィルターセットがオススメです。
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