TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD のレビュー

6月に発売されたばかりのTAMRONのソニーEマウント対応レンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」を購入してみました。約1年間ほどα7Ⅱを単焦点レンズ SEL55F18Z一本だけで使ってきましたが、SEL55F18Zの弱点を補完して良い関係が築けていけそうです。

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDは、発売されるやいなや使い勝手と画質が話題になり、とても人気となっているレンズです。

製品名 TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD
焦点距離 28-75mm
開放F値 F2.8
最短撮影距離 19cm (広角) / 39cm (望遠)
フィルター径 67mm
重さ 550g
サイズ 最大径:73mm 長さ:117.8mm
価格 110,000円 (税込)
購入 Amazon / 楽天 / マップカメラ(楽天市場店)
公式HP タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) 製品情報 | Eマウント | 標準ズーム レンズ – TAMRON

品薄のため、楽天で8月上旬に注文し、9月上旬にようやく手にすることができました。一ヶ月待ちでしたね。

レンズ本体。

10万円以下のレンズですが、安っぽさはありません。マットな質感がむしろ高級感を連想させます。

これまで愛用してきた単焦点レンズSEL55F18Zとの比較。

こうしてみると「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」は、SEL55F18Zの二倍くらいのサイズがありますね。

「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」は、至るところのレビューで「安い」「軽い」「コンパクト」として評価されていますが、単焦点レンズのSEL55F18Zしか使ってこなかった私にとっては「重い」「大きい」という真逆の印象です。

同クラスのレンズであるソニーのGMレンズ「SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM」と比較するとそうなんでしょうけどね。

うーん、デカイ。

このレンズをそういえてしまうのは、カメラ経験の浅い私ならではの感想なのでしょうね。

今回もSEL55F18Zのときと同じく、開封して速攻でkenkoのレンズフィルターを装着しました。
レンズフィルターがあると安心感が違います。

ちなみに「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」のレンズフィルター径は67mmなので、間違えて買ってしまわないようにに気をつけてください。

間違えて買ってしまうのが心配な方はコチラのリンクからどうぞ。

そして最も気になっていたのが、愛用のカメラバッグにα7Ⅱに「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」を装着したままでスムーズに出し入れできるかという点。

私はストラップを使わずにこのカメラバッグを使った快適な撮影システムを採用しているので、このカメラバッグにレンズをつけたままで収まらないと致命的でしたが、ちょうど良いサイズ感で収まってくれました。

そしてこのレンズを買ってよかった、と心の底から思うのが19mmという最短撮影距離の短さ。レンズの先に被写体がくっつくぐらいでもシャッターを切ることができます。

SEL55F18Zは高画質なのが素晴らしいのですが、最短距離が55mmと長いのがネックとなっていました。食卓にあるご飯を撮影するためにわざわざ立ち上がらないとシャッターがきれないレベルだったんです。

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDはとことんまで寄れるので、ノーストレスで撮影ができるのが本当に嬉しいです。

ちなみにこのとき撮影した写真がコレ。

これまでこういう写真を撮ろうと思ったら、SEL55F18Zで撮影してトリミングしていました。
カメラのパネルで見たらブレていないように見えた写真が、Lightroom上ではブレていた・・・なんてこともよくあって撮り直しをすることも少なくありませんでした。

他には画角が55mmから28mmになったのが単純に嬉しいですね。
55mmはポートレートなど被写体がハッキリしたものを撮影するには良いのですが、旅行に行ったときなどの様々な被写体をパシャパシャやりたいときには狭すぎました。
自分の足でかせぐようにしてはいましたが、それでも限界というものはあります。
28mmは超広角というわけではありませんが、幅広く撮影できるのでとても楽になりました。iPhoneもこれくらいの画角なのだそうで、使い勝手などのバランスが良い画角ということなのでしょうね。

余談ですが、山での転落や滑落の原因として「写真撮影」は多いそうです。
狭い画角のレンズを使っていて、ファインダーをのぞいたまま後ずさってしまいそのまま転落してしまうそうです。
極端な例かもしれませんが、登山用にレンズを買われる方は、少しでも画角の広いレンズのほうが転落滑落リスクを減らすことができそうですね。

肝心の画質については、単焦点レンズのSEL55F18Zのほうがやや良いかなー、という気がします。

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDも様々なレビューサイトが絶賛するとおり画質は素晴らしいです。私は単純にまだ撮影例が少なくてこのレンズの真価が発揮できる被写体に巡り会えていないだけかもしれません。

フルサイズミラーレスの最初の一本に最適すぎるぐらい最適なレンズだと思いますので、これからソニーのカメラを買われる方は、ぜひTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDを一緒に購入してみてはいかがでしょうか。

追記

このレンズを三脚から地面に落としてしまい、レンズフードを割ってしまいました・・・。

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