カメラやレンズの防湿庫に使える2サイズのキッチンボックスを紹介します

一年でもっとも湿度が高く、レンズの大敵「カビ」が発生しやすい時期になってきました。

わたしは数年間「キッチンボックス + モバイル除湿機」のセットでカメラとレンズを管理しています。この運用でこれまで一度もレンズにカビが生えたことがありません。

今回は増えたレンズ用に、これまで使っていたものとは別サイズのキッチンボックスを購入したので、2サイズそれぞれのサイズ感について紹介したいと思います。一般的なカメラ趣味であれば、この2サイズのいずれかが、ドライボックス利用にはちょうどいいサイズになります。

キッチンボックスを使ってドライボックスを作りたい方は、ぜひ参考にされてみてください。

ちなみに今回は↓のカメラ機材たちを収納していきます。

  • α7C + SEL55F18Z
  • SEL1635GM
  • SEL24105G
  • SEL35F18F
  • SIGMA 90mm F2.8 DG DN
  • TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)
  • モバイル除湿機

アスベル キッチンボックスNF50

私がこれまで数年間ドライボックスとして使ってきた「アスベル キッチンボックスNF50」。NF50はドライボックスに使うのにちょうどいいサイズ感のキッチンボックスです。特に理由がなければ、こちらのNF50を買うのがオススメです。

特徴としては、単焦点レンズのような小さなレンズは縦で収納できますが、ズームレンズは縦で収納できないこと。

これが問題になるのが、「頻繁にドライボックスの場所を変える人」です。ドライボックスは防湿庫と違い、持ち運びが容易なため、押入れから机上に移動させたりできるわけです。しかしそのときに、レンズを横で保管していると、持ち運ぶときにレンズ同士が転がってぶつかり合ってしまうわけで……神経質すぎる話ではありますが、ちょっとした傷すらレンズに付けたくない! という人は、次に紹介するNF40がオススメです。

アスベル キッチンボックスNF40

こちらは今回、新しく購入した「アスベル キッチンボックスNF40」です。NF40はNF50と比べると縦横が小さいですが、高さがNF50よりもあるため、レンズの縦保管ができます。

ある程度のレンズであれば、ズームレンズも縦で保管できます。そのため、NF50よりもコンパクトなサイズにも関わらず、たくさんレンズを入れられる印象です。ただ、望遠レンズのTAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)だけは立てるとフタがギリギリしまらなくなってしまいました。

オススメのドライボックス用品

私がキッチンボックスをドライボックスとして使うために購入したアイテムたちを紹介します。

キッチンボックスをドライボックス化するのであれば、必要になるのがモバイル除湿機。私は「東洋リビング モバイルドライ MD-3」を使っています。

モバイルドライ MD-3のレビュー ドライボックスを防湿庫にした話

かれこれ3年くらい繰り返し使っていますが、まったくヘタりません。防湿庫いらずで助かっています。

最近では安く買える中華製モバイル除湿機なども販売されているようです。

買って本当に良かったなぁ、と思うのがこのカメラ用の座布団。「カメラに座布団?」って思われると思いますが、キッチンボックスはプラスチック製なのでツルツルとカメラやレンズが滑り、ぶつかり合ってしまうのが難点。

そこで登場するのがこの座布団。この上にカメラを置いておけば、カメラがレンズと衝突してしまうのを防げます。防湿庫ではなくドライボックスでカメラやレンズを保管する人の、知られざるマストアイテムです。

カメラを持ちあげたり、逆に置いたりするときに「カメラが家宝のよう」に思えるのも面白いところ。座布団ひとつでカメラに対する気持ちがまったく変わるから不思議です。

あとは定番の湿度計防カビ剤です。

本当はドライボックスには湿度計を「2つ入れておくといい」と聞きます。理由は、ひとつだけだと「湿度計の故障に気づけないから」だそうです。私はそこまで神経質にならなくてもいいかなぁ、と思ってひとつだけにしていますが。

防カビ剤は、ずっと入れてなかったのですが、「除湿剤だけだと十分でない」という情報を見てから、念のために入れておくことにしました。効果のほどはよくわかりませんが、値段もそんなに高くなく、場所も取りませんから、お守りみたいなものだと思っています。

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