この記事はVSGOのブロアー「V-B02」の購入レビューです。
V-B02を選んだ理由、実際に使ってみた感想などをお伝えしています。
結論からいうと、VSGOのブロアー「V-B02」は、カメラのセンサー掃除におすすめのブロアーです。
実はちょっと前に、カメラのセンサーに付着したゴミが取れなくて困っていました。手持ちのブロアーでいくら吹いてもまったくダメで。そこでV-B02を買って試してみたら一撃。見事にゴミを吹き飛ばしてくれました。やっぱりブロアーは風量のある大きめサイズが正義です。そしてフィルター付きブロアーはセンサー掃除に安心感があるなぁ、と。
VSGOのブロアー「V-B02」が気になっている方、カメラのセンサー掃除用のブロアーをお探しの方は、記事をご覧になってみてください。
VSGO ブロアー V-B02
仕様・スペック
製品名 | VSGO ブロアー V-B02 |
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サイズ | 21.5 x 6.3 x 6.3cm |
重さ | 120g |
購入 | Amazon / 楽天 |
代理店HP | VSGO 正規輸入代理店 機材・カメラクリーニング用品|サウンドハウス |
開封・付属品・特徴
V-B02はフィルターを内蔵したブロアーです。フィルターは微粒子の「PM2.5」すら除去する強力な防塵仕様。吸い込んだ塵やホコリをフィルターで除去して、きれいな空気だけをセンサーに吹きつけられます。
フィルターは初期状態でブロアーに装着されているものも含めて5つ付属してきます。なかなか汚れないので、これだけあれば数年は持ちそうですが、フィルターだけを別売りで買うこともできます。
V-B02には長短2種類の取替ノズルが付属してきます。
長いノズルを付けたところ。風量を収束してピンポイントに吹き付けたいときは長いノズルを使います。
短いノズルを付けたところ。カメラバッグに入れて携帯しやすいサイズ感になります。
V-B02の底部には吸盤が付いていて、
自立するようになっています。
ブロアーはコロコロと転がりやすいので、自立させておけるのは地味に便利です。
VSGO ブロアー V-B02のレビュー
買った理由・選んだ理由
私がV-B02買った理由は、α7Cのセンサーに「しつこいゴミ」が付いてしまったからです。ブロアーでいくら吹いてもまったく取れなくて……数年間カメラをやっていますが、こんなことは初めてでした。
これまで使っていたブロアー(写真右)は、コンパクトで持ち運びやすくて気に入っていたのですが、そのコンパクトさゆえに風量の少なさは否めませんでした。
VSGO ブロアー V-B01 のレビュー フィルター付き自立ブロアー
もっと風量が出せる大きなブロアーがいる。そう思っていろいろとブロアーを調べてみた結果、これまで使っていたブロアーと同じメーカーから発売されていたV-B02にたどり着きました。
私がV-B02を選んだ理由は3つ。
ひとつ目はV-B02はサイズが大きくて風量が十分そうだったこと。これまで使っていたブロアーの風量が少なくて悩んでいたわけですから、これは当然ですね。
ふたつ目はV-B02はノズルが交換できること。これまで使っていたV-B01はノズル交換ができず、短いノズルしかありませんでした。ノズルが短いと風量が分散しやすく、センサー上のゴミを狙って吹きつけられません。その点、V-B02は細長いノズルで風を収束してピンポイントに吹きつけられます。これなら強力な風でしつこいゴミも取れるのではなかろうか。そう考えました。
さいごに、V-B02はフィルター付きのブロアーだったこと。今回は「センサーに付いたゴミを除去する」というミッションを基準にブロアーを選んだので、塵やホコリを除去してくれるフィルター付きブロアーがやっぱり安心です。センサーはカメラの命。下手なブロアーに手を出して「掃除しているつもりが塵やホコリを吹きつけていた」なんてことになれば本末転倒です。
使ってみた感想
一撃でした。
あんなに悩んでいたのがウソのように、センサーからゴミを除去できました。
V-B02を実際に使ってみて驚きました。風量がまったく違います。これまで使っていたブロアーと比べると、体感で2倍くらい風量に違いがあります。
これはもう「絶対にブロアーは大きいサイズが正義」と言わざるを得ません。
これまではブロアーはカメラバッグに入れて持ち運ぶのでコンパクトなものが良いと考えていました。けれど肝心のゴミ除去能力に、ここまでの差があるのであれば、大きいブロアーを選ぶべきです。大は小を兼ねる、とはまさにこのこと。
さらに衝撃的なことが判明しました。
これまで使っていたブロアーの重さは70.5gですが、
V-B02の重さは67.5g。なんと「大きいブロアーのほうが軽い」んですね。長いノズルを付けた状態でこれです。短いノズルならもっと軽くなります。
V-B02に短いノズルを付けると、携帯しやすいサイズ感になります。
一点だけデメリットをお伝えすると、V-B02は自立方式が吸盤なのが微妙だなぁ、と。吸盤がちゃんとくっつかなかったり、くっつきにくいところで使うのは地味にストレスになります。
これまで使っていたブロアーは「起き上がりこぼし」のような構造になっており、ストンと置けば勝手に自立する構造でした(写真右上)。わざわざ吸盤でくっつけなくてよかったんですよね。この点だけはこれまで使っていたブロアーのほうが便利でした。
まとめ:センサー掃除に最適なブロアー
ブロアーは絶対に大きいサイズを買うべきだと思いました。大は小を兼ねます。そしてセンサー掃除に使うブロアーであれば、V-B02がおすすめです。大風量、交換ノズル付き、フィルター内蔵という特性は、センサー掃除に必要なすべてが備わっています。
携帯性を気にしない人であれば、逆さ使用OKのエアダスターでも良いと思います。ただ、ゴミはいつセンサーに付着するかわかりません。レンズ交換が増えがちな旅先こそ、その危険性は高いといえます。それを考えると携帯がむずかしいエアダスターはちょっとなぁ、と。やはり携帯に優れたブロアーが正解だと思います。
ちなみにセンサー掃除というとスワブを使うセンサークリーニングキットを思いつく方もいらっしゃるかもしれません。しかし私はα7IIでクリーニングに失敗してセンサー修理に出した経験があります。変な模様が写真に写るようになってしまって……涙。スワブを使ったセンサー掃除は、初心者には難易度が高いと思います。
センサーゴミが取れなくてお悩みの方や、フィルターのないブロアーをお使いの方は、ぜひVSGOのブロアー V-B02をお試しになってみてはいかがでしょうか。