空模様が怪しいけれど、桜のシーズンは今だけ。
今日、俺は撮影に行くッ!
……数時間後。
雨、ふっちゃいました。
写真をやってると、よくある話です。
本当は晴れの日にだけ撮影に行ければ良いのですが、我々の日常はそう都合よくはいきません。
カメラ用のレインカバーを買ったほうが良いかな、とは前々から思っていました。
普段の撮影であれば、雨で撮影を断念することもできます。
けれど、旅行やイベントのような「ここぞ!」というときの撮影はそうも言ってられません。雨が降ったからといって、せっかくの旅行の写真がないのは寂しいものです。かといって防水が万全なスマホで撮った写真で満足できるほど、浅い沼に生息しているわけでもないのです。
とはいえ、なぜかこういう「いつ使うかわからないもの」って、買うタイミングがまったくわかりません。防災用品に近いものがあります。いざ天災が発生すればその有り難さがわかりますが、普段は邪魔以外のナニモノでもありません。
億劫。本当に億劫です。けれど必要性もわかるし……そんなこんなでズルズルと先延ばししていましたが、今冬の大雪で撮影にでかけられない日が続いたことから一念発起。いい加減、外に撮影に行きたい! という思いからついにレインカバーを買うに至りました。
結論。もっと早く買っておけば良かった。
すごく後悔しています。なぜもっと早く買わなかったんでしょうね。私が想像していたレインカバーとは質も値段もかなり違いました。こんな手頃で良いレインカバーがあるとは知りませんでした。
これがあれば、いつかの旅行の雨降りの中でも撮影できたんでしょうね……。
もしあなたがまだカメラのレインカバーをお持ちでないとしたら、速攻でこれを買ってカメラバッグに入れておくことをオススメします。
OP/TECH オプテック Rain Sleeve
今回購入したのは、OPTECHというメーカーのレインカバー。
このレインカバーの最大の特徴は、とにかく値段が安いということ。
レインカバーが2つ入って1,000円。激安にもほどがあります。
カメラ用のレインカバーって値段が高いと勝手にイメージしていましたが、まさかの2つ入って1,000円です。これくらいの値段で買えると知っていたら、もっと早く買っていたんですけどね。
とはいえ、品質が悪ければいくら安くても意味がありません。
見た目はヒモの付いた単なる透明なビニール袋。
しかし実際にレインカバーを手にしてみると、質感や造りは意外なほどしっかりしていて好感が持てます。
コンビニ袋やゴミ袋のような薄くてガサガサの質感ではありません。厚さがあって滑らかな質感です。ゲーム機やパソコンなどの精密部品系の商品に使われるビニールを厚くした感じ、というとわかるでしょうか。これだけ厚さがあれば、簡単に破れてしまうようなことはないでしょう。それなりの耐久性を期待できます。
このレインカバーの装着は簡単。
カメラを入れて、レンズの先っぽをヒモで締めるだけ。
とても簡単な作りですが、脱着が容易で使いやすいです。
このレインカバーには、カメラのファインダーのアイピースカバーを取り付ける穴があります。
一度、カメラからアイピースカバーを外して、このビニールを間に挟み込んでから再びアイピースカバーを装着することで、防水しながらファインダーが鮮明に覗ける、というわけです。
が、このレインカバーは透明なため、わざわざカメラのアイピースをこの穴に取り付けなくてもファインダーもライブビューも使えます。なので個人的にはこの穴は必要なかったかな、と。
そして私が実際に使ってみて、これより高価なレインカバーよりも、このレインカバーを選ぶメリットになると思ったポイントが「透明である」ということ。
なぜかカメラのレインカバーは黒いものが多いです。
有名どころだとPeakDesignの防水レインカバーの「シェル」。購入前に比較検討しましたが、高価だったために見送りましたが、正解でした。
レインカバーが黒いと、ズームリングやフォーカスリングの場所が外から見えなくなってしまうんです。操作性がすこぶる悪いわけですね。
ところがこの2枚入りで1,000円で買えるレインカバーときたら、カメラに被せても外側からズームリングもフォーカスリングも操作できます。手ブレ補正やフォカスリミッターのボタンだって操作できちゃうんです。
レインカバーの外側からズームリングを回して、
びよーん。
透明で安っぽいと思っていた外観は、いざ使ってみると実用性抜群の素晴らしい機能でした。
もしあなたがレンズ交換式のカメラをお持ちなのであれば、このレインカバーを買ってカメラバッグに入れておくべきだと思います。
・シャッターチャンスをムダにしない
・水濡れによるカメラの故障を防げる
たった1,000円で買えるカメラグッズにしては費用対効果が大きすぎますよね。
繰り返しになりますが、とにかく買って損は絶対しません。
購入して雨や雪に備えておくことを、私は全力で強くオススメします。