集合写真や夜景などの手ブレ防止にコンパクトサイズで携帯するのに便利なカメラスタンド「Manfrotto PIXI」をα7用の三脚として購入してみました!
今回購入したのはイタリアの三脚メーカー「Manfrotto」の販売するコンパクトなカメラスタンド「PIXI」。
見た目は攻殻機動隊というアニメにでてくる「タチコマ」というロボットに似ていて、攻殻機動隊を知っている私はこの三脚を見るたびにタチコマを思い出してしまいます。
この三脚の特徴としては以下のとおりです。
- 小さくてコンパクト
- デザインが良い
- 質が良い
- ワンタッチで角度調整
包装はとてもシンプルなプラスチックパッケージ。
一度開けたら二度と元に戻せないタイプなので、中古販売には向きませんね。
本体。脚を閉じると全長は18.5㎝と、とてもコンパクト。
重量は230g。持つと少し重さを感じます。それが三脚表面の質感と共に心地よい所有感を感じさせてくれるのです。
開脚時の高さは13.5cm。
夜景や星空を撮るときには三脚自体の高さは重要ではありませんし、集合写真もこの位置から撮るといつもとちょっと違った角度の写真が撮れて楽しいです。
逆に目線の高さからの写真を撮ることができないのが難点でもありますが。
コンパクトな三脚なので脚を広げたままにしておいても机やテーブル上で場所を取らず邪魔になりません。
脚を広げる時に感じられる質感の良さが本当に心地よいです。とても2,000円ぐらいの三脚とは思えぬほどしっかりとしていて高級感が感じられます。安っぽさが一切ありません。
α7Ⅱに取り付けてみます。
雲台などはないので、そのまま三脚をネジ式でα7Ⅱに固定します。
個人的には雲台のアタッチメントを普段から付けていなくても使えるこの仕様に好感が持てます。面倒くさがりには逆に最高の仕様です。
α7Ⅱに付けてもグラグラすることがなく安定感があります。三脚本体の重量がそれなりにあるためでしょうか。
上画像のレンズはSEL55F18Zを付けていますが、もう少し大きなレンズでも安定感を損なわず使えそうです。
購入前はα7Ⅱがミラーレスとはいえ大きさはそれなりにあるので、このコンパクトな三脚で支えきれるものかと心配していました。Amazonのレビューでもコンデジ用みたいな記述もありましたから少し不安だったのですが、全然問題なく使えまます。むしろミラーレスではない一眼レフでも安定して支えてくれるのではないかと思えるほど安定しています。
角度調整は丸いボタンを押し続けるだけ。これだけで半球状に自由に角度が変えられるのですが、これが本当に便利です。
従来型の三脚では、いちいちネジを緩めたり締めたりして角度調整せねばならずストレスを感じさせられたものですが、この三脚ではボタンを押し続けて角度を決めた後はボタンから指を離せば角度がロックされます。再び角度調整する場合もこのステップだけですみます。
購入前はさほど気にしていなかった機能でしたが、実際に使ってみるとあまりの便利さに感動しました。
左右上下の角度限界は上画像の通りです。
難点をひとつあげると、先日、滝の写真を撮りに行ったのですが、カメラを縦方向にして三脚に固定できないのが辛かったです。滝のような被写体はやっぱり縦方向で撮りたいもの。
フルサイズの恩恵を活かして横方向で撮ってあとでトリミングすることもできなくはありませんが、やっぱり縦方向で撮りたいものです。
そんな声にManfrottoが応えたのが「PIXI EVO」という、PIXIシリーズの追加ラインナップ。
PIXI EVOは脚の伸縮ができたり、角度も無印PIXIよりも幅広い調整が可能な上位モデルです。
無印PIXIとは違ってPIXI EVOは、縦方向にカメラを固定するための溝が角度調整部分にあります。この溝に合わせてからカメラを固定することで縦写真を撮影できるようになります。
こちらのモデルを買えばよかったと絶賛後悔中です。いつか買い換える気がしてなりません。
スマホ撮影用に購入したLEDライトと組み合わせてみました。
デザインの良いスタンドなので普段からデスク上に置いておいても見栄えが良いです。普段はスマホを挟んで固定するアタッチメント(ライト購入時に付いてきた)を付けてスマホスタンドして使うのも良いかもしれません。
この三脚とsony純正のα専用リモコンがあると旅先で集合写真などが素早く撮れるのでオススメです。
コンパクトデジカメやスマホでは、固定する場所を探してセルフタイマーをかけてダッシュするか、他の旅行者の方に申し訳なく頼まざるをえませんでした、この三脚とリモコンがあると場所を選ばずサッと設置してサクッと集合写真が撮影できます。スタンドの取り付けから撮影まで30秒もかかりません。撮影がおっくうにならないので集合写真が増えるのが良いところです。
私は観光地などでシャッターチャンスの多いところではこの三脚を付けたままカメラを持ち歩いています。脚を折りたたんでしまえばとてもコンパクトなので持ち運びにとても便利ですし、折りたたんだ脚は一脚のように使うことができるのがポイント。前述のリモコンと合わせて使うことで高いカメラ位置からの撮影を楽しんでいます。
以前所有していたカメラ用の三脚が、調整箇所は多いもののその大きさと重さから持ち歩かなくなった反省を活かし、今回はこのコンパクトな三脚を選んでみましたが結果的に大正解といえる買い物でした。
やはりカメラや三脚は「携帯性」がとても重要なのだと思います。
どんなに素晴らしい機材を揃えても、その大きさや重量ゆえに持ち運ぶのが億劫になって撮影機会を減らすようでは本末転倒です。
ミラーレス一眼を購入した時点でポケットで携帯することは諦め、コンパクトなカメラバックを持ち歩くことにしましたが、コンパクトサイズのカメラバッグにも余裕で収まってしまうこの三脚の携帯性は本当に素晴らしいです。
ManfrottoのPIXIは、一眼レフやミラーレスのユーザーだけでなく、写真を撮る方なら万人にオススメできる三脚です。