前回の記事で書いたのですが、PIXI EVOが自分にフィットしなかったため、引き続き「コンパクトだけど星空や滝などのスローシャッター縦撮影が行えるモバイル三脚」を探していました。
そこで見つけたのがVelbonの自由雲台 QHD-21。
QHD-21は、高さ4.6cm、重さ0.046kg、という超コンパクトで軽い雲台です。
耐荷重が600gということで、愛用のα7Ⅱ + レンズに耐えられるかわかりませんでしたが、値段も1000円台で買える安さだったので購入して試してみることに。
脇にあるレバーでボールをロックして角度調整をします。こういう仕組みを「ボールヘッド」というそうです。
ワンタッチで角度調整できるのは便利ですね。
締付け力が高いので、それなりに重たいα7Ⅱ + レンズの組み合わせでもガタつくことなく固定されて安定感があります。
耐荷重を超えるのであまり無責任なことはいえませんが、ミラーレスはもちろん、それなりに重い機材でも使えそうです。
個人的な体感では一眼レフですら支えてしまうのではないかと思えるほどしっかりと安定感があります。
大きな望遠レンズなどはムリがあると思いますが、広角レンズであればいけそうです。
愛用のManfrottoのモバイル三脚 PIXIに取り付けてみました。
この組み合わせは控えめにいって最高です。
PIXIの質感やコンパクトさを損なわず、必要なときにQHD-21を取り付けて縦撮影が行える素晴らしさ。
真上の撮影だってできちゃいます。
ほんと、星空や滝のスローシャッター撮影が捗ります。
真のPIXI EVOとは、ノーマルPIXIと、この雲台「QHD-21」の組み合わせのこと、といって過言ではないくらいの相性のよさ。
ノーマルPIXIではできなかった、縦撮影や真上の撮影が気軽にできるようになったのはとても大きい。しかも不要なときは取り外すことができます。
PIXI EVOが思ったより長さがあって、愛用のカメラバッグにギリギリなのが気になっていましたが、この組み合わせならばカメラバッグに三脚も雲台もどちらも入れておくことができるのが最高すぎます。
Amazonのレビューをみると、この雲台を一脚の角度調整のために使う人や、三脚でドライブレコーダーを使う人などにも重宝されているようです。
とにかく本体が小さいので、モバイル三脚やスマホ用のスタンドなどに最適ですね。
さすが一脚や三脚を作っているメーカーだけのことはあります。
Velbonは国内メーカーなのだそうですが、久しぶりに日本製の安心感というか精度の高いモノづくり力みたいなものを感じさせてくれる商品です。