「軽くてコンパクト、さらに高さのだせるトラベル三脚が欲しい!」
もしあなたがそう思っているのであれば、AOKA CMP163CLはぴったりのトラベル三脚です。
どのくらい軽量なのか?
指一本で持てます。
どのくらいコンパクトなのか?
お散歩カメラバッグにすらスポッと入ります。
どのくらい高さが出せるのか?
1mを超える高さが出せます。
この記事では、「荷物を少しでも軽くしたい!」「三脚を持ち運ぶなんて恥ずかしい!」と思っていた私に刺さりまくった三脚「AOKA CMP163CL」についてお伝えします。トラベル三脚をお探しの方は、ぜひご覧になってみてください。
AOKA CMP163CL
製品名 | AOKA CMP163CL |
---|---|
材質 | カーボン |
段数 | 3 |
全伸長 | 1,290mm |
最低高 | 120mm |
耐荷重 | 2.5kg |
本体重量 | 350g |
付属品 | アルカスイス互換自由雲台(KB20)、専用ケース、延長用センターポール、スマートフォンアダプター、三脚の開脚調整用レンチ、保証書 |
購入 | Amazon / 楽天 |
公式HP | AOKA ミニ三脚 カーボンロングタイプ 3段 CMP163CL+KB20 – AOKA-Tripod |
「AOKA」という名前をはじめて聞いた方も多いと思います。AOKAは中国の三脚メーカーです。2021年から日本で販売をはじめました。
雲台なしの重さは346.5g。ビールや発泡酒の350ml缶1本分という軽さ。やっぱりトラベル三脚は軽いカーボン製に限りますね。
開脚角度は小、中、大の三段階。これは小。もっとも高さの出せる角度です。
中。長めの望遠レンズを使うときに安定する角度です。
大。超ローアングルで写真を撮るときの角度です。
脚のロックは自分で引き出して押し込む手動式。バネで戻るタイプではありません。
付属のスマホアダプター。これがオマケのレベルを超えたクオリティで、高級感があります。
AOKA CMP163CLは脚にスパイクが内蔵されています。
使うときは脚の先端にあるキャップを外すだけ。わざわざスパイクを持ち歩き、ネジを回して石突きを交換しなくていいんです。標準で不整地対応。
センターポール。カーボン製で軽く、質感がとても良いです。が、細すぎてカメラを載せると揺れまくるので使い物になりません。
軽いので自撮り棒として使うにはいいんですけどね。
付属の雲台「KB20」。
カメラの角度調整と、パン調整を別で備えたしっかりした自由雲台です。
ウエイトを吊るためのフック。
軽い三脚は風でブレやすいものですが、AOKA CMP163CLはカメラバッグを吊るだけの高さがだせるので重りで固定できます。登山や波打ち際などでも使いやすい三脚です。
AOKA CMP163CL レビュー
AOKA CMP163CLはトラベル三脚としてとても優秀な三脚です。軽い、コンパクト、高さが出せる、内蔵スパイクで不整地にも対応できる、というトラベル三脚に要求するすべて備わっています。その軽快さたるや「スナップ三脚」と言ったほうが正しいのではないかと思うくらいです。
私がAOKA CMP163CLを買った理由、それは愛用しているお散歩カメラバッグ「ピークデザイン エブリデイスリング 10L」に入れて持ち運べるからです。
フリップ部分にある小物の収納スペースに、
雲台を外したAOKA CMP163CLを入れて、
チャックを閉めてしまえば、
収納完了。
雲台は前面の収納スペースにミニ三脚と一緒に入れています。
カメラバッグの中身を全部だしてみました。このサイズにカメラボディ、レンズが3つ、ミニ三脚、トラベル三脚、小物類が収納されているという。
こうして見るとAOKA CMP163CLのコンパクトさだけでなく、ピークデザイン エブリデイスリング 10Lも、すごいですよね。
正直な話、三脚を持ち歩くのって、めちゃくちゃ恥ずかしいです。「私、写真撮ります! 撮っちゃうんです!」と公言して歩くようなものですよね。町中では絶対に三脚なんて持ち運ぶ気になれません。
なので、これまではカメラバッグの中に入れておけるミニ三脚「Leofoto MT-03」を携帯していました。
Leofoto MT-03はポケットにすら入る小さな三脚ですが、ミニ三脚ゆえに「高さが出せない」という問題がありました。道端の草やガードレールなど、高さのある障害物を越えて撮影することができません。
AOKA CMP163CLは、Leofoto MT-03には出来なかった「高さ」が出せます。
AOKA CMP163CLと、Leofoto MT-03の高さを比べると、これだけの違いがあります。全伸長だとAOKA CMP163CLの圧勝です。いずれも「カメラバッグに入る」という条件をクリアした三脚なのに、これだけ高さに違いがでます。
センターポールを最大まで伸ばせば、胸の位置くらいまで高さを出せます。
私は付属のセンターポールが細くて使い物にならないため、太めの延長ポールをセンターポールとして使っています。
付属のセンターポールよりも太くて安定感があるのでオススメです。
それにしても付属のセンターポールの細いこと……スマホやコンデジくらいしか載せられません。
ちなみに私は雲台をベルボンの自由雲台「QHD-33」に交換しています。
フルサイズカメラ、コンデジ、スマホなどを切り替えながら使うには、アルカスイス式よりねじ式の雲台のほうが便利です。アルカスイス式じゃなければ、友人たちと三脚を共有することもできます。トラベル三脚にはねじ式の雲台が使いやすいと思います。
最後に私が所有している三脚とのサイズ比較を載せておきます。
大:Leofoto LS-224C
中:AOKA CMP163CL
小:Leofoto MT-03
まとめ:軽量コンパクトなおすすめトラベル三脚
AOKA CMP163CLは買って損しないトラベル三脚です。この三脚以上に軽くてコンパクトなトラベル三脚はないでしょう。心からオススメできる三脚です。
私はAOKA CMP163CLを買ってから他の三脚を使わなくなってしまいました。私が三脚を使うようなところでは、AOKA CMP163CL + 延長ポールに出せない高さが必要になることって、ほぼ無いんですよね。使わなくなった他の三脚をどうするか、それが最近の悩みです。
軽量コンパクトなトラベル三脚をお探しの方は、ぜひAOKA CMP163CLをお試しになってみてください。
追記:Ulanziにも似たような三脚があるようです。