失敗、というわけではないのかもしれませんが。
これはちょっと自分には合いませんでした。
Amazonベーシック 耐水性ネオプレンカメラレンズアクセサリーケース 4点セット
カメラバッグでないカバンにレンズを入れて持ち歩く用に、Amazonベーシックのレンズケース(レンズポーチ)を買いました。
大サイズは持ち手付き。持ち運びに便利です。
レンズケース内部は起毛。大切なレンズにキズをつけたくない人の味方。
特大、大、中、小、という4つのレンズケースがセットになって、お値段1,000円くらい。コスパでいったら最高のレンズケースです。そう、コスパで言ったら、そうなのですが……。
レンズフードがひっかかる問題
実はこのレンズケース、巾着部分の入り口が狭くレンズを入れるときにフードがひっかかってしまいます。このストレス感が半端ないんです。
レンズケース自体は値段のわりに作りがしっかりしたものだけに、これが残念でなりません。
なぜこんなに入り口が狭いのか……多分、これはあえての仕様なのでしょう。レンズにぴったりフィットさせることを目的としているのだと思います。でもそれでレンズの出し入れが不自由になってしまっては本末転倒のような……。
4つもサイズがいらなかった問題
さらにさらに、お得に見えた特大、大、中、小、という4サイズ。これは「大」サイズ4つのほうが良かったのに、と思います。
無論、これは人にもよりますが、私の手持ちの16mm〜90mmまでの各種Eマウントレンズは、多少のサイズの違いはあれど、長さや太さはほぼ似たようなもの。そしてそれらにピッタリサイズが「大」サイズなんです。以下にレンズとの比較画像を掲載します。
SEL24F14GMの場合。
SEL85F18の場合。
SEL90M28Gの場合。
SEL35F18Fの場合。
TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDの場合。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDの場合。
SEL55F18Zの場合。
唯一SEL55F18Zだけが突出して小さいので中サイズでも入るかな、という感じですが、ほかのレンズは基本的に大サイズでなければ入らず、かといって特大サイズでは大きすぎるということがおわかりになると思います。
AmazonのレビューにてEマウントレンズとの比較を書いておられる方がいらっしゃいましたので、引用して掲載しておきます。
特大:SONY SEL70300G:フード付きでは入らない。フード無しでは幅ぴったり。奥行ちょっと余る。
大:SIGMA 2.8/70mm DG MACRO:フード付きでピッタリ。まるで純正。
TAMRON 2.8/28-75 DiⅢ RXD(B036):フード付きでピッタリ。まるで純正。
TAMRON 2.8/17-28 DiⅢ RXD(B046):フード付きでピッタリ。まるで純正。
中:TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (B011):フード付きでピッタリ。まるで純正。
小:SONY SEL1670Z :フード付きでギリギリ入る。
SONY SEL1855:フード付きでちょっと寸足らず。
SONY SEL16F28+VCL-ECU2:フード付きでピッタリ。まるで純正。
SONY SELP1650:ぶかぶか。
帯に長し襷に短し。それがAmazonベーシック レンズケースのサイズ感です。
エレコムのレンズケースがおすすめ
個人的には、このAmazonベーシックのレンズケースを買うなら、以前このブログでも紹介したエレコムが販売するウレタンケースをおすすめします。
カメラバッグはいらない?カメラやレンズを普通のカバンで持ち歩くためにHAKUBAの巾着袋(クッションポーチ)を買ってみた話
このエレコムのケースはウレタンでできた多目的用のケースなのですが、レンズを入れるのにピッタリ。固いAmazonベーシックのレンズケースよりも柔軟性があり、どんなレンズでも使いやすいのが特徴です。入り口が広いのでレンズフードがひっかかってしまうようなこともありません。
ただエレコムのケースには、Amazonベーシックのレンズケースには付いていたフックがありません。なので、ベルトやカバンにひっかけてぶら下げて持ち運ぶような使い方はできません。あくまでカバンやバッグの中に入れて持ち運ぶ用途のみ、と考えたほうが良さそうです。逆にいえば、外に出して持ち運びたい方は、Amazonベーシックのレンズケースのほうが向いているかもしれません。
Amazonベーシックのレンズケースは、手持ちのレンズや使い方によって評価が変わるレンズケースです。
ご自分の用途、どんな使い方をしたいのかをしっかり考えたうえ最良のレンズケースをお選びになってください。