元は6,000円以上もするプログラミングのバイブル「Code Complete 完全なプログラミングを目指して」の上下巻が【半額】春のプログラミング入門書フェアで、一冊あたり半額の3,000円くらいでお得に購入できたので読んでみました!
まず結論としてはAmazonでの高レビューのとおり、プログラマーなら一生に一度は読んでおきたい本です。
プログラミングをしていると「whileとfor、どっちを使うべきか」や、「if文の条件式にtrue,falseを含むか」のような曖昧な疑問を抱くことがありますが、本書はそういった疑問への回答などが多く掲載されており、コーディングの指針として大変参考になります。
コード指南的なこと以外にも、設計などの前準備や心構えについてもかなりのページを使って解説されており、大きな開発プロジェクトに参加する前などにはぜひ読んでポイントを把握しておくと良いと思います。
本書について、購入前は最初から最後まで読んでいく読み物的な本をイメージしていたのですが、実際はそういった使い方というよりは必要に応じて読む「逆引き技術書」的な本と思って購入されたほうが良いのではないかと思います。最初から読んで体系的に学習することもできなくはありませんが、ボリューム感もかなりあるので最初から最後まで通して読むというのはなかなかタフな作業になりますね。
技術書系はkindleの文字の拡大縮小に対応しない「画像形式」の電子書籍が多かったりするのですが、本書はちゃんとKindleでの拡大縮小に対応しているので自分の読みやすいサイズで閲覧することができます。
コードはVBやC、JAVAなどが中心ですが、普遍的な構文について取り扱っているので、その言語の経験がなくても内容は理解できるものばかりでした。特定の言語に関わらずあくまで「プログラミング」全般を取り扱った本と想像していただければよろしいかと。
難点としては、皮肉といいますかアメリカンジョーク的な言い回しというかが多すぎて若干読みにくい箇所があるところでしょうか。
読む人を選ぶ本でもあり、スクリプト言語がメインのWebプログラミングが中心の方にはオーバースペックな本という気がしました。その他の方でもある程度の経験がないと内容について理解や納得ができない箇所も多いのかな、と。そういう意味では中級者〜上級者向けの本といって過言ではないかと。
逆に初心者〜中級者の方はココに書かれていることを理解できるようになることを目指すという意味で、本書を手元においておいても良いのかもしれません。
高額な本ですがコレを読むだけで現時点から数段階レベルアップしたプログラマーになれることを考えれば、確かに時間とお金をかけるだけの価値はある本です。
興味のある方は、元が高価な本ですので、ぜひ現在Amazonで開催中の【半額】春のプログラミング入門書フェアで購入されることをオススメします^^