RICOH GRIII にレンズ保護フィルターを付けると防水・防滴になって良いという話

GRIIIにレンズ保護フィルターなんている??

私も昔はそう思っていました。

前玉がむき出しのレンズならともかく、GRIIIのレンズは電源オフで自動収納されます。レンズ保護フィルターを付けなければならぬほどのリスクはないだろう、と。

でも、日常的にGRIIIを持ち運ぶようになるとわかるんです。レンズ保護フィルターのありがたみが。

たとえばそれは雨の日。

激しく地面に打ちつける雨は、非日常感があって絵になります。雨の日のスナップは楽しいものです。
しかしコンデジとはいえ10万円近くするGRIIIを、水たまりのリフレクションが撮りたいからといって地面スレスレまで近づけられますか? GRIIIのせり出し式レンズ鏡筒に跳ねた水滴が付いたままレンズを収納、結果、GRIII内に湿気を持ち込んでしまって……というのは想像に難しくありません。
そう思うと雨天に気軽に高級コンデジのGRIIIを持ち出すのは気がひけます。しかし雨はいつ降るとも知れないわけで。待ち望んだ旅行の日が雨天という可能性は大いにあります。そんなとき、雨だからGRIIIを使うのはちょっと気がひけるなぁ、というのでは本末転倒です。

ほかにも潮風による塩害、風に舞う砂、波の水しぶきがかかる海での撮影や、

雪の撮影など。

いざ毎日のようにGRIIIを持ち運ぶようになると、意外なほどカメラの周囲に水の危険性があることに気付かされます。というか、水のあるところに自ら近づいていくようになる、というのが正確かもしれません。非日常感のある写真はなぜああも魅力的なのか。

MARUIMI レンズ保護フィルター

それで防水・防滴を目的としてレンズ保護フィルターを買っちゃったわけです。結局、これが大正解。

私が購入したのはMARUMIの49mm レンズ保護フィルター。Amazonで3,000円ぐらいで買えます。

フルサイズ用でレンズ保護フィルターをいくつか試したところ、MARUMIのレンズ保護フィルターがもっとも写りに影響しない気がしたので、以来、レンズ保護フィルターはMARUMIと決めています。

この記事で使っている風景の写真は、すべてこのレンズ保護フィルターを付けて撮影したものです。

そうそう、このレンズ保護フィルターをGRIII付けるときは、取り付け用のアダプターが必要になります。

私はRICOH純正のアダプターGA-1(画像左)と、NiSiというメーカーのアダプター(画像右)を使っています。

いずれも49mmのレンズ保護フィルターに対応していますが、NiSiのアダプターのほうがコンパクトで値段が安いです。防水・防滴が目的でレンズ保護フィルターを付けるならNiSiのアダプターがオススメです。純正ワイコンのGW-4も使いたい人は、純正アダプターのGA-1がオススメです。

ちなみにレンズキャップは49mmのものが使えます。私はSONYの49mmのレンズキャップを使っています。


個人的にオススメしませんが、GRIIIのレンズ前面に貼り付けるタイプの保護フィルターも販売されています。オススメしない理由は、このタイプだとフィルターの脱着ができないことと、せり出し式のレンズ鏡筒を水滴から保護できないこと。取り付けにアダプターを使わないのは便利ですが、「レンズ鏡筒を水滴から守る」という目的は達成できないなぁ、と。レンズ面だけを保護したい人には良いのかもしれませんが。

私のようにGRIIIを毎日持ち歩いている人は、ぜひレンズ保護フィルターをGRに付けてみてください。雨の日でも水滴を気にすることなくGRIIIを使える気軽さに感動すると思います。雨の日でも水滴を気にすることなくガンガン使って素敵な写真を量産してください。

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