共感・関心を得るキャッチコピーで売上を伸ばそう!ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック キャッチコピー力の基本

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個人が情報発信する機会が激増した現代社会において求められるスキル「キャッチコピー力」について学んでみました!

魅力的なワンフレーズの重要性

そう、現代社会においては、「ネーミング」「タイトル」「見出し」「決めゼリフ」など、一瞬で受け手の心に刺さり、気持ちをつかむ「ワンフレーズ」が、何よりも重要になってきているのです。

インターネットで情報を発信する機会が増えた現代社会では、自分の主張を相手にきいてもらうためにもまず「興味をひかせる」ことが必要ですね。

自分に関係があると思わせる

「自分に関係がある」と思わなければ、人の心は動きません。キャッチコピー力の基本は、すべてそこにあります。いかに「自分に関係がある」と思ってもらえるように書くかが一番大切です。

コピーを見た人が「自分に関係がある」と思わなければ続く文章や内容を見てもらうことはありえないんですよね。

基本中の基本なのですが自分の商品に自信があったりするとスペックを語ってしまいがちなので注意が必要です。

強い言葉を使う

言葉には強い、弱いがあります。強い言葉をひと言で表わすならば、「印象に残る」「心に刺さる」「行動したくなる」言葉です。逆に弱い言葉とは、「手あかのついた」「ありきたりな」「心が動かない」言葉です。

文章は書けるけれど「どんな言葉を選ぶか」まで気が回っていない場合って多いですよね。

たとえ選んでいるようにみえる時も「自分たちが魅力的にみえる言葉」ばかりを考えて「相手に刺さるかどうか」を無視してしまっている場合は多いのではないでしょうか。

ゼロベースでチェックする

抽象的な言葉になっていないか」「それらしい常套句になっていないか」を、チェックする習慣をつけましょう。

盲目的に専門用語を使ったり慣習的な表現をして相手に伝わっていない事態を避けるために、常にゼロベースで考えて相手に伝わる文章になっているかを確認したいものですね。

感情を刺激する

つまり、「商品そのものを売るのではなく、受け手の感情を刺激するもので売りなさい」ということです。

これもよくいわれる「その商品を手に入れるとどんな体験があるのか」を重視しなさいということですね。

商品そのものよりも、商品を手に入れた後にどんな体験があり、どんな感情が得られるか、その点を執拗に追い求める癖をつけたいものです。

代弁して共感してもらう

タイトル、見出し、キャッチコピーなどでもそれは同じです。「みんなが言いたかったこと」をスパッと言うと、多くの受け手から、「そうそう!」と共感してもらえるのです。

よく目にする常套手段だとは思いますが、不思議なくらい自分でコピーを書く時は意識したことがありませんでした。

今後はぜひ注意してコピーに盛り込んでいきたい要素ですね。

基本中の基本

あなたが商品を買う立場になった場合、どれくらい「得になるのか」「効果があるのか」ということは、最大の関心事でしょう。逆に、あなたが売り手側であれば、商品を買うことで得られるメリットや効果をいかに伝えるかによって、売上は大きく変わってきます。

引用するのも恥ずかしいような当然のことですが、意外なくらいいざコピーを書こうとすると忘れてしまうことでもあると思うのであえてメモしておきます。

共感を得る

「キャッチコピー力」を高めるうえで、「共感を得る」ことはとても大切です。そのコピーで、はたして受け手の共感を得られるかどうか、を常に考える習慣をつけましょう。

キャッチコピーをつくる時にあえてひとつだけ最も大事なモノを選ぶとしたらコレだと私は思います。

欲張らずにターゲットを絞る

何かを発信するとき、できるだけ多くの人に伝えたいと思うものです。しかし、それでは結局、誰の心にも刺さらないコピーになってしまいがちです。受け手の心に刺さる言葉を発信するためには、ターゲットを絞るのも有効な方法のひとつです。対象となる人にとって、絞られたコピーを読むと自分事だと思えるからです。

コレもキャッチコピー作成時によく陥りがちな罠ですよね。

不特定多数を対象にしたものは、結局は誰にも届かないことを今一度肝に銘じたいものです。

今、買ってもらう

気になった商品があったとしても、大抵の場合は「まあ、あとでいいや」と思うものです。受け手に行動をしてもらうためには、「今」という情報をプラスする必要があります。

この心理はすごくよくわかります。

私の経験でも「限定」という言葉を入れただけでお客さんが倍増したことがありました。せっかく商品に興味を持ってもらったのですから機会を逃がさない工夫をしたいものです。

権威は作れる!

普通 店長オススメ! 改善 年間500本の映画を観るバイトの山口が、今年一番泣いたオススメの1本です。これも“〝改善”〟のほうが観たくなりますよね。これはたとえバイト君であっても、年間500本映画を観るということで専門性を獲得し、権威といえる存在になっているからです。

なるほど、と関心した一節です。

人は権威に弱いものですがなかなか身近に権威のある人がいなかったりしてそこで思考停止に陥ってしまいがちですが、こういうカタチでの権威付けならできる機会は多いのではないでしょうか。

ひと言で成否が決まる時代

しかし、ネット社会になり、ビジネスで文章を書く機会が飛躍的に増えたことで、事態は一変しました。ビジネスの現場では、1行でその成否が決まってしまうことも珍しくありません。今や、「キャッチコピー力」は、普通のビジネスパーソンにこそ、一番必要なスキルになったのです。それなのに、「普通のビジネスパーソン向けに、その1行をどう書けばいいかを解説する本」が見あたらない。それが本書を書く一番の動機になりました。

これはWeb制作をやっているとよく感じることです。たったひと言があるかないかで成果がまったく変わることはよくあります。

個人が公私問わずに情報発信をする機会の増えた今、確かにキャッチコピー力は欠かせないスキルのひとつといえますね。


本書の結論としてはやはり「サービス提供者のエゴをどれだけ外してお客さんのことを考えられるか」ということに尽きるのだと思います。

サービス提供者は自社の製品やサービスに愛着があり、ついついスペック的に魅力を語ってしまいがちですが、成果を出すにはいかに相手の立場に立ったキャッチコピーで共感や関心を得られるかが鍵ですね。

プライベートなブログやSNSではエゴ=個性となりそれが魅力になることもあるので一概に言えない部分もあるかもしれませんが、ビジネスの現場では本書の内容をしっかり抑えたキャッチコピーを作りたいものです。