これまで食べたラーメンの中では、群を抜いて一番美味しいラーメンといえる「いち井」の塩ラーメンを食べてきました!
いち井は長岡市曙にあるラーメン屋さん。道路に面した場所にオレンジ色の大きな看板があります。
駐車場はあるのですが、短い営業時間と高い人気のせいで、私が行くといつも満車状態。近くの商業施設の駐車場に停めていくのが定番となっています。
お店の外観。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、お店に入れない場合は入り口脇の通路?が待合室になります。
外で待たなければならないので、雨風の日は順番が来るまで耐え凌がなければなりません。悪天候でも行列が途切れているのを見たことはありませんが。
塩と醤油ラーメンの二つのラーメンと、トッピングだけのシンプルなメニュー。
ノンアルコールビールがあるのにビールがないというのは面白いですよね。ラムネが置いてあるというのも珍しいです。
レトロ感ただよう券売機。
入り口に置いてあるこの券売機で食券を購入してから中に入るシステムです。
店内はレトロなコンセプトで統一されているのか、昔懐かしいモノや装飾を店内の随所に見ることができます。
こんな年代モノのテレビはなかなかお目にかかれません。
こちらも年代モノのカメラや、ビールの瓶がレトロな雰囲気を醸し出しています。
今は亡き松下電工の「ナショナル」ブランドのチラシが貼ってありました。
木組みが見える天井もなんだかお洒落。
そして満を持して塩ラーメンの登場。
すこし小ぶりのドンブリに上品に盛り付けされたラーメンは見た目も綺麗です。
こちらは味玉をトッピングしたバージョン。
塩ラーメンは焼あごを使ったスープのコクのある深い味わいがクセになります。
ちなみに「あご」というのは「トビウオ」の別名です。
トビウオをアゴと呼ぶ日本海沿岸地域では、鮮魚としてよりも練り物や出汁の材料として利用されることが多い。アゴを原料とした竹輪は「あごちくわ」と呼ばれ、鳥取県・兵庫県の特産。島根県では「(アゴ)野焼き」と呼ばれる、竹輪に似るも製法の異なる食べ物があり特産品。
トビウオ – Wikipedia
いち井はボリュームが少なめなので、成人男性なら大盛りにするとちょうど良いかもしれません。
こちらは醤油ラーメン。
醤油ラーメンはスープの黒とトッピングのコントラストが綺麗で、塩ラーメンよりさらに見た目が綺麗です。
塩ラーメンと醤油ラーメンでドンブリを使い分けられているようですし、見た目にもかなり気を配られているのではないかと思います。
別日の写真ですが、醤油ラーメンの味玉トッピング。
焼きアジダシの醤油ラーメンは、アッサリさっぱり系の醤油ラーメンではなく、少しとろみのあるスープでこちらもクセになる濃い味です。これまで食べたどの醤油ラーメンとも違ういち井のオリジナリティを感じるラーメンです。
いち井は、醤油ラーメンも塩ラーメンもどちらも美味しいですが、あえて選ぶとしたら個人的には塩ラーメンをオススメします。
星の数ほどあるラーメン屋さんの中でも、塩ラーメンの名店という存在は珍しいですし、ぜひいち井にいったら塩ラーメンを食べてその味に感動してほしいです。
どちらもいち井だけの独自性を感じさせるクセのあるラーメンなので虜になってしまうこと間違いなしです。もはや通う気がないなら食べないほうが幸せとすら思えるほど美味しいラーメンです。
ラーメンの味だけで勝負しても十分圧勝できる力があるというのに、お店の雰囲気作りにも手を抜いてないのも素晴らしい。接客も行列のできる名店だからといって上から目線を感じるようなことはまったくなく、むしろ物腰柔らかな店員さんが丁寧に応対してくれます。
いち井はカテゴリこそ「ラーメン屋」さんかもしれませんが、他のラーメン屋さんのソレとはまったく違うオリジナリティ溢れる飲食店です。そして「接客業」としてのレベルも非常に高い水準にあると思います。
新潟県にお住まいなら一度はいち井のラーメンを食べることをオススメします!