性懲りもなくまたデジカメを買ってしまいました(苦笑)。私の生涯で多分10台目くらいですが今までで一番「使いやすく便利な」デジカメです!
今回購入したデジカメはコンデジの「CANON PowerShot S120」。
以前所有していたSONYの「サイバーショット DSC-RX100M2」とサイズ感や値段が近い製品で、RX100M2を買う時も一瞬候補に上がっていたカメラなので、Rx100M2と比較しながら記事を書いていきます。
2013年発売の商品で型落ち商品ではあるものの、機能性能は現行品とほぼ遜色はなく、今なら新品でもかなり安く購入できるだけにコストパフォーマンスの高いデジタルカメラです。
そんなS120を今回は「中古品」で購入。
型落ちで安くなっているところに更に箱なしなどの都合が加わって割安な値段で販売していたので即購入しました。
正直、中古品ということで品質がどの程度か心配でしたが、届いてみたら新品と何が違うのか疑うレベルで一安心。
カメラ本体や液晶にキズのひとつもありません。恐らく前オーナーが購入後に使ってみて瞬間的判断で売却したのか、よほど丁寧に使われる方だったのでしょう。
バッテリー&充電器。充電器自体もかなりサイズが小さいです。
キヤノンっていつもこの充電器にバッテリーを入れて充電する仕様ですよね。
他社のACケーブルを接続して充電できる仕様を見習って欲しいものです。
S120本体。前述しましたが本当にキズひとつなく綺麗。
本体はRX100M2よりも薄くて軽いです。質感はマットブラックな色といい、RX100M2よりは軽いものの手に馴染む重量感といい、似たものを感じますね。
背面の液晶パネルはタッチ対応でかなり大きめのサイズです。
RX100M2は液晶パネルがチルト機構になっていて下からのアオリ撮影などに便利でしたが、S120の液晶パネルは残念ながら固定です。
とはいってもRX100M2で液晶パネルに角度をつけて撮影するようなこともなかったんですけどね^^;
メニュー周りはどのデジカメも同じといいたいところですが、PowerShotは想定ユーザーがSONYのRX100シリーズよりもレベルが低く想定されているのか使いやすい印象です。
タッチパネルのメニューなども不必要な階層化などを極限まで減らしてあるようでこれまでデジカメを触ったことのあるユーザーなら説明書不要で必ず使えます。
キヤノンの、というかこのPowerShotシリーズの使いやすさはぜひ他のデジカメでも見習って欲しいですね。
カメラ上部はRX100M2がストロボを装着できるシューがあって不格好でしたがS120はシューがなくてスッキリしています。
余談ですがRX100M3ではあのシューが排除されたところみるとあの見た目を大きく損なうシューはやはり不評だったんでしょう。
底部は定番の三脚装着用のネジとバッテリーやメモリーカードの収納部分です。
バッテリーやメモリーカードの収納部分のフタは定番のスライドで開けるタイプなのですが、これが思ったより固いです。
一見、メッシュ状の箇所をスライドして開けるようにみえますが、そこは別用途で使用するゴム製のフタで、実際には右端の6つのポチがある部分に指を置いてスライドさせます。この点が少しややこしいです。
ダンボーとのサイズ比較。かなりコンパクトなことがおわかりいただけるかな、と。
こちらは本体の薄さの比較。
一部の画質や機能性を犠牲にして「薄さ」をウリにしたデジカメを除外して考えれば、この機能性能に対する厚みとしては驚きに値する薄さだと思います。
iPhone5とのサイズ比較。さすがに薄さはかないませんが大きさはiPhone5よりもコンパクトでポケットへの収まりは良いですね。
このカメラはF1.8という明るいレンズを採用しているので屋内のような暗所でも真っ暗にならずに撮影できます。
機能としては最強に便利なのがこの「タッチAF」。スマホでは定番ですが、デジカメでははじめての経験でした。
使ってみて更に実感しましたが本当に便利。この時↑はキーボードの「かな」のところにタッチパネルでポンと一押ししてあげるだけでバッチリピントがあってくれます。
この時に撮影した画像が、
これです。上画像でピントを合わせた部分がバッチリ綺麗に撮影できています。
この間、タッチAFでピントを合わせて撮影するまで1秒ぐらいです。
いちいち被写体にピントをあわせて半押ししてから構図を決めて〜なんてする必要は一切ありません。
このタッチAFこそ正しい技術の使い方だと思います(笑)!
これはiPhone5で夜にフラッシュを使わずにあえて屋内の薄暗い部屋で撮影した写真。
真っ暗ですね。まったく同じ位置から同じ条件でPowerShot S120で撮影した写真が、
こちら。雲泥の差ですね。広角によってF1.8だけのことはありフラッシュなしでも明るく部屋を撮影することができました。
ついでにフラッシュを使った場合はこちら。フラッシュ感は素人目には気にならないレベルだと思います。
ちなみにフラッシュを使ったほうが良い場合は本体脇にあるスイッチでストロボを上げるように画面で案内してくれるので考える必要はありません。
夜間に屋内で蛍光灯下でフラッシュを使わずに物撮りしてこの明るさ。
あえて影側も写すように撮影しましたが十分見れるレベルですよね。蛍光灯ぐらいの明るさがあれば基本的にフラッシュは不要です。
上画像以外のCANON PowerShot S120で撮影した画像の画質についてなどはいずれ別投稿で更に深くレビューしていきたいと思います。
そして私が最も嬉しい機能がこのFlickrへの直接アップロード機能。
パソコンやスマホを仲介することなくFlickrに撮影後に選択した画像をアップロードできるのは本当に便利!
FlickrだけでなくFacebookやYouTube、GoogleDriveやTwitterなどに直接アップロードすることができます。
正確にはCANON IMAGE GATEWAYというサービスのサーバーを仲介しているのでカメラ→Flickrに直接というと多少の語弊はありますが、アップロード速度的にはまったく気になるようなものではありません。
これはS120だけでなくキヤノンの対応デジカメならすべてそうなのですが本当に便利ですよね。
その点、SONYはこういった外部サービス連携よりも自社サービスを作ってそれをユーザーに使わせようとするのでこんなに便利な機能にも関わらず搭載してくれなくてRx100M2の時は不便な思いをしました。これがRX100M2を手放した要因といっても過言ではありませんね。
スマホよりも軽快に使えるカメラ
私はかつてSONYのRX100M2を手放した時の記事でその理由を「結局いつもiPhone5で撮影しているから」といいました。
なぜならiPhoneは画質こそ微妙ではあるものの、撮影したらFlickrアプリですぐにFlickrにアップロードできる便利さがあったからです。撮影してから10秒以内にFlickrにアップロードしてブログを書けるんです。
そのフットワークの軽さには一眼レフ+高級レンズの組み合わせであろうが、最新ミラーレスであろうが、高級コンパクトデジカメであろうが、「ブログ用途」に限ってはスマホにかなわなかったわけです。
そして私はブログを継続するためには「綺麗に写真を撮ろうとしないこと」と語ったこともあります。
それは例え画質が綺麗だからといって一眼レフを充電して、レンズを選んでボディに合わせて、ストロボを用意してバウンス角度を〜なんて毎回やっていたらその手順が面倒になりブログを書くのがおっくうになるのは必然だからです。
写真撮影が趣味だったり生業にしている方はそれでも良いでしょうけれど、ブログ用途ということを考えると費用対効果がまったくつり合わないわけです。
ブログで使う写真とは画質が綺麗なことよりも「ソレが何かわかる」モノであれば良いのです。写真そのものというよりは情報としての側面が優先されるべきなんですね。
今でもこの考え方はまったく変わっていません。だからこその「CANON PowerShot S120」なのです。
これはスマホより早いか同じくらいの速度感で撮影してFlickrにアップロードしてブログを書けます。
それでいて画質はスマホに比較にならないほど良いわけです。速度感が変わらずに画質が向上するのであればソチラを選ぶのは当然ですよね。
ただ、常に充電されているであろうスマホにくらべて登場頻度がそこまで高くないデジカメのバッテリーの持ちや何らかのマイナス要因でまたスマホに戻る可能性は否定できません。
現在私が把握できる範囲では「ブログ用途のデジカメ」として、撮影速度、他サービス連携、画質、本体サイズ、価格、などを考慮して総合的に判断すると、「PowerShot S120 > スマホ」であり、初めてブログ用途でスマホを抜いたカメラだといえます。
まぁ、私の場合はブログ用途の場合はピンぼけだろうがなんだろうが「速さ、気軽さ」のほうを重視しているといった極端さがあるので万人に同じことがいえるとはもちろん限りませんが。
ともかくこのブログの写真がやっと少しはマトモになることは間違いないです(笑)。
普段はスマホぐらいしか使わずにたまに結婚式や旅行でデジカメで撮影する程度の方は本製品を選んでおけば絶対に間違いないと思います。
私のようにそれなりの頻度でブログを書く方にも画質は十分綺麗ですし、サービス連携や撮影速度などブログ用途向き機能が充実しているのでぜひオススメです。
極論ですが、撮影後のデジタル処理ができなかったり撮影する腕がない素人が一眼レフやミラーレスで画質の綺麗なピンぼけ写真を量産するぐらいであれば、最初からこのカメラを買ってタッチAFで気軽にピントの合った写真を撮影したほうが100倍良いと思います。
冒頭にも書きましたが、型落ちで値段も安くなっているので在庫がなくなる前に購入されることをオススメいたします!