iPadをワイヤレス充電(Qi)仕様にしてみた話

結論を先に言ってしまいますが、iPadをワイヤレス充電(Qi)仕様にすることはできます。ただ、現状ではiPadのワイヤレス充電はオススメするには微妙な感じでした。


めんどうくさい!

iPad miniにケーブルを抜き差ししながらいつもそう思っていました。

私が普段使っている製品の中で、ワイヤレス充電に対応していないのは8インチタブレットのiPad miniだけ。
iPhoneやAirPods Proは無接点充電規格の「Qi」に対応しているため、ワイヤレスで充電できます。iPad miniのためだけにケーブルを用意している現状。これをなんとかならないものかと頭を悩ませていました。

そして見つけてしまいました。
iPad miniをワイヤレス充電に対応させる方法を。

その方法とは、iPhoneやiPadに後付する無接点充電規格Qi対応の充電レシーバー(Lihgtning対応レシーバーUSB-C対応レシーバーがあります)。これを使うことでiPad miniをワイヤレス充電に対応させることができるというのです。

いざ充電レシーバーを手にとってみるとその薄さに驚かされます。

この薄さゆえに、iPad miniにケースを付けている場合でも、ケースとiPad miniの間に充電レシーバーを挟み込んで使うことができます。これだけ薄ければどんなケースをお使いの方でも大丈夫でしょう。

いま使っているケースだと、充電レシーバーのLightning端子とケースの厚みがピッタリ。端子部分だけがボコッと飛び出さずいい感じです。

Qi対応充電器で充電してみると、しっかり認識して充電が開始されました。

充電速度は速いとは言い難いものの、目的であるiPad mini5のワイヤレス充電化はできました。

だがしかし。
使っているうちに問題点が出てきました。

ひとつはiPad miniの画面上に「充電していません」と表示され、充電が正常に行われないことがあること。
もうひとつは、そもそも充電レシーバーがQi充電器に反応しないことがあること。

いずれも「充電したと思ったのにされていなかった」となってしまう現象で困っています。

ほかにも「このアクセサリは使用できない可能性があります。」と表示される場合も。

充電レシーバーの反応の問題だと思い、レシーバーとQi充電器の当たる位置に気を使ってみると多少は現象の発生率が下がりはしたものの、根本的な解決には至らず。

ならば、ということで充電レシーバーの位置を「ケースの外側」にしてみることに。
これならば充電レシーバーとQi充電器の間に何も挟まれていないわけですから、反応しないわけがない……と思ったものの、以前として現象は解決せず。なぜなの(涙)。

というわけで、アレコレ試してはみたものの、これだけ充電にムラがあるとさすがに使い辛くて。結局、いまは元のケーブルで充電する方法に戻してしまいました。

原因も結局わからずじまい。
充電レシーバーの個体差や、Qi充電器との相性の問題など考えられる要素はいくつかありませんが、いずれも仮説の域を抜けません。

もしこれから充電レシーバーを使ってiPadをワイヤレス充電に対応させようとお考えの方は、私のようになってしまう可能性があることを覚悟の上で、お試しになってください。

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