少し前に、こんな記事を書きました。
結局タブレットはAmazonの『Fire HD 10』が最高だという話
この記事内容に嘘偽りありません。
AmazonのFire HD 10はセールなら1万円くらいで買えるにも関わらず優秀な10インチタブレットです。
でも、今年発売されたiPad mini 5(2019)が気になって仕方なかったんです。
私の用途であれば、タブレットはFire HD 10で十分。そうは思ってもどうしても心の中にひっかかっていました。
万が一、ダメならすぐ売ればいい。
メルカリでなんでも売れる世の中です。
もしダメならすぐ売れば大した痛手にならぬだろうと、ついにiPad mini5をAmazonでポチッてしまいました。
結果・・・タブレットはiPad miniが最高。
もう他のタブレットには戻れません。絶対にiPad miniを買うべきです。
これからiPad miniがなぜ最高のタブレットなのか、買う前と買う後の変化などについて書いてみたいと思います。
8インチサイズは使いやすい
8インチというiPad miniのサイズ感は何をするにも最高です。
動画視聴、読書、ゲーム、生活管理、なんでも快適にこなせます。
雑誌であれば、iPad miniを横にして見開きで読みたい記事をザッピングし、集中して読みたい記事は縦にすると、雑誌の小さな文字でも快適に読むことができます。
片手で持つことができる点もよいところですが、それはあくまで成人男性の話。女性はバンカーリングをつけるなどしないと、8インチとはいえ片手で持つのは厳しいかもしれません。
8インチというサイズは、主張しすぎないのがよいところです。
10インチを超えるタブレットを使っていた人は、その存在感の大きさをよくおわかりだと思います。机やテーブルの上に置いておくと邪魔に感じることもしばしば。カバンに入れて運ぶのもおっくうになるサイズです。
8インチサイズは、10インチからするとたった2インチの違いしかないように思うかもしれませんが、実際に手にとって見るとその10インチよりかなり小さいです。机やテーブル上で邪魔にならず、カバンに入れれば持っていることを忘れることすらできます。
生活のあらゆるシーンで使いやすいサイズ、それがiPad miniの8インチというサイズです。
タブレットにといては大は小をかねません。小は大をかねる、というのがこれまでのタブレット経験から得られた結論です。
超高精細な画面
私がタブレットで最も重視している点は、「雑誌が読めるかどうか」です。
スマホだと雑誌を読もうとすると文字が小さすぎます。雑誌を読めるのはタブレットならではといえます。が、解像度が低い機種や7インチぐらいのタブレットだと、雑誌を読むのは厳しかったりします。
その点、iPad miniは300万ピクセルを超える超精細な画面が本当にキレイです。細かな文字までクッキリみえます。激安タブレットと比べるとそれは雲泥の差。ここまで差があるものとは思いませんでした。
iPad miniを買う前の一ヶ月くらいの間に、HUAWEIのタブレットやFire HD 10を連続して買ったので、その差が歴然であることがよくわかりました。
iPad miniは質感が最高
iPad miniは、本体の質感が本当に素晴らしい。
iPad mini本体は本当に薄いのですが、手に持つとズシリとした中身が詰まっていることを想像させるような重さを感じます。
薄くてほどよい重さのあるアルミボディの本体は高級感というか上質感が他のタブレットとは比べ物になりません。
iPad miniを買う前は、タブレットはアプリやコンテンツが大事で、タブレット本体の質感などに特にコダワリはありませんでした。激安タブレットのプラスチックの筐体は、むしろ頑丈そうでいい、くらいに考えていました。
でも一度iPad miniを使ってみるともう戻れません。
この上質感は、所有欲を完璧に満たし、ずっと触れていたくなる気持ちにさせます。
リセールバリューを考えると、ケースを装着して使う人もいるかもしれませんが、私はそれは損だと思います。
この薄さと重みからなる質感を日々感じてこそのiPad mini。傷がついてリセールバリューが落ちてしまったとしても、この体験を毎日できなくなるほうが、遥かにもったいないです。
高性能CPUがもたらす滑らかな動作
iPad miniは「A12 Bionicチップ」というiPhone XSと同じCPUが搭載されています。
iPhone XSと同じ、といってもわかりにくいかもしれませんが、iPhone XSは安い機種でも15万円くらいします。iPad miniはそれと同じCPU性能を搭載して5万円で買えるのです。その差は10万円。iPad mini 5はコスパがよいといわれる理由です。
わたしはiPhone XSも所有しているので、A12 BionicのCPU性能が素晴らしいことは身をもって知っていました。
通信以外の理由で遅さを感じることはまずありません。何をするにしても処理速度や反応速度は爆速で快適です。
処理速度が早いデバイスは、その挙動を「ぬるぬる」と表現されます。
iPad mini5はまさにそれ。操作していて一切のひっかかりなどなく、どこまでも滑らかな動作で、操作する私に心地よさを感じさせてくれます。
iPad miniの微妙なところ
完璧にみえるiPad miniにも弱点はあります。
まずひとつめは、画面が大きいので画面保護ガラスフィルムを貼るのが大変だということです。
「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、私は2度ほど失敗して3度目で諦めました。ちょっとずれたままです。
これだけ画面サイズが大きいと、液晶保護フィルムをズレなく貼るのは職人技だと思います。
次にスピーカー。
スピーカーは左右についていてステレオ出力になっていますが、それはあくまで縦でiPad miniを使っている場合の話。
動画をみる場合は横置きにする人が多いと思いますが、横置きだとiPad miniの片側からしか音が鳴っていない、ということになります。モノラル、とまではいいませんが、ステレオ感には乏しいです。音質も特筆するほどよくはありません。
はっきりいってしまえば、動画を見る、だけに特化した用途ならば、AmazonのFire HD 10のほうが、画面は大きくて音質がよいのでオススメです。
最後に値段です。
いまとなってはiPad miniに5万円は安いどころか激安価格だというのがよく理解できます。
しかしそれは実際にiPad miniを手に入れて使ってみたからこそわかること。使う前は、タブレットに5万円も出す勇気はApple製品の信者でもなければなかなか出せません。
おかげで私は、HUAWEIやAmazonのタブレットを遠回りしてiPad miniに着地するハメになってしまいました。高い授業料を払いました・・・最初からiPad miniを買いたかった。
iPad mini 5は高いか?
値段の話がでたので、それについて書きますが、先述したようにiPad miniに5万円は安いです。激安といっても過言ではないと思います。
私の使い方にとっては、iPadの最上位機種である iPad Proよりも素晴らしい機種だと思っています。iPad miniの素晴らしさを知った今ならもっと値段が高くても買うと思います。
結局のところ、「タブレット」としてiPad miniを他のタブレットと比較しているうちは5万円は高いと感じますよね。私自身がそうでしたからよくわかります。
しかしこう考えてください、「5万円で生活がどう変わるか」。
私の場合は以下のように変わりました。
まず、電車内で読む本が、見やすくなりました。
これまでiPhoneの小さな画面で本を読んでいましたが、やっぱり読みづらいんですよね。
iPhone版のkindleアプリは縦方向の余白を決められないこともあり、縦長のiPhoneXSで本を読もうとすると読みづらくて仕方ありませんでした。
iPad miniは、その画面の大きさを活かして文字も大きくできますし、iPhoneXSよりも横に長い画面比率のおかげで自然な感じで本を読むことができます。考え見れば、iPad miniの画面比率って、紙の書籍と同じような比率なんですよね。読みやすいはずです。
次に雑誌が読めるようになったことです。
iPhoneXSだと画面が小さすぎて雑誌の小さな文字は見えませんでしたが、iPad miniは雑誌を片面表示すれば小さな文字を読めます。これは8インチという画面サイズと、小さな文字もボヤけず表示できる高精細なディスプレイの恩恵ですね。
次にソファでだらけながらブラウジングができるようになったことです。
これまでは、iPhone + パソコンというスタイルだった私。iPhoneは外出先で使い、家ではパソコンを使うという生活でした。
やっぱりそれなりの調べ物をしようと思うとパソコンは優秀です。しかし、パソコンは自由な体制で使うことはできません。パソコンの前にしっかり座らなければ使えませんでした。
iPad miniはこの環境から私を開放してくれました。
ほぼiPhoneと変わらない使い勝手で、パソコン並みの使用感を与えてくれています。iPad miniはiPhoneとパソコンの間にあるちょうどよいデバイスなんです。ソファでだらけながらだろうが、ベッドに寝転びながらだろうが、どんな環境でも快適な使用感を与えてくれています。
他にもよいところはたくさんあるのですが、全部書いていくとキリがありません。
とにかく、これまで生活でデジタルデバイスを利用していたシーンが「すべてアップデートされた」ということです。
iPad mini 5はどんな人にオススメか
これです。
これが最も大事なところで、私がiPad mini 5をオススメしたい人は、
「タブレットでなんでもやりたい人」
「タブレットで何をするかわからない人」
という人です。
逆にいえば、何かしらの目的をもってタブレットを買おうと思っている人はiPad miniを買わないほうがよいです。
例えば、iPad mini 5はApple Pencilに対応しましたが、絵を書くなら画面の大きいiPad Proのほうが幸せになれます。iPad miniの画面は小さいので、十分な絵を書くのは難しいというのが私の結論です。簡単なメモ書き程度であれば問題ありませんが。
他にも先述したように、動画メインであればAmazon Fire HD 10を買うべきです。
動画の視聴に関してはFire HD 10を超えるコストパフォーマンスのタブレットは他にありません。
このように、目的がある人は、それに適したタブレットが他にあります。
iPad miniは、そういう目的がまったくない人にとっては最高のタブレットになります。
家でも使うかもしれないし、外で使うかもしれない
動画を見るかもしれないし、音楽を聞くかもしれない
ゲームをするかもしれないし、仕事をするかもしれない
SNSを使うかもしれないし、LINEで音声通話をするかもしれない
そう、iPad miniはすべての「かも」という可能性に対応する究極のタブレットなんです。
8インチで薄い筐体は、カバンの中に入れて持ち運びやすいです。
動画を見るのに小ささを感じない画面サイズと、音楽をきくには十分なスピーカー。
大画面のおかげで、ゲームは迫力があり、仕事アプリも快適に使えます。表計算ソフトの使い心地に感動しました。
SNSだってもちろんできます。iPad miniの画面でみるインスタは、iPhoneの小さな画面でみるより写真が大きくキレイにみえて快適です。
タブレットで「なんでもやりたい人」、「なにをするかわからない人」は、iPad miniを選ぶのが正解といえます。
最後に、そんな心配はないと思いますが、あえていうのであれば、Apple製品はリセールバリューが高いので、仮にiPad miniがどうしてもあなたの生活スタイルに合わなければ、早い段階でメルカリで売ってしまえば数千円のロス程度ですみます。
どうしても値段がネックになって買うのを躊躇している方は、ダメだったら売ってしまえばいい、と考えると一歩を踏み出しやすくなると思います。私もそうでした。
ひさしぶりに興奮して一気に最後まで書きなぐってきました。
やっぱり自分が心の底からいいと思った製品のことを書くのは楽しいですし、熱くなります。
iPad miniを検討中の方は、一刻も早く購入して生活をアップデートしてください。買って損しない素晴らしい端末です。
最後に余談ですが、iPad miniを買うならAppleのサイトよりもAmazonで買うのがオススメです。
AppleのサイトもAmazonも、いずれもiPad miniの本体価格は変わりませんが、Amazonで買ったらAmazonポイントが5,000円以上ついてお得にiPad miniを買えるようです。私がPrime会員だからなのか、これを書いているとき(2019年6月2日)がタイムセール期間中だからこんなにポイントがつくのかもしれませんが、iPad miniを買おうと思われている方は、ぜひAmazonもチェックしてみてください。