すっかり遅くなってしまいましたが、先日の立花さんの講演会でお知り合いになった方々とのお約束でしたので私が本ブログを書く時に気をつけていることについて書きます。
1.見直さない
私的に一番大事にしているルールがこれですね。
書いたモノを見直してしまうとアレヤコレヤと直したくなるものです。
しかしそんな小手先のことをして文章に注意したところで「情報」としての価値には大した影響はありません。
自分が発信しているものが「情報」と認識できている人は理解できると思いますが、「日記」と認識している人は書いた文章の質が自らの価値証明に直結すると思うから何度も見直してしまうんです。
毎回記事を書くたびにそんなことをしていればブログなんてやりたくなくなるほうが自然ですよね。
継続するためにはまず「見直さない」ことが大事だと思っています。
2.時間をかけない
これも前項に似たところありますが、私は早ければ5分で記事を書きますし、一部のイレギュラーを除けば30分以内に書いてしまいます。
今でこそ短時間でも大量に書けますが、初心者の方はまずは「書きたいことをすべて書く」のではなく「時間を決めて書き上げる」ことからスタートすると良いと思います。
はじめは5分で書けるものなど3行程度かもしれませんが、慣れれば10倍どころではない量を5分で書けるようになります。
毎日5分程度であれば継続することは簡単ですし、自らの書いた文章の質も「5分で書いた」と思えば及第点のハードルを下げることも容易です。
ちなみに私のブログの人気記事はこぞって私が5分程度で書いたもので、往々にして時間をかけた記事ほどアクセス数は伸びません。
私のブログ記事の大半は30分以内に書いた記事の集合体ですが、こんなブログでも月間アクセス数が50万PVに至ったわけですから安心して5分くらいで適当に書いてください(笑)。
3.綺麗な写真を使わない
これもすごく大事なことですね。
最近の記事だとこの記事の写真なんて破滅的に画質が死んでいますがコレで出すことが大事なのです。
なぜならこれも前述の文章と同じく「情報」としては良画質であろうが低画質であろうがブログ程度であればさほど価値が変わらないからです。
もちろん、商品売買の時などには真逆のことを言いますけどね、写真がすべてです(笑)。
私は一時は一眼レフを使いレンズを買い揃えるほどで綺麗な写真を撮ろうと思えばいくらでも綺麗な写真を撮影することもできますし、Photoshopなどで修正することもできます。
けれど記事を書くたびに一眼レフを引っ張り出してレンズを交換したり調光して画角を工夫する、なんてことをしていたら面倒でブログを継続するのは写真自体を見せるのが目的なブログ以外では無理でしょう。
少しテクニック論的なことをいうと、未だに「写真の良し悪し」という感性的なところまでふまえたクローラー(検索エンジンが記事を収集する自動プログラム)は存在しません。
ということは・・・なんですね(笑)。
4.真面目にならない
みなさん文章を書かれる際はワリと「起承転結」のようなものを意識して書かれる真面目な方が多いのではないでしょうか。
でも、これも前項に続き文章の「起承転結」を把握できるクローラーは未だ存在しません。
前項と合わせていいますが、そういったことはリピーター獲得には影響するかもしれませんが、私のようにブログとソーシャルメディアをリンクして個人ブランディングに結びつけたりしない人にとっては検索エンジンからの閲覧者がすべてと言って過言ではありません。
そのスタンスで普通のサラリーマンのお小遣い以上は余裕で稼げますし、なんだかんだ言ってそんなスタンスでやっているこのブログも物好きな方がいらっしゃってリピーターになってくれています。
情報とタイミングさえ合えば「今日は朝7時に起きました。近所の◯◯町で火災がありストーブが原因で住宅一棟が焼けたけど全員無事だったようです。晩御飯は焼き魚でした。」これぐらいの支離滅裂さでも十分にアクセスがあります。
我々は文豪や記者ではないのですから「文章」を書こうと真面目にならずに、「情報を出す」という観点で記事を書けば良いのです。
5.文章の書き方
とにかく文章なんてどうでも良いですし情報さえきちんとしていれば単語の羅列でも構わないので書いてきましょう。
読む方も実は文章なんてマトモに読まずに単語を拾う程度でしか読んでいないものです・・・試しに次の文章を読んでみてください。
なぜか読めてしまいますよね(笑)。
人の目は優秀というべきか曖昧というべきか言葉選びに悩みますが人間はこんなにめちゃくちゃでも大した違和感も感じずに読めてしまうわけですから気にせずに自分なりにガンガン書いていきましょう。
あとはこの理論を応用して読める範囲であえて文章を崩しつつキーワードを入れながら書くこともありますが・・・ココは経験値がものをいうところもあるので万人に向けてというわけにはいかないかもしれません。
私は「文章として正しい言葉遣いで書く」ではなく「Webとして正しい言葉遣いで書く」というところを意識しているということなんですけどね。
簡単な例をひとつあげると先日の「ヘビースモーカーだった私が簡単にタバコをやめて禁煙できたワケ」という記事のタイトルがありますが、これは文章として正しい日本語なら「ヘビースモーカーだった私が簡単にタバコをやめれたワケ」みたいな感じになりますよね。
しかしWebでは「検索される」ことを前提に書く必要があるので、「禁煙」というキーワードで検索する人も視野に入れてあえて日本語文章的な正しさより、Web的な正しさを優先しているわけです。
これを今私が自分から言わなければ、前述の研究の結果のように特にソコに違和感を感じずに見過ごされているはずなんですね。
これをタイトルだけでなく記事の随所でやっているわけですが、これをいうと「キーワードをいっぱい入れれば」という一昔前のSEO対策みたいなことと勘違いする人が出そうですが、今日ではそれをやると検索エンジンから評価を下げられます。
あくまで「スパムにならない&文章が誤解を生じない範囲」で文章を崩してでもキーワードを優先するということなんですが・・・難しいですよね(苦笑)。
私は職業病みたいなもので無意識的にコレをやるようになってしまっているので少し説明し辛いというのが本音です。
6.誤解と間違いを恐れない
日記系のブログからPVのために情報系のブログに脱皮しようとしている人にありがちなのがこの「誤解と間違い」を恐れて情報発信することに怯えてしまっているパターンですね。
確かに自分の日記を書いている分には「正しい、正しくない」はすべて自分の中だけのお話なので他者評価にさらされることはなく平穏です。
しかし当然のことながら芸能人でもなければ日記でPVを上げてお小遣い稼ぎなんてのはまず無理です。
今日どんな記事を書いても国が人種、宗教や思想が違えばまったく別の受け取り方をされますし、我々も人間である以上誤りを発信しないなんてことは逆におこがましいのです。
そんなことをいっても・・・というのであれば逆にソレを宣言すれば良いのです。
「このブログの半分は誤解と間違いでできています」といえば良いんです。私ならブログタイトル下のひと言エリアでそう宣言してしまいます。
閲覧者はそんな一文があろうがなかろうが自分にとって有用と思えば見ますし、誤解や間違いばかりと思えばリピーターにはなりません。
ただそれだけのことなのです。
7.狙って書かない、誰かのために書かない
コレは今の私自身がまさにその渦中にあり、お約束した方々の中には気を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんが、「私なりのブログの書き方について書きます」なんてお約束したことをめちゃくちゃ後悔しました。
少しPVのことでお褒めいただいたのでいい気分になりつい調子に乗って満足にできもしない約束をしてしまったんですね^^;
実は着手自体は講演会の翌日には既にはじめていたのですが、やはり一度お会いした方向けに書いたりすると少しは良いことを言わなければと思ってしまいますしできるだけ詳細な説明を・・・・と思ってしまうのが人情。つまりカッコつけてしまうんですね。
そんな感じで一週間近く日々書いていたらとんでもないボリューム感になってしまいまして。
それでもまだまだ言いたいことは収まらずkindle本での出版を視野に入れられるレベルまで発展していきました(苦笑)。
そんなこんなでこの記事自体が上記で紹介してきた書き方と真逆になるという本末転倒状態にあったので簡潔に書き直しました。こんな書き方したのもこのブログ始まって以来はじめてです。
このブログの上の画像も「綺麗な写真を使わない」で紹介したことと真逆で作る必要のない画像を作ったりしまして^^;・・・自戒の意味をこめてそのまま掲載することにしました。
やはりブログ記事は「その時、その瞬間に書きたいモノを書く」ことが一番大事です。
最後に
色々書いてきましたが結局のところひと言でまとめると、まともに人様に読ませる記事を作成しようと思うとハードルが高すぎるので、あえていい加減に書くぐらいでちょうど良いですし継続しやすいということですね。
恐らく多くの人はブログに自分を投影しすぎてしまいブログが「自分の能力証明の場、他者からの評価を受ける場」と思ってしまっているから辛いんだと思います。
そうではなくて「自分がした経験がこんなんだったんですけど役に立ちます?もう知ってる?ならいいんですけど〜」ぐらいな気持ちでやると楽にやれます
もちろん私も仕事ではまさに能力証明をしなければならないのでキチンと書きますが、ブログならばそう肩肘はらなくても結果は出ますしやはり楽にやることが大切かと。むしろ仕事でキチンと書いた文章のほうが成果を出さずに泣けます(涙)。
そうはいっても私程度がいうことだとなかなか説得力を持たないと思うのでひとつ面白い企画をすることにします。
明日、誰が見ても5分で書いたとわかる&自分でも5分で書けると思ってもらえるような記事をひとつ出します。
その記事の1ヶ月後の新規閲覧者獲得数による私のブログ理論の実証実験をしてみようかな、と。
多分、こんなに一生懸命書いたこの記事よりも遥かにアクセスを稼ぐ記事になっていると思いますよ(笑)。
というわけで今日のところはこの辺で・・・簡潔にしたといっても2時間ぐらい書いてましたよ、もう楽になりたいんです^^;