新潟県妙高市にある、日本の滝百選にも選ばれている「苗名滝」に、紅葉狩りついでに行ってきました。
苗名滝の駐車場に到着。
駐車場付近には御食事処などがあり、観光地の雰囲気があります。
平日の昼すぎということもあってか、さほど人はいませんでした。
駐車場も余裕で停めることができるほど空いていました。
駐車場から苗名滝までは500mほどあります。平地の500mだと大したことはありませんが、山道を500mなので気をつけてください。
靴もきちんとしたものでないと歩くのが厳しいぐらいの山道です。滝つぼ付近まで行こうと思うと、かなり険しい道を行かねばなりません。
苗名滝は日本の百名瀑に数えられる滝です。
この看板によれば、滝から流れ落ちる水音がかなり激しく、轟音だったために「地震滝」と呼ばれていたそうです。
駐車場からしばらく歩くと堰があり、ここから山道がはじまります。
紅葉シーズンということもあり、川べりの紅葉と川のコントラストがとても綺麗でした。
苗名滝への道中の道は苔の生した岩がゴロゴロしています。来る前に想像していたよりも本格的な山道でした。
苔の生した岩の上に足をかけてしまうと滑るので、気をつけてください。
観光地化しているときいていたので、滝までの経路も歩きやすく整備されて遊歩道みたいになっていると勝手に思っていましたが、甘かったです。
苗名滝まであと200m。
このあたりから歩いていて苗名滝が遠くに見えるようになります。
滝つぼ近くで見る苗名滝も良いですが、この距離から眺める苗名滝も、山・滝・川の絶妙なバランスの眺めで綺麗です。
写真手前の吊り橋は、川の反対側にある観瀑台へ渡るための橋です。
吊り橋からの眺め。吊り橋の上からは滝を正面に見ることができます。
東屋のある観瀑台に到着。写真を撮り忘れてしまいましたが、わりとしっかりとした観瀑台でした。
この看板によると、苗名滝の周囲の特徴的な黒い壁は「玄武岩」の岩壁なんだそうです。
観瀑台からの滝の眺め。苗名滝と周囲のバランスが良い場所でした。
再び川の反対側に戻って滝つぼ近くまで歩いていきます。
写真ではわかりにくいですが、写真右のほうが道です。観瀑台への吊り橋の場所から滝つぼまでの道はかなり険しいので、きちんとした靴を履いてこないと行くのが難しいと思います。
滝つぼが近づいてきました。滝周辺の玄武岩壁の岩肌が荘厳な雰囲気を醸し出しています。
滝つぼが一番近くで見れるところまできました。
滝つぼ周辺は、観瀑台のようにゆっくり滝をみる場所はありません。山道から滝つぼを眺める感じです。
滝つぼまでくると滝の轟音が激しく迫力があります。地震滝と呼ばれたというのも納得です。
苗名滝の動画を撮ってみました。
紅葉の美しさ、滝の水量の多さと轟音、玄武岩壁の荘厳さ、が動画だとよりわかりやすいと思います。
iPhoneで撮ったにしては綺麗に撮れましたね。
滝つぼが一番良く見える場所は狭い山道なので、いつまでも占用するわけにもいかず、しばらく滝の荘厳さを眺めて早々に戻ります。
駐車場のある場所まで戻ってきました。
苗名滝は、当初想像していたよりもずっと水量が多く轟音で「滝らしい滝を見た」という満足感がありました。紅葉の綺麗さと、玄武岩壁の荘厳さ、苗名滝の美しさと轟音、を一気に味わえる紅葉シーズンに行くのがオススメです。
わたしが行った日は、紅葉シーズンの入り口ということもあってかテレビ番組が紅葉と滝の撮影をしていました(後日特集として放送されたようです)。
妙高市には他にも「幻の大滝」と呼ばれる国土地理院の地図に載っていない滝があるそうです。こちらは映画「滝を見にいく」の舞台で周辺がロケ地にもなったそうです。機会があればそちらの滝も見てみたいですね。