箸で食べれる!カジュアルフレンチのお店で絶品フレンチを堪能「ビストロ ムッシュの店」見附市 柳橋

「フレンチ」ときくと、なんとなく敷居の高さを感じてしまう人にこそオススメ!カジュアルフレンチのお店「ビストロムッシュの店」でディナーを食べてきました!

ビストロムッシュの店は、見附市の柳橋にあります。見附駅の裏口側というとわかりやすいでしょうか。

お店の建物は小さくてカワイイ感じです。広い駐車場があるので車でも安心。

店内は二人がけのテーブル席がいくつかと、4人席?らしきテーブルがひとつ。テーブルと椅子のデザインも素敵です。

今回は、

・前菜盛り合わせ
・ズワイガニと海老のパスタ
・サーロインステーキ ジンジャーソース
・パンとライス
・デザート コーヒー

というメニューの「今月のサービス ディナー B」というコースをお願いしました。

メニューの表記も「◯◯の◯◯ソース◯◯風」みたいなよくわからないメニュー名ではなく、馴染みのある言葉ばかりだったので注文に迷うことはありませんでした。

前菜盛り合わせ。「盛り合わせ」なのがポイント。

これが出てきたときに同行者が「これがひとり分ですか!?」と思わず店員さんにきいてしまったほどボリューム感のある前菜です。

お皿にはそっと箸が添えられていました。フレンチだからといって肩肘張らず気取らない配慮が嬉しいです。

生ハムのサラダ。塩気のきいた生ハムと野菜が美味しいサラダです。

生ハムの塩気がワインを誘いますが、この日は車だったのでアルコールを飲めなかったのが残念。

小エビと新鮮野菜のマリネ。玉ねぎとエビ、紫キャベツの彩りがよく見た目も鮮やかなマリネです。

じゃがいものスープ。まろやかな後味が美味しいスープでした。

つぶ貝のエスカルゴ風。「エスカルゴ風」なところがポイント。

日本人はエスカルゴ=カタツムリに抵抗のある人が多いですからね。

つぶ貝のエスカルゴ風を食べた後は、残り汁をパンにつけていただきます。

ここまででまだ前菜。盛り合わせとはいえ、ワインを飲んでいたらこの一皿だけでも十分満足できそうです。

ズワイガニと海老のパスタ。パンが添えられているのはソースを最後まで愉しんで欲しいということなのでしょう。

個人的にはこのパスタが美味しくて感動モノだったんです。

これまでの人生でパスタ、スパゲッティはたくさん食べてきましたが、このスパゲッティの茹で加減というか麺の柔らかさが絶妙なんです。

口に運ぶと茹ですぎ?と思うぐらいの柔らかさを感じますが、噛むとしっかりとした歯ごたえがあるのです。これが本当のアルデンテなのだろうかと。

アルデンテ(イタリア語:al dente)とは、スパゲッティなどのパスタを茹でるとき「歯ごたえが残る」という茹で上がり状態の目安とされる表現。

麺が完全に茹で上がらずに麺の中心が髪の毛の細さ程度の芯を残して茹であげることをいう。
芯を残して茹で上げるのは、茹で水の塩分が麺に完全に入らない分辛くならず、ソースも麺に入りやすくなり美味しさが増すからである。
アルデンテ – Wikipedia

まさにこの記述そのもの。

どうやらこのパスタは、アルデンテだったうえにさらにその中でもわたし好みの硬さだったのだと思います。

サーロインステーキ ジンジャーソース。日本語でいえば生姜焼きですね。このお肉にはライス(白ご飯)を付けてくれます。

箸で食べていたということもあり、気分はさながら生姜焼き定食のようでした。

食後はコーヒーでリラックス。

個人的にコース料理で出されるコーヒーの味にも、お店の個性を感じられるので注目しているのですが、このお店のコーヒーは濃くて苦味が強めでした。

デザートはチーズケーキと、柚子のシャーベット、そして果物の盛り合わせでした。

このチーズケーキが本当に美味しかったです。どことなくプリンを感じさせる味わいで面白いチーズケーキでした。

シャーベットは柚子とマンゴーの二種類をいただいたのですが、どちらもフルーツの風味が鼻孔を突く爽やかなデザートでした。

ちなみに「シャーベット」は、フレンチだと「ソルベ」というほうが正しいのかな。

イギリスでは、アメリカのシャーベットに近い氷菓をフランス語からの借用語を用いsorbet(ソルベ)と呼ぶが、発音はむしろ英語風になるため「ソーベイ」に近い。
シャーベット – Wikipedia


今回食べた中では特にズワイガニと海老のパスタに感動しましたが、どの料理も本当に美味しくて一気にお店のファンになってしまいました。随所に感じられる気取らない姿勢や配慮も嬉しいですね。

気軽にフレンチを愉しみたい人にぜひオススメのお店です。