武士、忍者、花魁、町人、芝居。
江戸時代の町並みや風俗を再現したテーマパーク「EDO WONDERLAND 日光江戸村」に行ってきました。
EDO WONDERLAND 日光江戸村
EDO WONDERLAND 日光江戸村は、栃木県日光市にあるテーマパーク。
江戸時代にタイムスリップしたような感覚で楽しむことができる施設です。
園内はスタッフの衣装や喋り言葉にいたるまで、あらゆるものが江戸時代。
多様な体験アトラクションや芝居見物をすることができ、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しむことができます。
町並みに彩りをそえるコスプレ
橋のむこうから歩いてくるのは……新選組!
倒幕派なら逃げ出したくなるシチュエーションです。
日光江戸村で目をひくのが、スタッフや来園客のコスプレ。
忍者、侍、町人など、江戸時代の人物になりきって園内を楽しむことができます。
コスプレをする人は少ないと思いきや、多くの来園客がコスプレしていたのは意外でした。
コスプレは本人のテンションが上がるだけでなく、町並みの彩りとなって他の来園客をも楽しませてくれる素晴らしい趣向です。
この日はテレビか何かの撮影をしていたようで、本格的なコスプレの撮影隊を見かけました。
日光江戸村の貸衣装ではなく、自前のコスプレの方も多かったです。何かイベントだったのかな。
見応えのある芝居見物
日光江戸村では芝居小屋で多彩なショーが上演されています。
こちらは水芸。
いたるところから水が吹き出す不思議な演出を楽しめます。
前列にいると水が飛んでくるので、濡れたくない場合は後列にいたほうがよろしいかと。
大忍者劇場では、スピード感あふれる忍者ショーを見ることができます。
役者さんたちの演じる殺陣はキレがよく迫力満点です。
艶やかな着物に身を包んだ花魁と、観客から選ばれたお殿様が繰り広げる「お大尽遊び」。
写真では伝わりにくいのですが、かなり笑えるお芝居です。
ぜひご覧になることをオススメします。
芝居小屋に入場する際は「白い紙」が一人ひとりに手渡されます。
これはお芝居が終わったあとに「おひねり」を入れるためのもの。
お芝居が楽しめたら、お金を包んでステージに向かって投げましょう。
入園時間はお早めに
お芝居をすべて見たい方は、日光江戸村に早めに入園してください。
あまり遅い時間からだと、お芝居をすべて見ることができなくなります。
私はお昼ぐらいに入園してしまったので、いくつかお芝居を見落としてしまいました。残念。
見て体験して楽しむ
日光江戸村には見て楽しんだり、体験して楽しむことができるアトラクションが沢山あります。
こちらは弓道体験だったかな。
体験は入場料とは別に料金がかかるものがあります。ご注意を。
おばけ屋敷のような地獄寺。
それなりに怖いので小さなお子さんは要注意。
地獄寺ではこの人に要注意。
ビックリして心臓が止まるかと思いました。
実際に入って写真を撮ったりできる牢屋。
優遇されると何が変わるんでしょうね。牢屋に入って優遇というのも不思議な気が。
日光江戸村の最奥では、罪人の処刑方法を再現したトラウマレベルの展示が、あなたを待ち受けています。
その精巧さたるや、一切の手加減なし。
よくこの展示にOKが出たな、と思わず感心するレベルの完成度です。
写真は晒し首の様子。あまりにもリアルな展示だったので写真にモザイクをかけておきました。
子供や気の弱い人は、この展示エリアにお気をつけください。
江戸の文化や技術を伝える博物館「江戸生活文化伝承館 Modern Edo-tech Museum」。
展示デザインの美しさが印象的な施設でした。
内容は完全に大人向け。子供には難しいと思います。
格言を頼りに出口を探す「忍者からくり格言迷路」。
難易度が高く簡単には出口に辿り着けません。
忍者からくり格言迷路は、単なる迷路ではありません。
総当たりでルートを試しても出口には辿り着けない仕組みになっています。
思わぬところが隠し通路になっているので、根気よく諦めずに探し続けましょう。
そして個人的にオススメしていいものか悩ましい「忍者怪怪亭」。
忍者怪怪亭は目の錯覚を利用したアトラクションで、傾斜に建てられた建物内に、目の錯覚を起こすように障害物が配置されています。
平衡感覚が狂ってまっすぐ歩けなくなり、思わず笑ってしまいます。
とても楽しいアトラクションでつい長居してしまった結果、忍者怪怪亭を出た後は気持ち悪さがしばらく消えず大変でした。
フラフラするような熱っぽい症状が1時間ぐらい続き、風邪をひいたような感じに。
人によると思うので一概にはいえませんが、忍者怪怪亭の長居にはご注意ください。
食事は余裕をもって
にゃんまげのクッキーが添えられた「にゃんまげソフト」。
いちごのかかった「花魁ソフト」。
氷の入った冷たい甘酒。
日光江戸村で口にしたのはアイスと甘酒だけでした。
日光江戸村内に食事処はいくつかあるのですが、いずれもかなりの混みようで待ち時間なしに入ることができません。
ご飯待ちをしていると、何かしらのショーを見逃してしまう恐れがあるため、並ぶことが躊躇われます。
曜日や時間帯にもよると思いますが、ご飯を食べるなら待つ覚悟が必要かもしれません。
はじめて日光江戸村を訪れましたが、江戸の風情が随所に感じられる楽しいテーマパークでした。
日光江戸村は、体験、アトラクション、資料館、お芝居、などなど、色んな楽しみ方ができる施設なので、幅広い年齢層の方が楽しめると思います。
今回は土曜日ということもあり、人がかなり多かったです。
土日はアトラクションや食事、体験などは待ち時間があると思ったほうがよろしいかと。
体験モノは一日の体験数に上限があるのか、遅い時間に行ったら終わっていたところもありました。
やりたい体験があるのであれば、できるだけ早い時間に行くようにしてください。
日光江戸村の攻略には「時間」が重要な要素です。
できるだけ早い時間に入園し、ショーの時間を把握した上で効率的に体験やアトラクションをめぐり、隙をみてご飯を食べる。
日光江戸村を遊びつくそうと思ったら、それくらいの時間管理をしたほうが良いですね。
私はお昼ぐらいに入園したため、日光江戸村の半分くらいしかアトラクションや体験を回ることができませんでした。
遅い時間に入園してショーを見ようと思ったら、他を諦めるしかなくなってしまいます。
最後に繰り返しになりますが、処刑場や忍者怪怪亭にはくれぐれもお気をつけください。