AirDropでMacからiPhoneへファイル送信した時のアプリ一覧に、アプリ名が表示されない場合の対処方法

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Macからrar形式のファイルをAirDropでiPhoneに送信する際に発生した問題の解決方法です。

まず最初に結論をいってしまうと、この現象は送り先のMac側でrar形式のファイルが「不明なファイル」として扱われているときに発生するようです。

私の場合の症状を順をおって説明しますと、まずMacからAirDropを使ってrar形式のファイルをiPhoneに送信しました。

AirDropで画像を送信すると上画像のように「AirDrop このアプリケーションで開く…」という表示の、受け入れ先のアプリを選択する画面が表示されますが、このアプリ一覧に自分がrar形式のファイルを開きたいアプリの名前が表示されていませんでした。

そこで色々とiPhoneの設定や、受け入れ先アプリの設定を調べてみたのですが、AirDropのファイル送信後の表示に影響するような設定項目はまったく見当たりませんでした。

本体を再起動したり、アプリを入れ直してみたのですが、それでも解決には至らず。

そこでふと思い出したのが、私はつい最近MacのOSを最新のSierraにクリーンインストールしたということ。

MacはOSのデフォルト状態ではrar形式のファイルは不明なファイルとして扱われ、ダブルクリックなどしても解凍されたりはしません。zip形式の圧縮ファイルはデフォルトで認識されるのですが。

そこでrar形式のファイルをMacで圧縮解凍できるようにする「The Unarchiver」というアプリをAppStoreからダウンロードしてMacにインストールし、Mac側でrar形式のファイルが認識できるようにしてからiPhoneにAirDropでrar形式のファイルを送信してみました。

するとコレが大当たり。AirDrop送信後の受け入れ先アプリの選択の画面に、rar形式のファイルを開きたいと思っていたiPhoneアプリの名前が表示されるようになりました。




どうやらAirDropを使う際は、受信側で送信されてきたファイルの情報を解析するのではなく、送信側でこれから送信するファイルについての情報を送る仕様になっているようです。

同じ症状でお悩みの方の参考になれば幸いです。