1万円以内で購入できるプログラミング学習用のミニパソコン「Raspberry Pi」を試してみました!
今回購入したのは「Raspberry Pi3 Model B ボード&ケースセット (Element14版, Clear)-Physical Computing Lab」というラズパイ本体と、「Raspberry Pi スターターパック (Pi3用Standard)」という電源やHDMIケーブルなどのケーブル類のパック。
両方合わせても10,000円くらいでした。
本体はタバコの箱と同じぐらいの大きさ。
スターターパックの内容は、
・Pi3 用 電源セット(5V,2.5A)
・Pi2/Pi3 対応 Raspbian OS プリインストール済 16GB SDカード
・モニター用HDMIケーブル
・リトラクタブルLANケーブル
以上、4つのケーブルやカードが同梱されています。
今回は本体色をクリアー(透明)を選びましたが、他に黒、青、緑、赤、白などがあります。
USBポートが4つもあります。
USBポートは1つだけで外付けハブを接続する仕様にすればさらに小型化できそうですけどね。
HDMIやイヤホンジャックなどの出力系。
こちらはスターターパックの内容一覧。
今回購入したRaspberry Pi3 Model BはWifiが使えるので、LANケーブルは不要でしたし、よくみたら他のケーブルやカードも保有しているものばかり。これらをセットから外してもう少し安く購入できると良いんですけどね。
電源を挿すと起動する仕組みです。
驚くほどアッサリ起動してラズベリアン(Raspbian OS)の初期画面が表示されました。
実は最初にSDカードを挿し忘れて起動をミスりました。SDカードは記録用途ではなくOSデータなので挿さなければ起動しません。
というわけで思いの外、簡単に起動しました。
Raspbian OSは、初期状態ででプログラミングの概念学習ソフトScratchやPython、プログラミング学習用のマインクラフトなどがプリインストールされています。
Scratchでマイクラを操作したり、Pythonでマイクラ内のオブジェクトをプログラミングすることなどができるそうです。
ただ、プリインストールされているScratchが2系ではなく、1系なんです。
Raspbian OSをアップデートしたらScratchもバージョンが上がるかなー、と思ってOSアップデートをしたところ・・・起動しなくなりました。
起動時のチェック画面で「failure」と表示されていたので、アップデート時になんらかの不具合が起こって起動できなくなってしまったようです。
やむなくSDカードに最新OSを入れて自前でアップデートするというとても面倒な作業をするハメに。
苦労の末、最新のRaspbian OSの起動に成功してScratchのバージョンを確認したところ・・・結局1系でした。
これから購入される方は、その点に注意して購入してください。私が調べたところではScratch2をインストールすることはできるようですが、マイクラなどと連携させることは難しいようです。
結論としては、Scratchについては残念な結果でしたが、それ以外は普通に使えますし、ブラウザでネット閲覧もできます。
ディスプレイはテレビに接続することで代用できますし、家にキーボードやマウスのある方は、本当に1万円ぐらいでWifi搭載のパソコンが入手できますので、お子さんの学習用パソコンとして購入を検討してみてはいかがでしょうか。