「運動しないと」
毎年この春先になると、冬太りした自分の体を見てそう思います。冬になると屋外活動が極端に経るデスクワーカーにとって、春先のダイエットは宿命なのでしょう。
これまで、ランニングやウォーキング、エアロバイクなどのエクササイズ器具による運動不足解消を試してきました。
いずれも一定の効果は見られたものの、何かのキッカケでやらなくなると面倒になりそのまま放置してしまいます。継続は本当に難しい。おかげでエクササイズ器具を使ったダイエットには懐疑的になってしまいました。
「どうにか継続できるエクササイズ法はないものか」
そう思って今年新たに試してみることにしたのが「ステッパー」。足踏みするだけで使えるというシンプルなエクササイズ器具です。
早速、Amazonでレビューの高かったステッパーを買って試してみました。
東急スポーツオアシス フィットネスクラブがつくったツイストステッパー SP-100
今回購入したのは、「東急スポーツオアシス フィットネスクラブがつくったツイストステッパー SP-100」という長い商品名が特徴的なステッパー。
「ツイスト」という言葉が示すように、腰のひねり運動もできるのが、このステッパーの特徴。
乗る方向を変えると、鍛えられる部位が変わります。
今回購入したのは黒いモデルですが、他に色はグリーン、ピンク、ブルーがあります。
なぜか黒(プレミアムブラック)だけは他より二千円くらい高いです。性能はまったく変わらないんですけどね。
開封したばかりなのに踏み台に白い粉のようなものが・・・検品時に付着してしまったのでしょうか。
ステッパーの中心には、時間・回数・カロリー・累計回数を示す液晶パネルがあります。
ちなみに回数は、回数は 左脚と右足を踏み込んで1回という計算。つまり「200歩して100回」と計算されます。
上画像は開封したばかりに撮影したものですが、累計回数がカウントされています。
工場での検品作業時によるものか、あるいは輸送時に反応してしまっていたのか。
本商品にはマットが付属します。マットときくと衝撃を吸収してくれるものを連想すると思いますが、実際は単なる合皮のシートでした。あくまでステッパーで床を傷つけない目的のものですね。
衝撃吸収を目的とするなら、別にマットを買う必要があります。
使い方・やり方
使い方はとっても簡単。上にのって足踏みするだけのお手軽さ。
負荷の調整などは一切なく、シンプルに上にのって上下運動するだけです。
油圧式なので冬は乗り始めが硬く感じられますが、使っているうちに柔らかくなってきます。
説明書ではスニーカーを履いて乗っていますが、私はスリッパや素足のままで使っています。
感想・レビュー
まず結論からいってしまうと、ステッパーは「継続がすごく楽」です。
エアロバイクも家でエクササイズできて気軽に使えますが、跨るだけでも人は億劫さを感じるもの。
ステッパーは、立ったついでにスリッパのまま乗って運動できるのが本当によいところ。生活動線上に配置すると運動するまでの億劫さを感じないのでオススメです。
Amazonのレビューを見ていたら、歯磨きしながら乗っている、という人もいました。
スタンディングデスクと組み合わせれば仕事しながら運動ができます。こういう「ながら運動」が簡単にできるのがよいところです。
何かを習慣にしたいのであれば、その行動を行うまでの敷居を徹底的に低くする、といいますが、おそらくエクササイズ器具でこれより敷居の低いものはないと思います。ちょっとしたスキマ時間を活用して運動できるので、運動を簡単に習慣づけることができます。
屋外をウォーキングする気持ちよさはありませんが、天候に左右されないので継続が簡単なのが本当によいです。
このステッパーの特徴である「ひねり運動」は、単に脚だけを鍛えるのでなく、全身運動になっている気がします。
このステッパーは可動域が広く負荷が大きいので、ステッパーの上で常にバランスを取らなければならず、それゆえに全身のいろんな筋肉が同時に使われている感覚です。特に腹筋や腰回りには影響があるようで、一ヶ月ぐらいの使用でお腹がヘコんできたような。
ステッパーの負荷は「階段を一段とばしで歩く」くらいの重さです。決して軽くはありません。
なので、このステッパーとウォーキングを同じ時間やるのであれば、このステッパーのほうが効率よく鍛えられることは間違いありません。
ちなみに上位版の「プレミアムツイストエアロステッパー」だと、ツイストせずに上下運動だけをすることもできるそうです。個人的にはツイストしたほうがお得感があったので、こちらを選びました。
10分も使うとかなり疲れます。連続使用時間は1時間だそうですが、これを30分やるのは相当厳しいです。ダイエット目的の方は脂肪が燃えだすといわれている20分を目安にやるべきですが、20分もやると滝のような汗がでてきます。
微妙なところとしては、踏み込んで踏み台とストッパー部分が触れると「コツン」という音がします。
思いっきり踏み込まずに中空状態で使い続ければ無音に近い状態で使えますが、脚が疲れてゆうことをきかなくなると触れることが増えます。
それなりの音量になるので、賃貸物件の二階以上に住む人は注意しなければなりません。
音が気にならない環境の人にとっては、もっとも楽に簡単に運動習慣を継続できる方法になると思います。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。