いよいよWordPress5.0が提供開始になりました。
今回のアップデートで多くの人が戸惑うのが、編集画面のエディタがこれまでとは違うデザインになってしまったこと。
新しい編集画面になることで、これまで使っていた便利な編集用プラグインなども使えなくなってしまいます。
そんな厄介な新しいエディタから、WordPress4系までの古いエディタに戻す方法について書いてみたいと思います。
アップデート直後に旧エディタへの案内
これはWordPress5系にアップデートした直後の画面ですが、よく見てみると、
というリンクが。このリンクをふむと、
実はこんな画面に飛んで、WordPress4系のエディタを使い続ける方法についての案内が表示されます。
画面に書かれている文章は以下の通りです。
「親しみのあるクラシックエディターを使い続けたいですか ? ご心配なく ! WordPress による Classic Editor プラグインのサポートは、2021年まで続きます。
Classic Editor プラグインは、以前の WordPress エディターと投稿編集画面をリストアします。これにより、拡張があるプラグイン、古いスタイルのメタボックスの追加など、以前のエディターに依存したものを使い続けることが出来ます。インストールするには、プラグインページを訪問し「Classic Editor」の隣りにある「今すぐインストール」ボタンをクリックします。プラグインのインストールが終わったら「有効化」をクリックします。たったこれだけです !
アシスティブ・テクノロジーを利用中の方へ: ブロックエディターで、編集にユーザビリティの問題が発生した場合、クラシックエディターの利用を継続することをおすすめします。」
2021年、つまり3年後まではWordPress公式が提供している「Classic Editor プラグイン」を使うことで、旧エディターを使い続けることができるということです。公式が提供するプラグインというのは安心感がありますね。
Classic Editor の インストール
というわけでさっそく、WordPressにClassic Editorプラグインをインストールします。
プラグイン → 新規追加 → 右上の検索窓に「Classic Editor」と入力。
すると画像のようにClassic Editorが表示されるので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストール後は「有効化」をクリックしてプラグインを有効化します。
たったこれだけの手順で、
管理画面が元にもどりましたー!
Classic Editor の 設定
ここまでの手順だけでもWordPressのエディタを旧エディタに戻すことはできていますが、管理画面の投稿一覧をみると、以前は「編集」と表示されていたところが、「ブロックエディター|Classic Editor」という表示になってしまっています。
記事タイトルの最後にも「Classic Editor」と表示されてしまっていますね。
Classic Editor プラグインを使うと、実は旧いエディタ(Classic Editor)に戻すだけでなく、新しいエディタ(ブロックエディター)も選択できるようになります。というかなってしまいます。
これで困るのがお客さん案件。
私たちにとっては小さな変更でも、お客さんにとっては謎のメニューが表示されるのは恐怖を感じてしまうものです。
でもご安心を。
Classic Editor プラグインをインストールすると、管理画面の「設定 → 投稿設定」の中に、エディタについての選択メニューが表示されます。
ポイントは「ユーザーにエディターの切り替えを許可します」という項目が「はい」になっていますが、これを、
「いいえ」にします。すると、
完全にWordPress4系までの投稿一覧に戻すことができました。
これで謎の表示に怯えるお客様からお電話をいただくこともなくなります。
とりあえず、この方法で以前のような記事編集を行うことができますが、Classic Editorプラグインのサポートは2021年まで。
いつかは新エディタのブロックエディターに対応しなければならない点に注意が必要です。