良くも悪くも「普通」という言葉が似合うオーディオインターフェース Steinberg UR22

ひどいタイトルですが、1年くらい使ってその感想が妥当としか言いようのないオーディオインターフェイスなんです・・・。

梱包物一覧。

本体をフロントから。

インプットとアウトプットの音量バランスを調整しながら出力のボリュームコントロールできるのが便利です。

背面。

スピーカーなどと本体の接続は楽器の接続などで多用されるシールドを使って接続します。

総合点で「普通」

私はコレを使う以前はWindowsでONKYOが発売した「SE-200PCI LTD」という名サウンドカードを使ってPCオーディオを楽しんでいました。

なのでSE-200PCI LTDとの比較になってしまいますが本機をはじめて使った時は「音がこもってる;;」のひと言でした・・・。

そもそも私は本格的にMacに作業環境を移したのが一年くらい前で、Windowsでしか使えないSE-200PCI LTDとは泣く泣くお別れして本機を購入したんですね。

で、そこから一年経っても正直なところこの「こもっている感」には慣れません。

24bit/192kHz対応なのでハイレゾ目的で買う方もいらっしゃるかもしれませんが、その目的で買うには危険すぎるというのが本音です。

もちろんスピーカーや音源との相性もあるので全ての人にこの感想が当てはまるとは言い切れませんが・・・。

ただ、値段からすれば分相応という気がしますし、救いとしてはヘッドホンやイヤホンをMac直挿しで聴くよりは本機を通すだけで幾分はマシな音にしてくれることと、MacにUSB一本で繋いで使える手軽さとヘッドホンを挿しっぱなしの状態でスピーカーが鳴らせるようになりハブ的に使えるところは良い点です。

このサイズ感でファンタム電源なども備えていますしコンデンサーマイクなども使えてワリと一台でなんでもやれてしまう使い勝手の良さはありますね。

恐らく本機は「出力」というよりは「入力」に比重をおいて開発されたのではないかと推察します。

フロントには使い勝手の良さそうなインプット端子が二つ並び、各ボリュームバランスや音源を鳴らしながらの入力バランス調整などもできるようになっています。

今流行のニコ生とかに使うには値段からしても手頃で使い勝手が良いのかもしれませんね。

ただ、音楽を「聴く」ことを目的として買うのであれば私は本機以外を検討されたほうが良いのかもしれない、と思います。


ちょっとこの価格帯の機種に対して厳しいことを言い過ぎてしまったかもしれませんが、価格やスペックなどをふまえて本機を包括的に判断すると、出力のマイナス面を入力側の使い勝手の良さが補ってかつこの値段、であれば「普通」です(笑)。