「なんか冷房の効きが悪いような?」
いよいよ夏の到来を迎え、エアコンの冷房を使う季節になりました。
ところが我が家のエアコンは、冷房の調子が良くありません。設定温度のわりには涼しい風が出てこないんですね。
不思議なことに夕方までは冷房は効いているんです。ところが夕方になると冷房の効きが極端に悪くなる。これはいったいどうして? と思って調べてみると、どうやら原因は室外機にあったようです。
どうやら夕方になるとエアコンの室外機に直射日光が当たるようになり、太陽熱によって室外機の温度が上昇している様子。それで冷房の効きが悪くなっていた、というわけです。
ではどのようにして室外機を太陽熱から守ればいいのか。
調べてみると方法はたくさんありましたが、どの方法も「風」の心配がありそうなものばかり。屋外に設置されている室外機の対策は風との戦いです。
なんとか手軽にできる対策はないものか。さらに調べてみたところ、室外機の天板に貼るだけで室外機の温度上昇を抑えるという魔法のようなうたい文句のシールを発見。値段も1,000円ちょっととリーズナブル。正直、シール程度の対策で効き目があるとは思えませんでしたが、安いしとりあえず試してみるか、という軽い気持ちで購入してみました。
結果、エアコンの冷房の効きが劇的に改善されました。
エアコン室外機の遮熱シール
試してみたのはAmazonで売っている「エアコン室外機の遮熱シール」という商品。
中身はA4サイズくらいの薄いシールが4枚。
見た目は普通のシール。しかし、「特殊反射子」というものが使われた遮光塗料が塗られているそう。その塗料が直射日光を反射して室外機の温度上昇を防ぐ、というわけです。
室外機の上に遮熱シールを並べてみたところ。
一般的なサイズのエアコン室外機であれば、4枚でちょうど天板を覆えるようです。
とりあえず室外機に貼ってみることに。
汚れているとシールの粘着力が落ちるので、室外機の天板を掃除してきれいにします。
室外機の端から順番に貼り付けていきます。
貼り付ける段階ではじめて気がつきました。このシール、粘着力がかなりすごい。一度貼ったら二度と剥がせないのではないかと疑うレベル。
これなら雨が降ろうが雪が積もろうが、オールシーズン貼りっぱなしでまったく問題ないでしょう。数年経っても剥がれそうにありません。
施工完了。室外機の上を遮光シールで覆うことができました。
室外機の天板はボコボコしていますが、遮熱シールに伸縮性があるので溝や文字の部分もきれいに貼ることができます。
気泡が入ってしまいましたが問題なし。普段、目にふれるものではありませんし、この気泡が原因でシールが剥がれてくるようなことは絶対ありえない! といえる粘着力で接着されています。
ビフォー(施工前)。
アフター(施工後)。
作業時間は掃除の時間も含めて10分くらい。非常にお手軽です。
というわけで、室外機に遮熱シールを貼って、いざ夕方になってみたら………劇的にエアコンの効きが改善しました! 正直、これにはビックリ。
もちろん、効果がないようなものを売るわけがないのですが、こんなにお手軽な対策でここまで劇的にエアコンの冷房の効きが改善がするとは思えなくて。ここまで冷房効率が良くなると、電気代も安く抑えられるのではなかろうか、と。
逆にメーカーは、なぜこの遮熱対策を天板に施してからエアコンを販売しないのか不思議です。こんなに低予算でここまで効きが変わるならデフォルトで貼っておいたほうが良いと思うんですけどね。
エアコンの冷房が効かなくてお困りの方は、安くて手軽に試せるので遮熱シールを室外機に貼ってみてはいかがでしょうか。