たまにはWeb屋らしい記事も書いてみようかと。
上の画像はもはや懐かしい旧ブログのデザイン。ブログ名を変更したのでそこだけモザイクがかけてあります。
今どきのWPブログデザインって「デザイン」で一括りにできるほど単純ではなく考えるべきことが多すぎますよね・・・。
モバイル、PC共通で使えるデザイン(設計)
こういうとすぐに思いつくのがレスポンシブデザインですが、利用環境によってサイト構成が変更されてしまうのはユーザにとって良いことだろうか?と個人的に疑問に思うのでスルー。
やたらとCSSや画像サイズなどに気を使ったりしなければならないなど管理コストもかかってしまいますしね。
「最適化」の解釈によって意見の分かれるところだと思うのですが、私はブログという性質上、単純な閲覧者の利便性追求だけでなく提供者たる書き手の日々の利便性も追求した結果、「固定レイアウト」で勝負することにしました。
iPhone5での見た目
nexus7での見た目
PC(1980×1080)での見た目
いずれのデバイスで見た場合にもファーストビューで直近記事の見出しと画像と抜粋がでるようになっています。
アイキャッチ画像(投稿サムネイル)を設定しなくても良いデザイン
これは私がFlickrのユーザだからというのもあるのですが、アイキャッチ画像を設定してアーカイブ一覧などに個別に画像表示を行わなくても良いデザインにしました。
単純にWordPressのmoreを使用して最初の画像&一文と以降を分けて、アーカイブページでの画像&概要表示を実現しているのですが、わざわざアイキャッチ画像を設定しなくて良いのは面倒くさがりな私にとっては最高です。
画像の1枚ですらWPのあるサーバーに上げて無駄に画像サイズなどを生成したくない!という人は結構いると思います(笑)。
アーカイブページのデザインに拘りたい人にはオススメできませんが、管理コストをいかに小さくするかは良質なコンテンツの次に大事なWordPress開発のテーマだと個人的には思っています。
デバイスに関わらず見やすいフォントサイズ
これは若干まだ研究の余地がある気はしています。
現在の本文サイズは16pxなのですが、iPhoneの小さな画面だともう少しサイズが欲しいのが本音です。nexus7やパソコンだとちょうど良いんですけどね。
最初はもっとフォントサイズは大きかったのですが、大きすぎてパソコンで見辛くなってしまったのでこのフォントサイズに落ち着きました。
様々な事情を加味した結果、固定レイアウトでマルチデバイスならフォントサイズは16pxぐらいがちょうど良い!との結論に個人的には達しました。
モバイルからでも使いやすいサイト機能
スマホでも「次へ」「前へ」が押しやすいようにかなり大きく領域を取ってあります。
アーカイブページなどではAjaxなどで自動読み込みのモノもありますが、上限のあるスマホなどのユーザの使用環境を想定するとユーザの意思に関わらず再読み込みというのはいかがなものかと思いこれもスルー。ページ番号でのリンクもスマホでは押せるサイズは難しいので却下。現状のスタイルに落ち着きました。
個別ページの前後リンクもタイトルが出ているのはPVや見てもらってナンボのアフィメインのブログでは有効ですが、私のようにゆるくやっている人間には不要と悟り思い切ってアイコンのみのデザインとしました。
ただ、いずれ個別ページのフッターに「関連記事リンク」などを作ってタイトル無し前後リンクを補完しても良いかなーとは思っています。
フッターの「カテゴリ」や「アーカイブ」が小さいのは仕様です。
それらを見たい人は既に本ブログになんらかの興味を抱いてくれた人なので画面拡大ぐらいの手間なら許してくれるはずです(笑)。
そしてブログを書き続けるための個人最適化「日付デザイン」
ここが今回のブログリニューアルで一番気を使ったところです。
万人に共通するわけではなく、私個人の最適化であり、これこそ「デザイン」の真髄であると思っているところです。
一番上の前ブログの画像を見ていただくとわかるように、以前はよくあるブログと同じでタイトルが大きく日付は小さかったんです。
この仕様はタイトルに目が集中するので記事を求めてやってきた閲覧者には良いのですが、書き手である私は良質なコンテンツを書くことを強要されているような気がして好きになれなかったんです。結果、更新頻度も下がってしまい本末転倒な結果に・・・。
そこで今回は記事そのものよりも「その日」に集中することで「何が書かれているか」というコンテンツの色を薄くして強迫観念を払拭したいと考えました。
以前より日付の領域を大きくし、日付に年月日はもちろん、曜日や六曜(暦注)を表示することでより「その日」を重視するデザインに変更しました。
おかげで以前よりは書きやすくなりました。これは私に最適なデザインだったと思います。
誰もがアフィリエイト収入を得たいプロブロガーというわけではありませんから、コンテンツ至上のブログデザインよりも、「自分最適」のブログデザインを見つけ出すのもブログを続ける秘訣なのではないでしょうか。
お客さんの案件ですと、上記のような表のデザインだけで終わらず最適なカスタムフィールドなどを使った管理画面デザインもあるわけで、考えることが多すぎるなー、と。
バージョンを経るごとに使いやすくなるどころか様々な機能が追加されてカスタムする余地が増えていくような気が・・・。
「WordPressデザイン」ほど幅広い意味を持ってタチの悪い言葉も珍しいですよね。これが結論で良いのだろうか(笑)。
結局、「ブログのリニューアルで気をつけた今どきのWordPressブログデザイン」、ではなく「ブログのリニューアルで気をつけたい今どきのWordPressブログデザイン」になってしまいました。