2、30年ぶりぐらいに長野県長野市の善光寺に行ってきました。
この日は平日ということもあり参拝者は少なめ。
のんびり周辺を散策することができました。
参道脇のお店で野沢菜の「おやき」をいただくことに。
見た目よりボリュームがあってひとつ食べたらお腹いっぱいになりました。
善光寺の最初の門「仁王門」。
阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の二体の仁王像が参拝者を迎えます。
阿形。
吽形。
善光寺の仁王像の配置は通常とは逆なのだそうです。
仁王像の前のたくさんの草鞋(わらじ)。
かつては無事に善光寺に着いた御礼として奉納され、現在は健脚を祈願して奉納されているそうです。
大きく立派な山門(三門)。
国宝「善光寺」本堂。
本堂前の大香炉。
無病息災、病気平癒の効能があるとのこと。香炉から出てくる煙を悪いところに浴びると良くなるそうです。
とりあえず頭にあびてみたのは私だけではないはず。
本堂は撮影することができないので写真はここまで。
本堂の地下には「お戒壇めぐり(胎内めぐり)」という真っ暗な通路を壁伝いに歩いて出口を目指す場所があります。
予備知識なしで行きましたが、暗闇を手探りでひたすら進む恐ろしさに戦慄しました。その恐怖たるや、途中で引き返そうかと思ったほどです。
一切の光はなく目を見開いても何もみえません。真っ暗闇の中、曲がり角や上り下りの勾配のある道に方向感覚を失いながらも手探りで進み、ようやく出口の光が見えたと
きの安堵感はすごいものがあります。
日常生活で体験することのない漆黒の暗闇は、普段は意識することのない光の有り難さや目が見えることの有り難さを実感させてくれました。
有料ですが他でなかなか体験できないことですので、善光寺に訪れた際はお戒壇めぐりをしてみてはいかがでしょうか。