気がつけば2008年に購入して以来、6年間もこのヘッドホンを愛用しています。
澄んだクリアな音色が気に入っていて他のヘッドホンを使ってもすぐにSONY MDR-7506に戻ってきてしまいます。
「澄んだクリアな」と言っても高尚すぎないのが本製品の良いところ。
高額なヘッドホンの澄んだ音色は時として耳に刺さる音になってしまうことがありますが、本製品はそんなことが起こらないギリギリのところで本当に私にフィットしてくれる音を聴かせてくれています。
作業中は一日中ヘッドホンをつけて作業していることが多いですが、他のヘッドホンにくらべて長時間使用しても耳が痛くなりにくいのが素晴らしいところです。
MDR-7506の大きな特徴がこのカールコード!
兄弟機とよくいわれる同じSONYのヘッドホンMDR-CD900STとの外見上での大きな違いがコレです。
絡まらないのは良いところなのですが、コードがぶら下がってしまい頭で重さを感じてしまうことがあります。
個人的にはカールコードじゃないほうが良かったかな、と思います。
このイヤーパッドが良いところでもあり悪いところでもある点です。
良いところとしては頭に装着した時に耳にやさしい感じがするということ。
柔らかい質感なので耳の形状に合わせてくれてフワッと包む感じになってくれるんです。
高額なヘッドホンになればなるほどパッドに耳が合わせなくてはなる気がしますが、このヘッドホンのイヤーパッドは耳に合わせてくれる感じです。
悪いところとしては、そんな優しい素材でできているせいか、数年使うとイヤーパッドの黒い表面部分がボロボロと剥がれ落ちてきます。
これが結構シャレにならなくて、剥がれ落ちた破片が耳についたまま外出してしまったりします。
人に指摘されるとかなり恥ずかしい・・・。
耳に付着した破片を自分で発見するのは人体構造上難しいのです・・・。
なので、そんな酷い状態になる前に交換するために私はイヤーパッドの交換用パッドを数年前に買いだめしてあります。
一時期、なぜかネットから姿を消してしまったことがあり、その時の教訓で買いだめしました。
このヘッドホンを購入される方は将来パッドを交換することを覚悟する必要があります。
このMDR-7506のもうひとつの特徴がコンパクトに折りたたんで持ち運べるということ。
コンパクト?というと言い過ぎかもしれませんが、カバンに入れて持ち運べるので一時期これを家とオフィスの両方で持ち運んで使っていたことがありました。
ヘッドレストの「STUDIO MONITOR」が表すとおり、このヘッドホンはモニター系の音なので曲調によっては中域~低域の不足を感じることがあります。
これまでの経験でいうとこの辺はトレードオフの関係にあり、逆に中域~低域がしっかりしたモノ(次記事のMDR-1RBTなど)は他がマイナスだったりするので好みの問題なのでしょう。
モニター系の音が好きな人にはオススメのヘッドホンです。
とにかく交換用パッドを買うのをお忘れないように(笑)。