今回はガジェットポーチ「PeakDesign テクポーチ」のレビュー記事です。PeakDesign テクポーチを選んだ理由や、実際に買って使ってみた感想、「1/3の価格で買える代替品」の情報などをお伝えします。
PeakDesign テクポーチは買って損しない最高のガジェットポーチです。価格が高くて悩みましたが、PeakDesignらしい素晴らしい品質で所有欲が満たされました。
ただ、正直に言えば「代替品でも良かったかなぁ」と、ちょっと後悔しています。テクポーチと代替品、3倍の価格差はやはり大きいな、と。
PeakDesign テクポーチが気になっている方は、ぜひご覧になってみてください。
PeakDesign テクポーチ
仕様・スペック
製品名 | PeakDesign ピークデザイン テクポーチ |
---|---|
サイズ | 15 × 24 × 10cm |
重さ | 288g |
容量 | 2L |
カラー | ブラック、セージ、ミッドナイト、ボーン、チャコール |
購入 | Amazon / 楽天 |
公式HP | Tech Pouch | Peak Design Official Site |
PeakDesignの商品ははPeakDesign公式HPで購入するのが一番安く買えてお得です。
今日現在、テクポーチはAmazonで9,000円で販売されていますが、
PeakDesign公式HPでは7,019円で買えます(※為替で変動します)。
国内で買うより商品の到着に時間がかかりますが、少しでも安くテクポーチを買いたい方はPeakDesign公式HPで買うのがおすすめです。
開封・同梱品・特徴
テクポーチの重さは175g。
テクポーチの仕様表には「重量:288g」と掲載されていますが、どうやら商品パッケージの重量で表示されているようです。
テクポーチ最大の特徴は、ポケットの数の多さ。大小あわせて20以上のポケットがあります。
テクポーチはファスナーを開けると自立します。モノを頻繁に出し入れするときに助かる仕様です。
ファスナーは止水仕様。防水対策は万全ですが、ダブルジッパーでなくシングルジッパーなのが少し残念。
SDカードや予備バッテリーを入れるポケット。
個人的にテクポーチでもっとも感動したのがコレ。中央の仕切りに設けられたポケットの仕様です。やわらかくてフニャフニャな素材感。レンズを拭くときに使うマイクロファイバークロスのような質感です。
私はフィルターを「裸のままで」このポケットに収納しています。
おかげでフィルターの脱着がかなり高速化されました。ケースからフィルターを出し入れしていた頃にはもう戻れません。
この柔らかいポケットは中仕切りに合計4つあります。
メイン収納とは別に、前面にジッパー付きのサブ収納があります。私はスマホや車の鍵などを入れることが多いです。
テクポーチにはたくさんの持ち手があります。上面、底面、側面。おそらく荷物が詰め込まれた旅行カバンの中からでもピックアップしやすいように、という配慮なのでしょう。よく考えられています。
ストラップを取り付けるためのリング。テクポーチはストラップを通せばガジェットポーチからショルダータイプのカメラバッグに早変わりします。
PeakDesign テクポーチ のレビュー
買った理由・選んだ理由
私がテクポーチを買った理由は、ある旅行の大失敗にあります。
その旅行では長野県の山奥に出かけました。夜になると星空がとても綺麗で。あたりに光害となる街灯りは一切ありません。月もない夜。星をキレイに撮るための条件がすべてそろっていた夜でした。
これは星を撮らずにはいられない! 喜び勇んで撮影準備をはじめたところで気がつきました。ソフトフィルター持ってきてない……。もともと星空を撮るつもりではなかったので、フィルターにまで気が回っていませんでした。
無いものは仕方ありません。その日は泣く泣く ソフトフィルター無しで星空を撮りました。
そして旅行から帰ってきて荷物を片付けていたときのこと。
「ソフトフィルター、カメラバッグに入ってたわ……」
これ、あるあるだと思うんです。以前にも「予備バッテリー忘れた!」と思って撮影をやめて帰ってきたら、ちゃんとカメラバッグの中に入っていた、ということもありました。
これはカメラバッグのポケットに、小物類をすべて詰め込むのが原因です。
旅行ともなるとアレもコレもと欲張って入れてしまうものですから、カメラバッグの中が大渋滞。結果、持ってきたことすらわからなくなるという本末転倒な状態。
これはいかんなぁ、ということで、小物類を収納しておけるガジェットポーチを探すことにしました。
PeakDesign テクポーチを選んだ理由は3つ。
ひとつ目はポケットや仕切りの数が多かったこと。
やはりポケットや仕切りの数が多いと分類整理がしやすいです。パッと見で持ち物全体が見渡せます。いざ使いたいときに一瞬でモノにアクセスするために、ポケットと仕切りの多さは重要です。
2つ目は容量の多さです。
写真で見ると小さく見えがちですが、テクポーチは2Lの容量があります。
2Lの容量があるガジェットポーチって珍しいんですよね。手持ちのカメラアクセサリをすべて入れて管理したかったので、容量が多いのは大歓迎でした。
3つ目の理由は、PeakDesignの製品だったこと。
PeakDesignは「カメラ用品のApple」と言われるだけあり、写真を撮る人のためによく考えられたアイテムばかりです。知らないメーカーの商品を買って安物の銭失いになるよりは、最初から信頼がおけるメーカーの商品を買ったほうが良いだろう、と考えました。
使ってみた感想
さすがPeakDesign。品質は最高で、所有欲が満たされました。
何を持っているのかを見失うことがなく、使いたいときに使いたいモノにすぐにアクセスできる。よく考えられた機能性に惚れ惚れさせられています。
2Lの容量のおかげで手持ちの小物をすべて収納できました。ポーチとして持ち運ぶだけでなく、普段からカメラ用品の置き場として活躍してくれています。
テクポーチはレンズ用ケースとしても使えます。小さめのレンズなら2つくらい余裕で入ります。
大きめのレンズだと一本が限界です。
「テクポーチはカメラバッグとしても使えるだろうか?」
テクポーチを買うときに、そんなことを考えていました。その答えは、
YES。
テクポーチには「レンズを付けたままのフルサイズカメラ」が入ります。正確には「”レンズフードを付けSEL55F18Z”を装着したままのSONY α7C」がそのまま入る、ということです。テクポーチはカメラバッグとしても十分使えます。
ただし、容量の大きさは人によってはデメリットになりそうです。
バッグinバッグとして使うには、テクポーチのサイズは大き過ぎます。カバンに入れるとパンパンになってしまい、他のモノがあまり入れられなくなります。バッグinバッグとして使うなら、ほかのガジェットポーチを選んだほうが良いかもしれません。
もうひとつのデメリットは価格です。ピークデザイン用品は2022年2月に一斉値上げされ、テクポーチは実売9,000円くらいに値上がりしてしまいました。
いくら品質が良いからといって、ガジェットポーチにここまで出せるかどうかは悩ましいところです。カメラ本体やレンズを入れるためではなく、カメラ用の小物を入れるためだけにこの金額を出すのは勇気がいります。
代替品:Inateck ガジェットポーチ
実はテクポーチを買うときに、ギリギリまで悩んでいたInateckというメーカーのガジェットポーチがありました。
デザインや収納はほぼテクポーチのパクリのような仕様です。しかしテクポーチよりも容量が大きく、テクポーチには入らないNintendo Switchなども収納できます。この商品のAmazonレビューを見ると高評価が多く、代替品でも良かったのかなぁ、と思います。テクポーチの1/3の価格で買えるのは魅力的です。
まとめ:PeakDesignが好きな人にオススメ
小物の分類整理だけが目的であれば、代替品で十分な気がします。
テクポーチを買うべき人はやはりPeakDesignが好きな人です。信仰心が試されています、お布施と考えて思い切って買ってしまいましょう。代替品でも良かったとは思うものの、テクポーチの高い品質には満足しています。
テクポーチを買うか、代替品を買うか。よく考えて後悔しない選択をしてください。