ピークデザインのトラベルダッフル 35Lを買いました。
これまで旅行カバンにはTHE NORTH FACEのバックパック(写真左)を使っていたのですが、バックパックは荷物の出し入れが面倒&開口部が狭くて荷物が見渡せないのが不便で。
大容量で使い勝手の良いバッグないかなー、と思って探していたところ、普段からお世話になっているカメラ用品メーカーの「Peak Design」からダッフルバッグが販売されているのを発見。購入に至った、というわけです。
実際に購入してみてわかったのですが、ピークデザインのトラベルダッフルは単なる「旅行用カバン」などではありません。その機能性により人生の様々なイベントに対応してくれる柔軟性と、日常生活で活躍してくれる便利さがあるバッグです。24時間365日使うことができます。
今回は購入に至るまでに調べたこと、実際に使ってみてわかったこと、THE NORTH FACEのダッフルバッグとの比較などを、まとめて書き残しておこうと思います。
ピークデザイン トラベルダッフル 35L の基本情報
製品名 | Peak Design Travel Duffel |
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サイズ | H34.5×W56-61×D26cm |
重量 | 900g |
容量 | 35L |
カラー | ブラック、セージ |
価格 | ¥19,800(税込) |
購入 | Amazon / 楽天 |
メーカーHP | Travel Duffel 35L Peak Design Official Site |
代理店HP | peak design(ピークデザイン) トラベルライン 銀一株式会社 |
ピークデザイン トラベルダッフル 35L にできること
大容量でたくさんの荷物が入る
一番大事なのはやはりコレですよね。安心してください、ピークデザインのトラベルダッフル35Lの収納力は半端ないです。
普段、私がカメラ用品を保管するドライボックスとして使っているアスベルのキッチンボックス。
カメラ用ドライボックスのおすすめ「アスベル キッチンボックスNF50 ウィル」
この中にはカメラボディひとつと、レンズが7本、ストロボ2つが入っています。このドライボックスが、
すっぽりトラベルダッフルの中に入ります。ちょうどぴったりサイズ。最高すぎます。
いざ機材を持ち出す機会があれば、ドライボックスをそのままトラベルダッフルの中に放り込んで持ち運べるという楽さ。
三脚を2つ入れてもまだまだ容量に余裕があります。服などを入れれば泊りがけの旅行にこのままいけますね。
旅行中はカメラ機材の湿度管理に苦労したりしますが、このシステムだったら心配ないでしょう、なんせドライボックスをそのまま持ち歩いているのですから笑
実はピークデザインのトラベルダッフルには65Lという上位サイズがあります。購入前はどちらを買ったらいいものか、と悩みましたが、35Lでこのサイズ感ということは……もし65Lを買っていたらと思うとゾッとします。
収納用品として使える
ちょっと妙な使い方になりますが、個人的に感動しているポイントなので早めにお伝えします。ピークデザインのトラベルダッフルは、日常生活で収納として使えるんですね。
バックパックは開口部が小さいので収納として使うには不便ですが、開口部が大きなダッフルバッグは、収納に求められる機能性を備えています。
私はシーズンオフの服をまとめて収納しています。コートなどの大物以外はすべて収納することができました。35Lの収納力は偉大です。
ほかのダッフルバッグなどでも同様の使い方はできると思いますが、ピークデザインのトラベルダッフルは見た目が良いので、日常生活で目に触れてもやかましくないのが良いところ。黒一色で余計な装飾がないため、まったく気になりません。いざ使うときは、その上質なデザインに触れる喜びがあります。
買う前には想像もしていませんでしたが、収納として使えるのは私にとって大きな発見であり、なぜもっと早くバックパックから買い換えなかったのかと後悔しています。ピークデザインのトラベルダッフルは、旅行だけでなく日常生活でも活躍してくれる一石二鳥のバッグです。
持ち手やショルダーベルトの取り外しができる
これがピークデザインのトラベルダッフルの最大の特徴です。ピークデザインのトラベルダッフルは、持ち手やショルダーベルトを取り外すことができます。
ほかメーカーのトラベルバッグを使ったことのある人ならわかると思いますが、ダッフルバッグって持ち手やショルダーベルトがバッグからピョンピョン飛び出て邪魔くさいですよね。見た目がやかましくなりがちで、個人的には好ましくないなぁ、と感じていました。
ところがピークデザインの持ち手やショルダーベルトは取り外しができます。必要なときに取り付けて、不要になったら外す。先述した日常の収納として使う場合は、持ち手もショルダーベルトも外してしまえば、デザインの良いブラックの収納ケースに早変わり。本当に便利です。
バックパック(リュック)として背負える
ピークデザインのダッフルバッグは、持ち手の取り付け位置を変えることでダッフルバッグからバックパック(リュック)へと姿を変えます。
購入前に調べていたときに「バックパックとして使うのは微妙」という人がいましたが、私は全然アリだと感じています。
おそらく微妙とおっしゃっていた方は、きっと「普段使いのバックパック」という文脈でおっしゃっていたんだと思います。
けれど、私のように年に一回あるかないかの登山に備えてバックパックを所有していた人間にとっては、このピークデザインのダッフルバッグの機能で十分です。
ただ、まだ実際に使ってみたわけではないので、いざ背負って山を歩くと不満点などはあるのかもしれません。しかしそこはPeak Design。メーカー名が示すように、山やアウトドアシーンを知り尽くしたメーカーが、そんな下手なモノは販売しないだろう、と信頼しています。
飛行機の機内に持ち込める
これは今のところ私の経験談ではないのですが、ピークデザインのトラベルダッフルは、飛行機の機内にギリギリ持ち込めるサイズなのだそうです。
座席の下にスポッと入る絶妙なサイズなのだそうで、飛行機に乗って移動する際には重宝するのではないでしょうか。
ピークデザイン トラベルダッフル 35L にできないこと
カメラバッグではない
これは勘違いする人もきっと多いですよね。ピークデザインから販売されたバッグ。そういえば、デフォルトでカメラ用品に対応していると思われるのもムリはありません。
しかし、ピークデザイン トラベルダッフルはカメラバッグではありません。なのでカメラ用品などを保護するクッション性などは皆無と考えたほうがいいです。
表面はゴムっぽい素材でできており、止水ファスナーが採用されていますので防水・耐水性はそれなりに期待できます。しかし大切なカメラ用品を水から守ることはできても、衝撃から護ることはできません。
もし、ピークデザイン トラベルダッフルをカメラバッグとして使いたい場合は、Peak Designから販売されている「カメラキューブ」がオススメです。
カメラキューブはバッグの中に入れて使うインナーバッグで、カメラ用品を整理し、衝撃から機材を守ってくれます。
先述したドライボックスをそのまま入れて持ち運ぶ方法は、移動距離が少なければ問題ありませんが、長距離を歩いたりする際は、ボックスの中で機材が擦れるのが気になります。それなりの移動や衝撃が想定される場合はカメラキューブを使うのが正解だと思います。私も購入を検討しています。
小さくして収納できない
これはTHE NORTH FACEのダッフルバッグと比較してわかったことなのですが、THE NORTH FACEのダッフルバッグは小さく収納できます。
この機能性が便利なのは、スーツケースに入れて持ち運び、必要に応じて使うような利用シーンですね。海外旅行で行きは収納して帰りはお土産を入れて使うような使い方、というとわかりやすいでしょうか。
先述したようにピークデザインのトラベルダッフルは普段は収納として活躍しますから、小さくして本体を収納する必要はありませんが、こういう使い方をするのであれば、ちょっと不向きかもしれません。
汚れがつきやすい
これは「できないこと」ではないのですが、少し気になったのでお知らせしておきます。Peak Designのダッフルバッグは汚れがつきやすく目立ちやすいです。
たった一度、外に持ち出しただけでこうなりました。
トラベルダッフルだけに限らず、以前購入したPeak Designのカメラバッグ「エブリデイスリング」もそうでしたが、Peak Design製品の黒は、つや消しでゴムっぽい質感でカッコイイのですが、汚れがつきやすく目立つのが難点です。
以上、ピークデザインのトラベルダッフルのレビューを私なりに書いてみました。
個人的には収納に使えるという発見がとても大きかったです。
もし旅行のためだけにバックパックを所有してしまっている人は、買い替えを検討するだけの価値があります。年に数回の機会のためにバックパックを所有するよりも、普段は収納としても使えるダッフルバッグに買い替えて、1年365日使い続けるほうが賢いですよね。本当、もっと早く知りたかったです。
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