マイナス思考な時に役立つ知識が満載!マイナス思考からすぐに抜け出す 9つの習慣

ネガティブな思考に陥りがちな人は、ぜひ実践したい「マイナス思考からすぐに抜け出す」ための方法を紹介した本を読んでみました。

マイナス思考から抜け出すための9つの習慣

・等身大の自分を受け入れる
・相手を変えず見方を変える
・徹底的に具体化する
・さまざまな視点から眺める
・できることに集中する
・運命を引き受ける
・完璧主義をやめる
・プラスの側面を見る
・「今」に集中して生きる

著者はマイナス思考から抜け出すためには上記の9つの思考習慣が必要であるといいます。

本書はこれら9つの思考習慣を各項目ごとに具体的に解説していくカタチで構成されています。

「差」ではなく「違い」

 他人と比較したら「違い」ととらえてみる たとえば、飲み会で幹事として場を盛り上げるのが上手な人がいたとします。自分にはとても同じことはできないなと「差」を感じてしまいそうですが、全員が盛り上げ役である必要はありません。盛り上げる人も、みんなに気遣いをして飲み物を注文してあげる配慮のある人も、同じぐらい素敵なのです。

「差」と「違い」。あなたはどちらで捉えているでしょうか。

「差」というのは序列を前提とした捉え方です。優劣があると感じているから「差」と捉えてしまうんですね。

「違い」というのはフラットな捉え方です。社会は皆でこの「違い」を持ち寄って相互補完することによってより良き未来を目指すものです。

反対に「差」と捉える人たちが集まってしまったり、「違い」を許容できない人が集まるとテロ集団のような反社会勢力の存在につながるわけですね。

人生は成功と成長しかない

「人生には成功と成長しかない」 これは人気講演家で起業家でもある福島正伸先生の言葉です。 福島先生曰く、やり続ければいつか成功する、失敗から学べばそれは成長している。だから、人生には成功と成長しかないのだというのです。確かにその通りです。

これは至言です。そもそも「結果」には成功と成長しかないはずなのです。

なのに成長に至る過程である「失敗」で諦めて途中でやめてしまう人が多いんですよね。

こういう人は逆に「いつ自分が成長するのか」と問うてみると良いかもしれませんね。その結果、自分の行動を伴わないところで成長を実感しているようであれば考えを改める必要があるのではないでしょうか。

人は比較することで知る

人は物事を単体では判断できず、何かと比較して理解します。分かりやすい例を挙げると、平和を知るには戦争を想像する、本当の愛を知るには裏切りを、生きることには死を、健康は病気を見せられて真の理解に達します。人の脳は常に何かと比較して解釈しているのです。

先述のような「差」と「違い」の話になると、「そもそも比較しなければいい」というアプローチをオススメする本は多いですよね。

しかし本書の著者のいうように、人は物事を判断するには他の何かとの相対的な比較によって理解するものです。

ゆえに「そもそも比較するな」というアプローチは根本的な解決法としては不完全なのです。

比較することを安易に避けるのではなく、比較において良き判断力を持って物事を見る力を身に付けたいものです。

中途半端でも製品

マイクロソフトのWindowsはPCのOSのスタンダードになっていますが、開発の発想がとても画期的です。

誤解を恐れずに言うと「不完全なまま出荷しユーザーが使用して発生した不具合に逐次対応しながら最適なシステムを作り上げる」という発想です。 この背景には、多様なアプリケーションやドライバーとの相性を出荷前にすべてチェックしようとすると膨大なコストがかかるうえに、時間もかかるという事情があります。発生する不具合にエンジニアが即座に対応し続けることでOSは徐々に最適なものになっていくのです。

様々なところで「完璧主義」の悪影響については論じられ解決へのアプローチが試みられていますが、中でもこの本の例はわかりやすくて完璧主義の人に効き目がありそうなので引用しておきます。

つまりWindowsほどの製品でも完璧な状態でリリースされるのではなく、リリース後のお客さんの「クレーム」に対処することで完成を目指しているのです。

なのに我々は何かを始める前は「いかにクレームがこないようにするか」という防衛策を必死に考えてしまうのです。しかし悲しいかな、想像の中のお客さんのクレームと、実際のクレームには大きな隔たりがあるものです。

もし百歩譲って目指すべき完璧主義があるとしたら、「クレームをもらわない」ではなく「クレーム発生時に完璧に対処する」ということです。

でもやっぱり完璧主義に陥らないのが一番ですけどね。


個人的には「マイナス思考な人」というのは世におらず、「マイナス思考な時」というのが人間誰しもあるのだと思っています。その時その時の状況や環境で決定されるものなのかな、と。

本書はそんな「マイナス思考」に陥ってしまった時にできるだけ素早く状況を脱するための知識について書かれています。

よく「マイナス思考」に陥って自己嫌悪でさらにマイナスを増幅させないために、ぜひ一読して思考コントロールのための知識を身につけてはいかがでしょうか。

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