論点を意識すれば雑多な文章が整然とする – 伝わる・揺さぶる!文章を書く

良き文章を書くコツを紹介した本なので、本書の感想を書くというのは必然的にハードルが高くなってしまいますね(笑)。

これまでしっかりと文章の書き方について学んだことはなかったのですが、本書を挟んで過去と未来で文章が変わる実感が得られるほど気付きに溢れた良書でした。

インターネット社会になり筆を取る機会は減りましたが個人が文章を書く機会はSNSの台頭などにより逆に増えてきています。
ビジネスにせよ、プライベートにせよ、誤解なく自らの意図を相手に伝える文章は当然ですし、たった一文の出来次第でビジネスの成果が左右するようなこともあります。

しかしながら私達が義務教育課程での国語で学習するのは「読解力」中心であり、文章作成、つまり作文の技術はそこまで重要視されていなかったように思います。
当時の時代背景を考えてみれば社会人であっても文章を書く必要があるのは一部の知的労働者ぐらいで、その他の人は業務日報ぐらいしか書く機会がなかったわけですから納得できますね。

本書はこういった事情の元に書かれていた感情的であり惰性的な文章に秩序を与え、自らの意図をしっかり読み手に伝え行動してもらうための文章作成ノウハウ集です。

良き文章を書くためのそもそも論的な文章の書き方と考え方についてや、具体的な事例を紹介し対応するテンプレートなどが掲載されています。

文章術というよりは思考整理術に近い印象を受けました。
「書く」の前段階の「思考整理」こそが文章の明暗を分けているということが、わかっているようでわかっていないんですよね。


個人的に素晴らしい収穫だったのは「論点」の観点を文章作成作業に導入するということ。

俗にいう「なぜ、何のために」に似ていると思いましたが、それらを文章作成という目的により合致する概念として落とし込んだものが、書き手と読み手を繋ぐ「論点」なのだと思います。
「なぜ、何のために」を考える時は他者の存在をあまり意識しませんが、「論点」となるとそこにしっかり相手を意識できますね。

実際、これを意識するだけでも文章は書きやすくなったように感じます。怖くてこの記事の論点を発表するような真似はできませんが(笑)。

余談ですが、これまでのブログ執筆経験をふまえて逃げ道を用意しておきますが、あまり文章の書き方を意識すると更新難易度があがり更新しなくなるので、日常の記録的なブログではあまりコレを意識しないことが継続のコツだったりします。良き文章よりも更新があるほうが遥かに大切です。

一読するだけでほとんどの文章がピリッと別モノに変わること間違いなし!
一生役に立つ知識だと思いますのでぜひ皆さんにもオススメします。

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