まずは信じてやってみよう! – 非常識な成功法則【新装版】

非常識な成功法則【新装版】

神田昌典さんの本の中でも一番わかりやすい成功のために必要なことが語られた本でした。

これまでも神田昌典さんの本は数冊読んだことがありましたが、どちらかといえばマーケティング手法や、それを中心とした成功を語ったものが多かったので、今回のように純粋に「成功」というものにフォーカスしたのは神田さんの本では初めてだったかもしれません。

神田さんは成功するために必要はことはたったひとつといいます。それは「目標を紙に書くだけ」といいます。

この「目標を紙に書け」を本書ではじめて見たという人はいないと思います。
成功法則を取り扱った本では必ずといっても良いぐらい言われていることですよね。

ところがあなたはこれを実践したことがあるでしょうか?

私も同じで、これまで何度も目にしたこの「目標を紙に書く」を一度たりとも実践したことが無かったのです。

なぜ?と問われれば困ってしまいますが、おそらくあまりに単純すぎてオカルトの域を出ないと鼻で笑っていたからだと思います。

人は不思議なもので、あまりに簡単な行動や安値で手に入るものに関して価値を感じにくいものです。

なので、この「目標を紙に書く」という義務教育で文字を覚えたらすぐにでもできることをやることを拒否してしまっていたんですね。

ここからは少し私の解釈になりますが、本書で説明されている「目標を紙に書くことで潜在意識に〜」というのもそうなのかもしれませんが、こういった曖昧で根拠に乏しいモノにいかに真剣に向き合ってみることができるかどうか、その姿勢こそが必要なのかもしれないと思えました。

誰だって「目標を紙に書くだけで成功できる」なんていわれたら懐疑的になるのは当然。

しかし、リスクやコストを考えてみればこの行動を行うリスクもコストもほぼゼロ。そしてこれを語るのはいつも成功した人達なのです。

成功した人達の言葉の重み > (行動するリスク + 行動するコスト)

こう考えればやってみないほうが頭がおかしいとすら思えます。
そう、これまでの私も大半の人もそんな簡単な計算すらできずに否定し、成功しないと嘆いてしまっていたのです。

確かにこんな考え方ができないようでは成功できないのも頷けるというものです。

以降、本書で気がついたことをメモしていきます。

目標を紙に書いて、繰り返し見よう!

これはここまで書いてきた内容の繰り返しになりますが、とにかく騙されてみることにしましょう。

語弊はあるかもしれませんが、例え騙されていたとしてもほんの僅かな時間とコストを引き換えにするだけです。

これ以降に読む成功本に「目標を紙に書こう」と書かれていた時に、懐疑的な気分や曖昧にならずにすむだけでも価値があると感じます。

ありとあらゆる成功本を横断的に横串をさせるとしたら確かにこの「目標を書いて眺める」であると、今日いえるくらいは私も成功本を読んできたのかな、と。

私にとってはいよいよこれを試すだけの根拠としての情報量の蓄積があったということなのかもしれませんが、できればこんなことはさっさと一冊目で試せるようにありたかったですね。

やりたくないこと、を書き出す

これは他の成功本では目にしたことのない新しいメソッドでした。

神田さんは、「やりたいこと、というのは世間体などもからんで、たいていの人は自分がやりたいことを勘違いしている。やりたくないにもかかわらず、やりたいと思い込んでいるのだ」といいます。

実は今現在でもこれについても私は懐疑的、というぐらい疑り深いのが私の性根なのです(苦笑)。

が、少し心当たりのあることとして、「自分がやりたい!」と思っているのか「自分がやらなければならない!」なのかがわからなくなる時は確かにあるな、と。

「やりたいこと」の中に無意識に「やりたくない」ことが入っているから達成できないのであり、それを防ぐためにまずはこのプロセスで「やりたいこと」の中に「やりたくないこと」が含まれないようにするわけです。

神田さんはこのプロセスを経ることで余計なフィルタを排除して、真に自分がやりたいこと、目標を見出すことが可能になるので、まずはこのプロセスから取り掛かることを勧められています。

自分のミッションを明確にする

本書のタイトルが「非常識な成功法則」であることに違和感をおぼえるほどありふれた考え方ですね(笑)。

しかしこれまでこの「ミッション」の重要性を説く本を読みましたが、具体的にミッションの決め方について書かれているモノが少ない、もしくは抽象的で難しかった気がするのです。

本書では極めて簡単にミッションの見出し方について触れられており、

・自分の命があと半年しかなかったら、いったい、何をやらなければならないのか?

・その半年の間に、お金を一銭ももらえなくてもやるべきことは何か?

このふたつの問いに答えることで明確になるといいます。

気をつけたいのは「やるべき」であり「やりたい」ではないということ。

自分が「やりたい」と思っていることのなかから「やるべき」を見出すのではなく、これまでの人生経験などを振り返り、そこに発生した感情などを元に判断するわけです。

ここが目標とミッションの大きな違い、ということに今書いていて気がつきました。

すなわち、目標とは「やりたい」という願望であり、ミッションとはその願望達成のために差し出す対価として課す義務(やるべき)のことなのだと思います。

事業や会社のミッションも大切ですが、個人レベルでもミッションを持つことが大切と再認識できました。

自分のセルフイメージ(肩書き)を作ってみよう

目標やミッションが定まったら、それらを楽々おこなっていく「肩書き」を作っていくことが大切といいます。

例えば私が、年収一千万円の目標をたて、それを実現するためにWebを使って人を幸せにするサービスを作る、に定めたとします。

その場合は「スーパーウェブサービスクリエイター」や「ウェブサービスエキスパート」となるでしょうか。

神田さんはその場合にできるだけ「スーパー」や「エキスパート」などの楽々仕事をこなせそうな肩書きを自らに与えることが大事といいます。

毎回で申し訳なくなってきますが、正直なところまた懐疑的に思うところもありますが、やはりこれもリスクもコストもかからぬことですのでまずは試してみることですよね。

成功者 と 自分 の違いを認識する

これは目から鱗というかだったのですが、「世の中に役立つことをすればお金は後からついてくる」や「ワクワクすることをやっていれば成功する」をいかに言い訳にしてしまっているか。

本書にて神田さんはこれらは間違っていないが、あくまでこれは成功者の理屈であり、成功する前の凡人はこれらを根拠に行動してはいけないといいます。

実は私にとっては本書にて一番ガツンときたのはココなのです。

正直、最近は自分が行っている事業が「世の中に本当に役立つのか」「自分は今、ワクワクしているのか」がよくわからなくなっており、そんな状態にどこか罪悪感にも似た感情を感じ足を止めていました。

けれどこの一節をみて、ゆくゆく考えてみれば私自身がどこかの成功者が記した成功本に基づき、半ば強迫的にビジネスや事業とは「世の中の役立つこと、ワクワクすること」でなければならないと必要以上に感じていたのが原因と知りました。

成功者の方は、成功本を記すタイミングに至って事業とは「世の中の役立つこと、ワクワクすること」と認識できるようになった、ということではないでしょうか。

つまりビジネスの当初からそういった感覚を抱きながらきたのではなく、長い時間をかけて自らのビジネスを「世の中の役立つこと、ワクワクすること」に微調整を加えて改善しながら育てあげ、ついに本を書くタイミングになって気がつけば事業はそう言い切れるまでに成長していた、と。

こう考えたらスーッと心が軽くなれた気がします。
考えてみれば最初から世の中に役立つといえるほうがおかしい。他者の評価にもとづいてこその「世の役に立つ」でしょうし、自分のことすらよくわからぬ我々がこれまた最初から自らがワクワクし続けられるビジョンを描けるというのも腑に落ちない話です。

むしろ「世の中の役立つこと、ワクワクすること」に事業や自分自身を調整、調律していく、と考えたほうが納得できますよね。

今必ずしも「世の中の役立つこと、ワクワクすること」になっていないからといって悲観したり、またそれを始める根拠や辞める根拠にしてはいけません。
そこへ事業と自らを調整、調律してくように今後は努めていきたいものです。


本書では「よくいわれているがこれまで懐疑的に捉えてなんとなくそのままにしてきたこと」と向き合う必要性を説かれた気がしました。

繰り返しになりますが、やってみてもリスクもコストもかからないということを認識して、まずは試してみるところからはじめたいと思います。

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